波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

ニテクル

2021年03月22日 | 日記・エッセイ・コラム

わいらしい童話の主人公の名前でなく、韓国産の野菜とか南アフリカ沖の深海に生息する珍しい貝とかではない。波風氏とママヨさんが似てきたと言う意味。隣家の奥さんからとか波風氏の妹、確か読書会でも言われた。本人たちは全然その意識がないようだが、四六時中一緒にいれば、ものごとの考え方や言葉の選び方も似てきて当然だ。二人並ぶイラストも顔を一緒にしたってそれなりにおさまる気がする。
この話を書くと、ご夫婦と飼っている犬が三匹とも、いや三人ともそっくりで玄関から辞して噴き出したことを思い出す。ちなみに犬種はバクだったな。

 

近な知り合いを思い浮かべると、なるほど似ている人たちが多い。けたたましく騒がしいとか笑いのツボが同じとか表現が似ているのもあるが、顔つきや眼差しも前より似てきた気がする。一見似ていなくても何かの拍子に、「やっぱりご夫婦だな、価値観が同じだ」と思うこともある。波風さんらもそう見られているわけだが本人たちにその意識は弱い。
夫婦がともに穏やかで気持ちの良い人なら心も表情も素敵になるはずでそれが似ているのなら実に良いことだ。結局、もとになるそれぞれの人に良いところがあってそれが似てくればいいんだね。そうなりたいものだ。親と子の関係みたいだ。


せっせとウドン打ち、天ぷらうどん、カレーうどんで食べる。何となく「定年後はうどん屋やります」とホラ吹いたのが始まりだが、人生は面白い  村山由香さんの『約束』読み『ダブルフアンタジー』読み始める。消費的読書に陥りそうなら即閉じる化粧について考える機会あった・・・男もすなり化ける術

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WILD WOX №15/起こしちゃってごめんね

2021年03月19日 | 【協力】Wild foxギャラリ




暖かな陽射しの中で昼寝していたキツネ。
シャッター音に気づき、「邪魔するなよ!」という顔をして、再び寝てしまった。

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ダウンも残り少し

2021年03月17日 | 図工・調理

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言葉のケイコ【七拾漆】

2021年03月16日 | 【保管】言葉のケイコ


逢沢りくはなぜ泣いた?

風先生に借りた漫画、ほしよりこさんの『逢沢りく』を読む。独特の絵と、手書きのセリフ。これは読む人を選ぶだろうなぁとも思う。物語の主人公は、大人びた女子中学生「逢沢りく」。周囲が涙を求めているとき、または自分の利益になるとき自由に泣くことができる。『逢沢りく』は涙で始まり、涙で終わる。その、最初と最後の涙がどう違うのか。最後に彼女はなぜ泣いたのか。あなたはそれを理解してあげられるような大人なのですかと突きつけられたような感覚になる。たった十数年生きただけの逢沢りく。まだ中学生。大人(特に母親)がこうして欲しいと思うように動き、だがそのせいで持て余される。遠ざけられる。そうしてりくは親元から離れて親戚の元での生活を余儀なくされる。その、大阪での生活が彼女に何をもたらしたのか。これはただの彼女の成長物語ではない。これを読むべきは大人で、成長しなくてはならないのは大人の方だ。ケイコは胸が痛い。これからもっともっと「逢沢りく」のような子どもは増えていくかもしれないと感じるからなおさらに。

「同じ分だけ考えても表はぱあ~と感情を出せんのと出せへんのとあるんやろねぇ人にはそれぞれ」「せやな 感情を溜め込むつらさも大したもんやと思うで」大阪でりくを預かった夫婦の会話だ。ケイコはここで一気に涙が溢れてきた。真に「逢沢りく」に向き合わないと出てこない言葉に感動し、打ちのめされた。ケイコよ泣いている場合ではない。大人として、しっかりしろ。


【波風氏談】このブログでも話題にしたマンガ。波風氏はケイコさんのように感情豊かに接近できなかったが、あまりの下手さ加減に読むのを止めようかなという最初の思いが、読み進めるうちに薄れこの内容はこの絵柄でなければ表現できないなと洗脳された(笑)。りくに共感できる人は人知れず優しく傷つきやすく何かに堪えてる人、かもしれない。

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第25回『ほんのおつきあい』全記録

2021年03月14日 | 読書

今年最初(1月31日開催)の読書交流会記録です。このブログで参加呼びかけせず、レギュラーの方々に連絡して実施。忙しい12月末はお休みなので2ヶ月ぶり。楽しく交流できました。


ママヨ
 別の世界に行きたくて『赤毛のアン』(モンゴメリー作、掛川恭子訳:講談社)読み始める。カナダ製作『アンという少女』のTV見て刺激に。若い時の「アン=空想癖の少女」を大きく変えられる。例えば、信仰は神様のことでなく祈りや感謝の心であり生きていく力だと思った。距離を迫られるコロナの今、人と人とがつながる意味に気づかされる★5。

 

KK 『時雨の記』(中里恒子著:文春文庫)、女性作家の気持ちよく話が進むファンタジックな不倫小説。安易な身体の関係が無いのは評価。男が書くと男は初恋がしたいから妻は登場せず、女が書くと女は気持ちよく生きたいから妻にも問題があるように書く★4。『燃える波』(村山由香著)、女の人が書く典型的な不倫小説。主人公が恋に落ち気づいた夫がモラハラを繰り返し・・・・★5。『肉体のジェンダーを笑うな』(山崎ナオコーラ著:集英社)、性の切り込み方が村田紗耶香さんを彷彿。母乳の出ない妻に代わり「父乳」出す訓練の夫。普通人のジェンダーの固定観念に挑戦する力作。「家事に協力」、「育児に協力」の『協力』を疑ってかかる凄さ。男とか女とかが全く出てこない★5。

MS 『恋愛脳』(黒川伊保子著:新潮社)、読んだら成長できる本(笑)。若い時の元カレは「男性脳」。私は「女性脳」だったが今は男性脳に近づいている。作者はご主人に読んでほしくてこの本を書いたのでh無いのかなあ★5。

 

 

 

 

SN 『おれは無関心なあなたを傷つけたい』(村本大輔著:ダイヤモンド社)、今まで読んだ本の中で一番大切な本。政治ネタや安倍首相批判で年に1回しかTVに出られなくなったが現場(福島、辺野古、朝鮮学校等)に言って取材しネタを作って舞台に。当地でその芸に接し「優しい人だ」と思った★5の10乗。『僕にもできた!国会議員』(山本太郎、雨宮処凛著:筑摩書房)、色ものあつかいされ著者だが国会議員として猛烈に学び国会を舞台に数々の成果をあげている。皆に読んで欲しい一冊★5。『デジタルカメラマガジン 2020年12月号』のP143。自分の投稿した写真が入選して掲載された(一同拍手)。


波風立男
 『定義集』(大江健三郎著:朝日新聞出版)、出会った言葉を書き写して考え自分の考えとして定義。ドギマギさせ読みづらい小説と分かりやすく戦後民主主義・憲法を語るエッセーとの差に昔から興味があり読んでよかった。巻末の落合恵子さんの解説「命ある間は正気でいたい」(=井上ひさしさんの言葉)も良かった。また何度か開く本★5.『おなかがすいたハラペコだ』(椎名誠著:新日本出版)、三部作の2巻目。この作家を少し読み始めて、青春、死、家族、食という『生』の根本を、心と密着した言葉で表現する傑物だとわかってきた。この本の楽しさは読まなくてはわからない。30代からのうつ病で自殺する恐れもあったことに驚く★5。


「赤毛のアン」ので、小中時代の「本」の記憶の交流。付録が欲しくて『りぼん』を買ってもらっていたとか、『平凡』の付録の歌詞カードを使って紅白歌合戦ごっこした思い出が。漱石や龍之介、『イワンの馬鹿』など大人びた本読んでいた方も。やっと1月の記録が掲載できたやっと1月分の記録掲載。2月分も近日公開予定。

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