サクラ咲ク
北の果てにも桜が咲いた。平年より6日ほど早いという。買い物に出かけると、道沿いの大きな桜の木が目を引く。ほとんどの日本人がそうであるように、私も桜は大好き。世の中の状況に関わらず、今年も美しく咲いてくれたことに感謝。桜の下で集うことはできなくとも、桜を見て同じように美しいと思っているだろう家族や友だちを思い、来年こそは一緒に見られることを願う。まずは自分の命と、一番近くにいる大切なともちゃんの命を守ること。少なくとも私は、「~しなければならない」という社会的な役割を今は抱えていない。だからこそ、変わらず自分にできることをする。桜を見て美しいと思う心を守るのも、自分自身しかいないのだろうし。
ともちゃんは受験生。そろそろ少し、自覚が出てきたかな。自分でやる気にならなければ何を言ってもなぁと思い、ケイコにしてはあまりうるさく言わないようにしている。「サクラ咲ク」春になるかどうかは、本人次第。ケイコがやるべきことは、勉強以外の不安を少しでも取り除いてやれるように環境を整えてあげることしかない。大事な我が子が巣立つ日が着々と近づいてきていることを感じながら、日々を大切に生きていこう。