電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

スピードスプレーヤが壊れ、古すぎて修理不能のため廃車に

2016年04月10日 06時02分18秒 | 週末農業・定年農業
亡父が70代の半ば頃に購入し、だましだまし使っていた中古のスピードスプレーヤが、ついに壊れました。型式があまりに古くて補修部品もすでにないというよりも、壊れた箇所がエンジンブロックのひび割れという致命的なものでした。仕方なく廃車にしましたが、さて今後の果樹園の維持管理はどうすればよいだろう。

中古のスプレーヤがないか、農協に頼んでメーカーにも聞いてもらいましたが、数百万円もするようなものしかなくて、週末農業で今後何年使えるかを考えると、ちょいと手が出ません。安い出物があれば報せてほしいと依頼して、とりあえずスプレーヤの更新は諦めました。さて、ではどうするか。



週末農業を始めた頃に、スプレーヤとともに動力噴霧器の使い方を習っていましたので、これを整備して使ってみることにしました。バッテリーはすっかりだめになっていましたが、古い燃料を新しいガソリンに入れ替え、手動でエンジンをかけてみるとなんとか始動しました。フュエルフィルター部の燃料もれが見られましたので、これも農協で新しいものに交換してもらい、軽トラックにプラスチック製のタンクとともに積み込み、ハーベストオイルでカイガラムシの消毒を行いました。スピードスプレーヤでの作業と比べると、次のような点が違います。

  • スピードスプレーヤのほうが散布作業が短時間で終わり、能率的。朝だけで終えることもできる。
  • 必要な薬剤の量は、スプレーヤのほうが多いが、スピードスプレーヤは進行方向に対して後方で散布するため、運転者にかかる薬液が少ない。
  • 動力噴霧器のほうが、同じ面積の散布に要する時間が何倍もかかる。朝だけでは終わらず、半日はかかる。
  • 動力噴霧器による手散布のほうが、必要な薬剤の量が少なくてすむが、風上から噴霧するものの、急な風向きの変化で薬液が作業者に降りかかることが避けられない。
  • 50メートル以上もある長いホースを引っ張りながら果樹園内をあちこち移動して作業しなければならず、けっこう腕力が必要である。

ふーむ。今後は、新しく防除衣と防除マスクを慎重に選び、ちゃんと休みを取って作業をして、終わったらシャワーを浴び、風呂に入ってゆっくり休養するということが必要のようです。

やれやれ、今年一年、まずはこれでやってみて、それで考えることにしましょう。

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