パイロットの廉価万年筆「カクノ」の乾燥がはやいことについて、何度か愚痴を記事にしてきましたが、そのときに二代目カクノ(白軸)のキャップをした方は、乾燥しにくいと感じておりました。では、初代グレー軸と二代目白軸のカクノのキャップをオリジナル通りにしたら乾燥の状況はどうなるだろう? と考えて試してみました。
CON-70を付けた白軸カクノは、クリップがないのがなんとも残念です。
- グレー軸カクノに「紺碧」インクを吸入したのが8月24日で、その後あまり使用していないのに、ほぼ50日後には目視でインク残量がゼロになっていました。これは、キャップの頭部に穴があるなど小さい子どもの誤飲対策が重視され、乾燥対策があまり重視されていないとみて良いのではなかろうか。
- 同じ日に白軸カクノに古典ブルーブラックを吸入したものは、インクの減り方がそれほど減っていませんでした。二代目は、インナーキャップ等に乾燥対策を意識した改善がなされているのかもしれません。
CON-70を付けた白軸カクノは、クリップがないのがなんとも残念です。