中断していたこのシリーズ、二年ぶりの投稿(*1)です。
モーツァルトの音楽に初めて接したのは、たぶん中学校の音楽の時間に「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」や「ピアノ・ソナタK.331」あたりではなかったかと思います。LPレコードで初めて購入したのは、「交響曲第39番・第41番"ジュピター"」の廉価盤でした。その後、素人音楽愛好家らしく多くの曲に接してきましたが、お気に入りの作品をあげるとすれば何だろう?
まず真っ先に挙げられるのは、クラリネット協奏曲かクラリネット五重奏曲でしょう。他の作品との兼ね合いでどちらかを選ぶとすれば、かなり迷った後で「クラリネット協奏曲」を選ぶことになりましょうか。
次はやはり協奏曲で、ヴァイオリン協奏曲やピアノ協奏曲から選びたいところですが、魅力的な曲がたくさんあって、なかなか選ぶのが難しいところです。何かいいことがありそうな期待を持たせる「ヴァイオリン協奏曲第3番」もいいけれど、個人的な好みから、モーツァルトの短調の曲を代表するものの一つ、第20番ニ短調を選びました。モーツァルトのピアノ協奏曲は、本当はどの曲でも幸福感を得られることが多く、「ハズレ」がないジャンルだと思います。
同様に、明るさの中に陰りを見せる魅力ある曲として、「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲」を選びたいところです。また、交響曲では最後の三部作の中では、第40番ト短調は有名になりすぎていささか食傷気味ですし、響きが魅力的な第39番というのもありますが、「第41番ジュピター」交響曲、特にあの見事なフーガは本当に素晴らしいですので、これを選びました。愛称付き有名曲ではないけれど、ジョージ・セル指揮のLPで知った「第33番」も見事な音楽だと感じます。
歌劇では「フィガロの結婚」や「後宮よりの逃走」「コシ・ファン・トゥッテ」なども魅力的ですが、やっぱり「魔笛」が一番親しみ深いです。
室内楽では、弦楽四重奏曲「狩」の伸びやかさもいいけれど、弦楽五重奏曲第4番のミステリアスな雰囲気に惹かれるものがあります。
これらを整理してみると、
となります。自分が設定したルール(*2)では本当は5曲に厳選しなければいけなかったのだけれど、どれも外すには惜しい曲ばかりで、ちょこっと反則をかまして6曲(^o^;)>poripori
私の場合、基本的に健康的で力強い明るさの中にときどき陰りを伴うような音楽が好み、ということでしょうか。モーツァルトの音楽は、実に魅力的な宝庫です。
(*1):過去記事を挙げてみると、こんなところです。
私の好きな作曲家と作品(1)〜ヴィヴァルディ〜2016年12月
私の好きな作曲家と作品(2)〜J.S.バッハ〜2018年12月
私の好きな作曲家と作品(3)〜ハイドン〜2019年5月
(*2):年末に「私の好きな音楽」シリーズの新企画を考える〜「電網郊外散歩道」2016年12月
モーツァルトの音楽に初めて接したのは、たぶん中学校の音楽の時間に「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」や「ピアノ・ソナタK.331」あたりではなかったかと思います。LPレコードで初めて購入したのは、「交響曲第39番・第41番"ジュピター"」の廉価盤でした。その後、素人音楽愛好家らしく多くの曲に接してきましたが、お気に入りの作品をあげるとすれば何だろう?
まず真っ先に挙げられるのは、クラリネット協奏曲かクラリネット五重奏曲でしょう。他の作品との兼ね合いでどちらかを選ぶとすれば、かなり迷った後で「クラリネット協奏曲」を選ぶことになりましょうか。
次はやはり協奏曲で、ヴァイオリン協奏曲やピアノ協奏曲から選びたいところですが、魅力的な曲がたくさんあって、なかなか選ぶのが難しいところです。何かいいことがありそうな期待を持たせる「ヴァイオリン協奏曲第3番」もいいけれど、個人的な好みから、モーツァルトの短調の曲を代表するものの一つ、第20番ニ短調を選びました。モーツァルトのピアノ協奏曲は、本当はどの曲でも幸福感を得られることが多く、「ハズレ」がないジャンルだと思います。
同様に、明るさの中に陰りを見せる魅力ある曲として、「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲」を選びたいところです。また、交響曲では最後の三部作の中では、第40番ト短調は有名になりすぎていささか食傷気味ですし、響きが魅力的な第39番というのもありますが、「第41番ジュピター」交響曲、特にあの見事なフーガは本当に素晴らしいですので、これを選びました。愛称付き有名曲ではないけれど、ジョージ・セル指揮のLPで知った「第33番」も見事な音楽だと感じます。
歌劇では「フィガロの結婚」や「後宮よりの逃走」「コシ・ファン・トゥッテ」なども魅力的ですが、やっぱり「魔笛」が一番親しみ深いです。
室内楽では、弦楽四重奏曲「狩」の伸びやかさもいいけれど、弦楽五重奏曲第4番のミステリアスな雰囲気に惹かれるものがあります。
これらを整理してみると、
となります。自分が設定したルール(*2)では本当は5曲に厳選しなければいけなかったのだけれど、どれも外すには惜しい曲ばかりで、ちょこっと反則をかまして6曲(^o^;)>poripori
私の場合、基本的に健康的で力強い明るさの中にときどき陰りを伴うような音楽が好み、ということでしょうか。モーツァルトの音楽は、実に魅力的な宝庫です。
(*1):過去記事を挙げてみると、こんなところです。
私の好きな作曲家と作品(1)〜ヴィヴァルディ〜2016年12月
私の好きな作曲家と作品(2)〜J.S.バッハ〜2018年12月
私の好きな作曲家と作品(3)〜ハイドン〜2019年5月
(*2):年末に「私の好きな音楽」シリーズの新企画を考える〜「電網郊外散歩道」2016年12月
モーツァルトで最初に買ったのがバドゥラ・スコダによるこの曲の25㎝盤でした。
今、私の好きなモーツァルトは
13管楽器の為のセレナード「グラン・パルティータK361」
弦楽三重奏の為のディベルティメントK563
弦楽四重奏曲ト長調K387
オペラでは「ドン・ジョバンニ」が好きです
本当は第1にあげたいのですが頻繁に聴く、ということはないので外しました
グラン・パルティータ、いいですね〜。当方も5曲でなく10曲ならまた別の選択になると思いますが、どうもジャンル的に協奏曲に偏ってますね(^o^;)>poripori
お久しぶりです。とても楽しい企画ですね!
私はジャンルで言えば、ピアノ協奏曲を比較的よく聞きます。札響で聞いた22番が好きですね。
ジュピターは中学の頃、モーツァルトで一番最初に好きになった曲です。ホント素晴らしい曲ですよねー。
ピアノ協奏曲は、聴いて幸福感を味わえるところがいいですね〜。ナマで聴いた体験は格別のものがあり、演奏会で知ってCDで繰り返し聴いて、というケースもあります。特に山響の「モーツァルト定期」は、かなり珍しい曲も取り上げていましたので、ほんとに良かったです。(例)第40番をクラリネットなしの版とクラリネットありの版の両方で録音されCDになっています。