夏が終わり、秋の気配が感じられる頃、通勤の音楽はモーツァルトのピアノ三重奏曲でした。とりわけ、K.564の第5番。この曲は、番号の付け方は第5番だったり第6番だったり様々ですが、モーツァルトのピアノトリオ作品の中でもとくにお気に入りの曲です。
この曲は、K.564という番号からわかるとおり、3大交響曲の年である1788年の10月に作曲されているそうです。なんだか重々しく悲劇的な音楽を予想してしまいますが、実際はまるで違っており、軽やかでシンプル志向で、でもとても魅力的な音楽です。もしかしたら、親しい人たちと軽く楽しむために書いたのかも、などと思ってしまいます。
第1楽章:アレグロ、ト長調、4分の4拍子、ソナタ形式。なんてったってピアノが溌剌と活躍しますが、展開部の幻想的な雰囲気は、モーツァルトの転調の見事さを感じずにはいられません。
第2楽章:アンダンテ、ハ長調、8分の3拍子、主題と6つの変奏曲。12歳で書いたオペラ「バスティアンとバスティエンヌ」の中のアリアを主題としているらしく、思わず鼻歌が出てくるような軽快な旋律です。このアリアはどんな内容なのかわかりませんが、モーツァルトの変奏曲は、とにかく楽しい!
第3楽章:アレグレット、ト長調、8分の6拍子、ロンド形式。解説によれば、シチリアーノのリズムによる主題が2つの副主題をはさんで型どおり三現するのだそうで、A-B-A-C-Aということでしょうか。とても楽しいロンドですが、途中ふっと転調するところなどは、とても魅力的。映画ならば、ヴォルフガング君がピアノを弾きながら「アハーン」などと言って得意そうな顔をするんでしょうね(^o^)/
演奏は、トリオ・フォンタネイ(フォントネ?)によるCDで、テルデックの二枚組(2292-46439-2)から。1990年1月に、ベルリンのテルデック・スタジオで収録されたデジタル録音です。
■トリオ・フォンタネイ
I=4'47" II=6'49" III=5'37" total=17'13"
YouTube にもたくさんの動画がありましたが、その中から、海の向こうの学生さんらしいものを。
まずは第1楽章です。
Mozart - Piano Trio no. 6 in G major, K. 564, I. Allegro
次はステキな第2楽章を。
Mozart - Piano Trio no. 6 in G major, K. 564, II. Andante
最後の第3楽章です。
Mozart - Piano Trio no. 6 in G major, K. 564, III. Allegretto
実は2011年3月9日のライブ録画なのだそうで、日付変更線のこちら側のその後を思うとき、なんとも言えない切なさを覚えますが、モーツァルトの音楽で慰められます。
この曲は、K.564という番号からわかるとおり、3大交響曲の年である1788年の10月に作曲されているそうです。なんだか重々しく悲劇的な音楽を予想してしまいますが、実際はまるで違っており、軽やかでシンプル志向で、でもとても魅力的な音楽です。もしかしたら、親しい人たちと軽く楽しむために書いたのかも、などと思ってしまいます。
第1楽章:アレグロ、ト長調、4分の4拍子、ソナタ形式。なんてったってピアノが溌剌と活躍しますが、展開部の幻想的な雰囲気は、モーツァルトの転調の見事さを感じずにはいられません。
第2楽章:アンダンテ、ハ長調、8分の3拍子、主題と6つの変奏曲。12歳で書いたオペラ「バスティアンとバスティエンヌ」の中のアリアを主題としているらしく、思わず鼻歌が出てくるような軽快な旋律です。このアリアはどんな内容なのかわかりませんが、モーツァルトの変奏曲は、とにかく楽しい!
第3楽章:アレグレット、ト長調、8分の6拍子、ロンド形式。解説によれば、シチリアーノのリズムによる主題が2つの副主題をはさんで型どおり三現するのだそうで、A-B-A-C-Aということでしょうか。とても楽しいロンドですが、途中ふっと転調するところなどは、とても魅力的。映画ならば、ヴォルフガング君がピアノを弾きながら「アハーン」などと言って得意そうな顔をするんでしょうね(^o^)/
演奏は、トリオ・フォンタネイ(フォントネ?)によるCDで、テルデックの二枚組(2292-46439-2)から。1990年1月に、ベルリンのテルデック・スタジオで収録されたデジタル録音です。
■トリオ・フォンタネイ
I=4'47" II=6'49" III=5'37" total=17'13"
YouTube にもたくさんの動画がありましたが、その中から、海の向こうの学生さんらしいものを。
まずは第1楽章です。
Mozart - Piano Trio no. 6 in G major, K. 564, I. Allegro
次はステキな第2楽章を。
Mozart - Piano Trio no. 6 in G major, K. 564, II. Andante
最後の第3楽章です。
Mozart - Piano Trio no. 6 in G major, K. 564, III. Allegretto
実は2011年3月9日のライブ録画なのだそうで、日付変更線のこちら側のその後を思うとき、なんとも言えない切なさを覚えますが、モーツァルトの音楽で慰められます。
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