わが家は果樹農家です。専業農家だった亡父が、晩年には米作りをみな委託契約し、サクランボ、桃、リンゴ等の果樹を主体にするようになりました。水田の所有者が土地改良費を払い続ける制度になっているため、田んぼの税金や土地改良費等は私が払っていますが、農業委員会の規定通りの年一割で請け負うと、大型機械を持っている人はある程度利益が見込めるということから、10ヘクタールとか20ヘクタールのように当地でも耕作の集約化が進んでいます。では水田を購入して大規模化するのはどうかというと、所有者が負担する税金や土地改良費を払っての黒字化は難しい面があるそうで、田んぼを借りるのはいいけれど、田んぼを買ってくれと言われたらお断りしているそうな。うーむ、そうなのか。
さて、先日、わが家の田んぼを小作契約して作ってもらっているHさんから、今年の小作料を現物(お米)で収めてもらいました。これで今年一年、なんとかご飯が食べられます。面積からいうと少し割増でもらっているようなので、今年も難儀をしてもらった御礼に、小作料の領収書と一緒に某精肉店のお肉とカツを届けました。揚げたての熱々を喜んでもらい、また来年もお願いしますと頼んできました。私たちも年々年を取るわけですので、どこまでやれるかわからないけれど、お互いに健康でがんばりましょう、と言って別れました。
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