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過日の北海道の遊覧船事故については、その後の続報に接するにつけても、驚き呆れることが多いです。先日、老母の通院のために車イス・タクシーを依頼したとき、あらためて感じましたが、タクシーには1台1台に無線が備えられているのですね。もちろんこれはお客さんからの依頼を効率的に配車するためのものでしょうが、過日の遊覧船では無線が使えず、携帯電話で代用していたというのですから、タクシーより劣る設備状況だったわけです。
もし万が一、タクシーが故障したとしても、陸上ですから外に出て退避できるでしょうし、無線で迎えに来てもらうこともできます。ところが某遊覧船では、万が一の場合に備えた連絡通信のための設備が使えない上に、場所が海の上ですから安全に退避することすらできません。「起こる可能性のあることは起こる」「起こってほしくない事態は、最悪のタイミングで起こる」というマーフィーの法則を知らなかったのだろうなあ。やっぱり呆れるしかありません。一時ブームとなった「規制緩和」「民間の手法と活力で」物事を進めるという言説は、こういう経営者やコンサルタントのあり方を見るとき、どうも懐疑的にならざるをえません。
もし万が一、タクシーが故障したとしても、陸上ですから外に出て退避できるでしょうし、無線で迎えに来てもらうこともできます。ところが某遊覧船では、万が一の場合に備えた連絡通信のための設備が使えない上に、場所が海の上ですから安全に退避することすらできません。「起こる可能性のあることは起こる」「起こってほしくない事態は、最悪のタイミングで起こる」というマーフィーの法則を知らなかったのだろうなあ。やっぱり呆れるしかありません。一時ブームとなった「規制緩和」「民間の手法と活力で」物事を進めるという言説は、こういう経営者やコンサルタントのあり方を見るとき、どうも懐疑的にならざるをえません。
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