電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

オーマンディ/フィラデルフィア管でヴィヴァルディ「四季」より「夏」を聴く

2020年07月24日 06時02分38秒 | -協奏曲
まだ梅雨明け宣言はないけれど、蒸し暑さは確かに「夏」です。こういうときの音楽は、例えばヴィヴァルディ「四季」より「夏」のように、あまり長大でなくさらりと聴けるものがありがたい。

ヴィヴァルディの曲は、ほとんど古楽の影響を受けたスタイルの演奏に慣れてしまい、活力ある弾むようなリズムの心地よさを楽しんでいますが、ときに昔ながらの大オーケストラの豪華な響きに浸りたいと思うこともあります。このあたりは、主義主張の少ない素人音楽愛好家の融通無碍なところで(^o^)/

そんなときに選ぶことが多いのは、ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団の演奏(*1)です。基本的に昔ながらのスタイルとはいいながら、あまりしんねりむっつりではないし、明るく華やかで親しみやすいものですので、聴いていて幸せな気分になれます。今はパブリック・ドメインになりましたが、昔ながらのステレオ装置でこの豪華な響きを流すとき、部屋中に広がるオーケストラサウンドに満足、満足(^o^)/


ネットを探してみたら、全曲が一括公開されていました。"Summer" は 11:27 あたりから。
Vivaldi: The 4 Seasons, Brusilow & Ormandy (1960) ヴィヴァルディ 四季 ブルシロウ&オーマンディ


ネット上にあった、今風に緩急の対比を大きく取った演奏を。少し新しいもの、とはいっても2009年ですから今から11年も前のものではありますが。
Antonio Vivaldi - "Summer" from four seasons


もう一つ、2016年、ポーランドのグダニスクにある音楽学校のオーケストラがワルシャワで開いた演奏会から(Stanisław Moniuszko School of Music Orchestra in Bielsko Biała, Poland. La Folle Journee de Varsovie, recorded at Polish National Opera House in Warsaw, 27 september 2016)
Antonio Vivaldi - "Summer" Violin Concerto No. 2 in G minor, Four Seasons, Ospedale della Pietà


(*1):オーマンディとフィラデルフィア管でヴィヴァルディの「四季」から「春」を聴く〜「電網郊外散歩道」2015年3月

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2 コメント

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オーマンディ (goosyun)
2020-07-24 08:23:32
 ずぶのど素人であるgoosyunにとっては、
一番目のオーマンディのものが好みです。
(クラシック音楽は、完全にド素人)
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goosyun さん、 (narkejp)
2020-07-24 13:13:16
コメントありがとうございます。オーマンディ盤の演奏は、安定して聴きやすいものですね。米国東部の富裕な都市であったフィラデルフィアのオーケストラに長く君臨しただけのことはあります。何で読んだか忘れてしまいましたが、作曲家のシベリウスが自作の交響曲第2番の演奏で一番評価した指揮者だったそうです。
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