万年筆で様々なインクが使えるようになると、ボールペンの出番が相対的に減ってきます。以前、過去40年間の筆記具の推移(*1)を記事にしたことがありますが、その当時は万年筆の使用頻度が減少し、ボールペンを主に使うようになった理由を考えた(*2)ものでしたから、近年の万年筆の逆襲傾向は、これまでの傾向と全く逆行するものです。
昔、万年筆でも使いやすい上質紙が減少し、代わって表面処理されたコピー用紙が普及すると、当時メインに使っていたパイロットの万年筆インクが裏抜けしてしまうことから、ボールペンが主たる筆記具となっていたのでしたが、今は主たるインクがプラチナ社の古典ブルーブラックで、たいていの紙で裏抜けせず、便利に使っております。これに加えて、プレッピー万年筆に入れて使い始めた古典インクのカーキブラックのような茶黒色や現在注文しているカシスブラックのような赤黒色などの各種インクが使えるようになると、本当にボールペンの出番が少なくなります。
ボールペンの出番と言うと、複写伝票に手書きするときとか、寝転んで枕元雑記帳に上向き筆記するときとか、特別な場面で黒ボールペンを使うくらいでしょう。あるいは、急ぎの場面でとっさに手元にあるボールペンを使ったり、万年筆インクでは出せない、特殊な色が必要になったりするときなどでしょうか。一時は本当に出番が減っていた万年筆が逆襲に転じ、うっかりするとボールペンを駆逐する勢いです。
それでも残るボールペンは何だろうと考えてみると、私の場合、案外ごろりと寝転んで上向きにも書けるパワータンク PowerTank 1.0mm の黒あたり(*3)かもしれません。
(*1):昔はノートに何で書いていたのだろう?〜自分の40年を振り返る〜「電網郊外散歩道」2015年4月
(*2):ボールペンの使用頻度が高くなっていた理由〜「電網郊外散歩道」2016年12月
(*3):PowerTank讃〜「電網郊外散歩道」2015年4月
昔、万年筆でも使いやすい上質紙が減少し、代わって表面処理されたコピー用紙が普及すると、当時メインに使っていたパイロットの万年筆インクが裏抜けしてしまうことから、ボールペンが主たる筆記具となっていたのでしたが、今は主たるインクがプラチナ社の古典ブルーブラックで、たいていの紙で裏抜けせず、便利に使っております。これに加えて、プレッピー万年筆に入れて使い始めた古典インクのカーキブラックのような茶黒色や現在注文しているカシスブラックのような赤黒色などの各種インクが使えるようになると、本当にボールペンの出番が少なくなります。
ボールペンの出番と言うと、複写伝票に手書きするときとか、寝転んで枕元雑記帳に上向き筆記するときとか、特別な場面で黒ボールペンを使うくらいでしょう。あるいは、急ぎの場面でとっさに手元にあるボールペンを使ったり、万年筆インクでは出せない、特殊な色が必要になったりするときなどでしょうか。一時は本当に出番が減っていた万年筆が逆襲に転じ、うっかりするとボールペンを駆逐する勢いです。
それでも残るボールペンは何だろうと考えてみると、私の場合、案外ごろりと寝転んで上向きにも書けるパワータンク PowerTank 1.0mm の黒あたり(*3)かもしれません。
(*1):昔はノートに何で書いていたのだろう?〜自分の40年を振り返る〜「電網郊外散歩道」2015年4月
(*2):ボールペンの使用頻度が高くなっていた理由〜「電網郊外散歩道」2016年12月
(*3):PowerTank讃〜「電網郊外散歩道」2015年4月
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