
退職して完全フリーになった一昨年には、週末農業で10年余り続けている果樹の他に、老母と妻と一緒に野菜作りをはじめました。昨年は急に助っ人を頼まれて勤め人になり実質的に週末果樹農家に戻ってしまいましたが、今年は非常勤です。勤めのかたわら再び野菜づくりを再開しています。特に、ハクサイは土作りから計画的に取り組み、事前に耕耘した畑に石灰窒素をまいておき、しばらく期間を置いてから堆肥をすき込み、それから苗を植え付けましたので、例年になく順調に大きく成長しました。8〜9月頃は、今年はよく育っているなあと満足感に浸っていたほどです。
これまで野菜づくりを主導してきた老母の指示で、追肥も欠かしませんでした。ところが、10月も半ばになった頃、白菜の外葉が黄色〜白っぽくなり、なんだか変になった株が見られます。あれ、おかしいぞ? 調べてみると、どうやら「ベト病」というもので、肥料の与え過ぎ、窒素過剰のときに発生しやすいらしい。
考えてみれば、老母は元肥をあまり準備せず、生育後に欠乏した分を追肥で補うスタイルだったように思います。それが今年は、十分な元肥の量にさらに加えてかなりの量の追肥を行ったために、肥料のやり過ぎ、窒素過剰になってしまったようなのです。人間で言えば、飽食の状態で糖尿病を発症するようなものでしょうか。
健康な生活には適正な栄養管理が欠かせないように、野菜作りも単位面積あたりの施肥量をある程度きちんと管理する必要があるのでしょう。飽食の生活習慣を改善せずに薬で治そうとするのと、「窒素過剰」で「ベト病」が発生したから抗菌剤散布というのは、同じなのかもしれないなあと反省した次第。野菜作りの基礎的な教科書がほしいなあ。
これまで野菜づくりを主導してきた老母の指示で、追肥も欠かしませんでした。ところが、10月も半ばになった頃、白菜の外葉が黄色〜白っぽくなり、なんだか変になった株が見られます。あれ、おかしいぞ? 調べてみると、どうやら「ベト病」というもので、肥料の与え過ぎ、窒素過剰のときに発生しやすいらしい。
考えてみれば、老母は元肥をあまり準備せず、生育後に欠乏した分を追肥で補うスタイルだったように思います。それが今年は、十分な元肥の量にさらに加えてかなりの量の追肥を行ったために、肥料のやり過ぎ、窒素過剰になってしまったようなのです。人間で言えば、飽食の状態で糖尿病を発症するようなものでしょうか。
健康な生活には適正な栄養管理が欠かせないように、野菜作りも単位面積あたりの施肥量をある程度きちんと管理する必要があるのでしょう。飽食の生活習慣を改善せずに薬で治そうとするのと、「窒素過剰」で「ベト病」が発生したから抗菌剤散布というのは、同じなのかもしれないなあと反省した次第。野菜作りの基礎的な教科書がほしいなあ。
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