地元紙・山形新聞では、藤沢周平没後20年を記念して、様々な企画を実施していました。その中で、文藝春秋社の担当編集者であった鈴木文彦氏、作家の娘でエッセイストの遠藤展子氏、山形新聞社社長で『藤沢周平と庄内』の著書を持つ寒河江浩二氏の三氏による鼎談の要旨が、2017(平成29)年12月25日付の山新に二面見開きで掲載(*1)されました。当日にざっと斜め読みしてページを抜き取り、正月休みを契機にゆっくり読んでみました。これが、なかなかおもしろい。
思わず笑ってしまったのが、遠藤さんがバラした話。
第1巻で遊び呆けるおちえは、高校生の頃の娘の展子さんがモデルらしい、という話は何かで読んで承知しておりました。しかし、あの締まり屋のおばさんが作家の奥さんがモデルだったとは、初めて知りました。思わず爆笑、作家にあらためて親近感を持ってしまいます(^o^)/
ところで、紙面に「ホームページで鼎談の音声紹介」という案内が出ており、この鼎談が「山形新聞ニュースオンライン」の特集記事で、音声として聴くことができる(*2)ことを知りました。また、先に記事にした「小菅先生と教え子たち」(上中下)等の記事も公開されている(*3)ことがわかりました。こういう提供の仕方は、山形以外の藤沢ファンにとって得難い貴重な機会でしょう。たぶん、公開には期限があることでしょうが、こうした太っ腹な形での提供に感謝しつつ、皆様にご紹介いたします。
(*1):「藤沢周平の世界」鼎談〜「やまがたニュースオンライン」
(*2):藤沢周平没後20年、生誕90年〜「やまがたニュースオンライン」
(*3):藤沢周平没後20年「小菅先生と教え子たち」(上)・(中)・(下)
思わず笑ってしまったのが、遠藤さんがバラした話。
遠藤 私と今の母と父の3人が全部反映されているのが『獄医立花登手控え』シリーズ。私が中学、高校のころ、父は話をよく聞いてくれた。よく話を聞いてくれていいお父さんだと思っていたら、後で本を読むと、私が話した友達のような子が出てきて「これはネタにされた」ということがあった。登のおばは今の母にそっくり。登は誰なんだろう? 東北から江戸に出てくるわけだから、登もお父さんだ、と。観察力がすごいので、家族といえども観察され、ネタにはされている。
第1巻で遊び呆けるおちえは、高校生の頃の娘の展子さんがモデルらしい、という話は何かで読んで承知しておりました。しかし、あの締まり屋のおばさんが作家の奥さんがモデルだったとは、初めて知りました。思わず爆笑、作家にあらためて親近感を持ってしまいます(^o^)/
ところで、紙面に「ホームページで鼎談の音声紹介」という案内が出ており、この鼎談が「山形新聞ニュースオンライン」の特集記事で、音声として聴くことができる(*2)ことを知りました。また、先に記事にした「小菅先生と教え子たち」(上中下)等の記事も公開されている(*3)ことがわかりました。こういう提供の仕方は、山形以外の藤沢ファンにとって得難い貴重な機会でしょう。たぶん、公開には期限があることでしょうが、こうした太っ腹な形での提供に感謝しつつ、皆様にご紹介いたします。
(*1):「藤沢周平の世界」鼎談〜「やまがたニュースオンライン」
(*2):藤沢周平没後20年、生誕90年〜「やまがたニュースオンライン」
(*3):藤沢周平没後20年「小菅先生と教え子たち」(上)・(中)・(下)