電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

動画世代のユーモア感覚〜「低音楽器あるある」に笑う

2023年01月16日 06時00分23秒 | Weblog
若い動画世代のユーモア感覚は、どうも私たち古い世代のものとはだいぶ異なっているようです。老人世代は、面白いことを言って笑わせようとする、話芸というか、言葉に頼る傾向がある。ところが若い世代は動画世代とでもいうのか、言葉はもちろんだけれど、モノ自体のへんなところや動作、習性などのおかしさを表現しようとしているみたいです。例えばこの「低音楽器あるある」コントラバス編:

【吹奏楽】コントラバスの人にしか伝わらないあるある/Double bass Of the brass band


中学や高校の吹奏楽部を経験した人なら思わず「あるある」と頷いてしまうのかもしれませんが、「弓を忘れた」場面など、当方のような素人音楽愛好家は思わず苦笑失笑爆笑してしまいます。

管楽器からファゴット編:
【吹奏楽】ファゴットの人にしか伝わらないあるある


ゆかてふ さんのこれらの動画は、まとめ総集編もあるようです。いろいろな楽器のヨロコビもクルシミも飲み込んだような「あるある」動画は、若い動画世代ならではの感覚にあふれているようです。



実は、若い頃、初めて就職した職場の先輩たちと余興で某曲を演奏することになり、私も多少クラシックギターをかじったことがあるということでダブルベースを担当したことがあります。後にも先にも唯一の、公衆(職場の人たち)(^o^;)の面前での楽器演奏経験でした。この動画を見ていたら、突然そんなことを思い出してしまいました(^o^)/

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鼻づまりで眠れず耳鼻咽喉科を再受診した結果

2023年01月15日 06時00分37秒 | 健康
以前からアレルギー性鼻炎で耳鼻咽喉科医院のお世話になり、フェキソフェナジン等を処方してもらっていましたが、11月のコロナ罹患以後、鼻の調子が悪く、特に12月の大雪で除雪に汗をかいた後、ずっと鼻づまりが続きます。正月明けに定期受診していつもの薬をもらってきたものの、どうも調子が悪く、今までにないほど睡眠の妨げになり、よく眠れません。仕方なく、耳鼻咽喉科医院を再受診しました。受診に際しては、受付時に経過と症状をメモしたものを提示しました。

私「鼻づまりでこのところずっと眠れません。1日に断続的に3時間くらいしか眠れず、昨日は全く眠れませんでした。」
先生「睡眠導入剤を処方することもできますよ。」

あらら、眠れないなら眠れるように、という対処ではなく、鼻詰まりそのものを改善することができないかを相談したいんですが、どうも理解がかみ合っていない。そこで違う角度から説明することにしました。

私「先日いただいたカルボシステイン錠を服用した後は、1時間くらいは鼻呼吸ができるのですが、夜の間ずっと効果は持続せず、重力の力で鼻の通りが楽になるため起きてしまう、それでまた眠れない、という悪循環です。」
私「以前は鼻洗浄の際には反対側の鼻腔から流れ出ていたのですが、このところ口から出てしまいます。終わった後も以前は洗浄液がスムーズに出終わっていたのですが、このごろは鼻を押してやらないと出切らなくなっています。」
先生(ようやく事態を認識したようで)「ファイバースコープとレントゲンを撮ってみましょう。」

やはり主訴は具体的であることが大事なようです。ようやく先生も事態の背景に見当がついたようで、ファイバースコープで左右の鼻腔を見た後、レントゲン室に移動して頭部というか顔のレントゲンを撮影しました。

その結果、判明したことと今後の対応については、

  • レントゲン写真を見ると、右の副鼻腔は黒く正常な空洞であることがわかるが、左の副鼻腔は白くなっており、液体がたまっていることがわかる。左の副鼻腔が慢性的な炎症を起こしており、いわゆる蓄膿症のうみがたまっている状態である。これが口の中にたれてきて後鼻漏の状態になっている。
  • ファイバースコープで見ると、左の副鼻腔の通り道をポリープが肥大化してふさいでいるために、空気の通り道が閉ざされて呼吸しづらくなっている。
  • まずは薬による治療となるが、治療が効果的に進めばポリープの縮小により鼻づまりによる呼吸のしにくさは改善が期待できる。鼻洗浄は継続してください。薬で改善できなければ、手術も考える必要がある。

とのことでした。結局、処方は少し追加されて、

  • フェキソフェナジン  朝晩 各1錠  鼻炎の症状をやわらげる
  • カルボシステイン  朝昼晩 各2錠  痰の切れを良くする、出にくい鼻汁の排出を促す
  • モンテルカスト錠  寝る前 1錠   抗アレルギー薬、アレルギー性鼻炎、気管支喘息
  • ベクロメタゾン点鼻液 1日3〜4回   鼻炎の症状を和らげる

となりました。

処方された薬について、添付の説明書をもう一度じっくり読み返し、私のほうでも作戦を立てました。

  • まずはアレルゲンの除去。室内、寝具のホコリを除去するために、窓を開け、マスクをして掃除機をまめにかけ、雑巾で拭き掃除をする。
  • カルボシステイン錠を服用後しばらくすると鼻がかめるようになるので、このタイミングで朝晩2回、鼻洗浄を行い、その後に点鼻液をスプレーする。コロナ以前の耳鼻咽喉科での治療の流れを参考にした。
  • 点鼻液は、ノズル長さの3分の2が入るくらいまで鼻腔内に挿入し、少し息を吸いながら噴霧することで副鼻腔の内部にまで薬液が届くようにする。
  • モンテルカスト錠は、眠気が問題にならない夜間のアレルギー抑制のためであるが、胃が荒れないように夕食後〜夜間のアルコール等の飲食を控える。
  • 経過を記録し効果を確認すると共に、次回の定期受診の際に報告して治療に役立てることとする。

こんな対処をして4日め、ようやく鼻洗浄で左右とも反対側の鼻腔から洗浄液が流れるようになり、鼻呼吸できる時間がだいぶ増えました。夜も少しずつ眠れる時間が増えてきています。2〜3時間単位ですが断続的に6時間くらいは眠れるようになってきました。楽に呼吸でき、ぐっすり眠れるというのは実にありがたいことです。生活の質が劇的に変わります。要になるのは服薬とともに朝晩2回の鼻洗浄のようです。



写真は昨年秋に購入していた鼻洗浄キット「サイナス・リンス」のリフィル120回分。朝晩2回だと60日分になる。買い置きがさっそく役立った形です。

(*1): 薬局で鼻洗浄のセットを購入する〜「電網郊外散歩道」2021年4月
(*2): 鼻詰まりの緩和と睡眠の質の改善に鼻洗浄が有効だった〜「電網郊外散歩道」2021年4月

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有岡利幸『桃〜ものと人間の文化史157』を読む〜その2

2023年01月14日 06時00分44秒 | -ノンフィクション
大正時代、在来種の桃は「果形小さく肉質固くして酸味多く果汁に乏しく、品質極めて劣等にして」と称されるようなものであったとされていたようです。大正4年刊の恩田徹彌『果樹栽培史』によれば、明治政府はサクランボなど各種果樹の苗木を主として米国から導入していたけれど、桃の場合は違っていたようで、明治6(1873)年にヨーロッパから桃7品種とネクタリン6品種、明治8(1875)年に中国から華北系品種の天津水密桃および華中系品種の上海水密桃とバントウ(幡桃)を導入しているそうです。

しかし、食味が向上したその分だけ、病害虫被害が高まることは自明の理で、人間が食べて美味しいものは虫にも美味しいらしく、まだ効果的な防除技術などもなかった時代に、虫食い果実を食べるのは子供の趣味で、大人は食べないものだったらしい。こうした桃の害虫被害を防止するために、明治18年(1885)年に、上海水密桃の結実後、梨にならって袋かけを実施したところ、ヒメシンクイムシの被害を免れ、確実に収穫できる見込みがついたことから、岡山県の桃栽培が本格的に増加していったのだそうな。なるほど、それで岡山県が桃の本場とされているわけか。



桃の世界史的な伝播の経路を見ると、これもまた興味深いものです。原産地は中国で、縄文時代には九州に伝わっており、これが在来種のルーツでしょう。一方で、中国からペルシア経由でヨーロッパに伝わり、そこからペルシア原産だと誤解されて桃の学名 Purunus percica でペルシア産とされたらしい。ヨーロッパで品種改良されてさらに米国に渡り、これが米国産の桃のルーツとなります。明治以後に日本に伝播してきたのは、これら欧米産のものと中国で品種改良されたものが移入されたもので、いわば日本は桃の伝播の終着点にあたる(p.278)ようです。

桃の産地変遷については、その原因の一つに、連作障害があると書かれており、興味深く読みました。桃を栽培した跡地に再び桃を植えると、樹が衰弱し栽培を続けることが困難になるのだそうです。いわゆる「嫌地(いやち)」現象で、桃樹の根に含まれる青酸配糖体の一種であるプルナシンの分解により生じる有機物質や線虫によるもの(p.293)だそうな。プルナシンが分解されて生じるベンズアルデヒドや安息香酸などが根の呼吸を阻害するのだそうで、なるほどと納得です。

著者、有岡氏は林業、森林の専門家のようで、関連の著書も多いようですが、桃を栽培した経験はあるのかどうかは不明です。たぶん「果物の中では桃が一番好き」なタイプで、それが高じて桃の歴史をまとめることとなったのかも(^o^)/ 地味ですが、たいへん興味深い本でした。



専業農家だった父の死去でサクランボ農家を受け継ぐこととなり、勤め人のかたわら週末農業を営んでいたのでしたが、亡父が植えていた川中島白桃の味が忘れられない妻が少しずつ手をかけていて、虫食い桃の中にも多少は食べられるものがあったことから、本式に桃栽培に取り組むようになったのでした。やってみたら、案外におもしろい。経営的にはなかなか大変ではありますが、喜ばれる度合いはサクランボ「佐藤錦」に次いで、いや、受ける印象としてはそれと同等かもしれません。我が家では「午前収穫、午後配送」のスタイルですので、軟らかくなる前のかたい桃が食べられ、しだいに追熟して軟らかくなる変化を味わえる、というのが喜ばれるのかもしれません。桃は味も歴史も実に興味深い果物です。

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有岡利幸『桃〜ものと人間の文化史157』を読む〜その1

2023年01月13日 06時00分39秒 | -ノンフィクション
山形の週末定年果樹農家として、サクランボや桃などを栽培していますが、来歴が比較的わかっているサクランボとは異なり、桃についてはその歴史を全く知りませんでした。「ももたろう」など各種民話に桃が登場し、桃の節句などというものがあるくらいだから、たぶん昔からあったのだろうとは思うものの、病害虫の多さなどを思えば、現在のような生食のできる桃が昔から栽培されていたとは信じがたい。結局は、桃の歴史は不明のままでした。たまたま図書館に行き、ぶらりと書棚を回遊していたところに、有岡利幸著『桃〜ものと人間の文化史157』(法政大学出版局)を発見、読んでみようと手にした次第。

それによれば、縄文時代、長崎県の6000年前ころの遺跡で桃の核が多く出土したところから、この頃には桃が長崎県まで伝わっていたことがわかるとのことです。また、平城宮の庭園には桃が植えられ(p.50)ており、桃の歌も作られていたけれど、平安期主流の和歌は梅を尊び桃を排除した(p.64)らしいこと、3月3日と雛遊びが江戸期に結びついた(p.106)らしいこと、などがわかりました。これらの桃はもちろんいわゆる在来種で、花を愛で、あるいは薬用や救荒植物として植えられていたもののようです。



江戸時代、天明5(1785)年4月に、菅江真澄が出羽国を訪れ、桃の花盛りを記している(p.150)そうで、これもいわゆる花桃、花を愛でるためのもので生食果実ではないようです。これに対して、元禄10(1697)年、宮崎安貞が著した『農業全書』には、中国から伝わる果実を食用とする桃の品種が渡来しておりこの栽培法を記している(p.176〜8)とのことです。花桃に対して果桃というとらえ方ができるでしょうか。
江戸中期の享保・元文(1716〜41)年間に全国で作成された「諸国物産帳」に主な農作物の一つとして、桃の品種数が報告され、例えば出羽国では庄内領に4種、米沢領に2種、全国では計52種となっている(p.181〜4)そうです。品種としては庄内領が源平桃、ずばいもも、白桃、緋桃の4種、米沢領がずばいもも、秋桃の2種とのこと(p.186)です。大きさは中、味も中とされていることから、食用桃であることは間違いないようです。

近世の下北の桃は救荒作物の一種(p.192〜4)で、「じんべえもも」は果実の小さなネクタリン(油桃)であり、土地の人たちは飢餓に備えて絶やすなと伝承、豊産性で凶作の年にもよく結実するため、干果、漬物、砂糖漬など保存食として備えると共に、近隣で販売あるいは漁村の海産物と交換していたとのこと。これはいわゆる在来品種です。

これに対して、明治10(1877)年、第1回内国勧業博覧会で雛祭りの行事が復活、明治37〜8(1904〜5)年の日露戦争の頃、夫婦雛が「夫婦相和」に利用されて百貨店が売り出し始め、昭和11(1936)年、サトーハチロー作詞・河村光陽作曲の童謡「うれしいひな祭り」のレコード発売で「ひな祭り=桃の花」が全国に広まったこと、などを知りました。

※やや長くなりそうなので、記事を2回に分けることとします。

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昭和のハンガー

2023年01月12日 06時00分04秒 | 料理住居衣服
衣類を少し処分しようと整理していたら、ハンガーがだいぶ不要になりました。最近になってクリーニング店から受け取ったものも1点含まれていますが、他はみな昭和のハンガーです。木製の立派なものは残そうと思いますが、いくらなんでも全部を残すのは無駄でしょう。さて、どれを捨てようかと考えた時に真っ先に浮かんだのは、プラスチックのハンガーは要らないよなあ…という思いでした。劣化してだいぶヒビが入ったり割れたりしていますので、これはまあ、確定。



あとは木製のものですが、劣化していないものはクリーニング店からもらっていたプラ製ハンガーの代わりに使えましょう。たしかに、木製のハンガーは丈夫です。半世紀を経過してもまだ現役のものがあります。ハンガーは、いちいち衣服をたたまずにハンガーごとクローゼットに下げておけば家事の省力化に役立つことから普及してきたものでしょう。実際はコストの面が大きいのでしょうが、昭和のハンガー、懐古的な気分と共に、昨今のプラスチック製品の見直しの動きからも、いろいろと考えさせられます。

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香月美夜『本好きの下剋上』第5部「女神の化身X」を読む

2023年01月11日 06時00分30秒 | -香月美夜
TO出版から刊行されているライトノベル、香月美夜著『本好きの下剋上』第5部「女神の化身」第X巻を読みました。12月発売の最新刊ですが、少々ほとぼりを冷ます意味もあって、これまで記事にするのを延ばし延ばしにしてきた(*1)ものです。

前巻は、毒に倒れたフェルディナンドを救出するために、ダンケルフェルガー有志と共にアーレンスバッハへ侵攻したローゼマイン一行が、救出に成功したフェルディナンドと共に、エーレンフェストに侵入していたゲオルギーネとアーレンスバッハ(旧ベルケシュトック主体)の勢力を打ち破る話で、主な舞台はアーレンスバッハとエーレンフェストでした。本巻では、舞台は主として中央、貴族院での攻防となります。

プロローグはアーレンスバッハの領主となるはずのアホ娘ディートリンデのワガママと愚かさ、そしてそんなディートリンデに教えてもらわなければいけないランツェナーヴェの侵略者たちの様子から。夜の貴族院に転移したローゼマインとフェルディナンドたちに加え、ダンケルフェルガー有志たちが中央の様子を探ります。フェルディナンドにとっては悪夢の場所であったアダルジーザの離宮に突撃して眠っている侵略者たちの部隊と武器とを押さえ、図書館で司書ソランジュを救い、ランツェナーヴェの王ジェルヴァージオがすでにメスティオノーラの書を得るべく始まりの庭に向かっていることを察知します。本来ならば侵略に対抗しなければならないはずの王族は、ランツェナーヴェとゲオルギーネと組んで中央内部の裏切り者となっているラオブルートの策動によって骨抜きにされているのですが、フェルディナンドは激怒、ローゼマインはメスティオノーラの書を取り込んでいるジェルヴァージオを邪魔して Good Job !

講堂での戦いから一転して始まりの庭でエアヴェルミーンに叱られるハメにはりますが、女神メスティオノーラがローゼマインに降臨してエアヴェルミーンを「メッ!」したことで、事態はローゼマイン、フェルディナンド、ジェルヴァージオの三人によるレース形式になります。しかし、そんなルールの隙間を突いてフェルディナンドが暗躍、ジェルヴァージオの動きをことごとく封じ込んでしまいます。さすがは「魔王」とよばれた男! いやはや、兵士の娘から神殿の青色巫女となり、領主の養女を経てこんどは女神の化身です。これはもう、下剋上というレベルではないような(^o^)/

「小説家になろう」サイトに掲載されているWEB本編(*2)はローゼマインの視点による物語の流れでしたので、案外すんなり通り過ぎたところでも実はかなりギリギリの状態だったことが、他者視点、例えばフェルディナンドのツェント・レースの裏側あたりから読み取ることができ、面白さは倍増しました。『本好きの下剋上』シリーズ、残すはあと2巻、そして短編集が本年中に出て完結の予定とのこと。面白いです。

(*1): そのため、写真の備忘録ノートが「2022」になっています。
(*2): 香月美夜『本好きの下剋上』(WEB版)〜「小説家になろう」より

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鼻づまりで眠れないときの対処法は

2023年01月10日 06時00分16秒 | 健康
ふだんアレルギー性鼻炎があり、鼻かぜをひくと鼻水・鼻づまりに悩まされます。これまでは、早めに小青竜湯を服用することで対処できていましたが、11月下旬のコロナ罹患以後、どうも鼻の調子が悪いのです。暮れにご近所隣組の葬儀があり、風邪気味でしたが医者に行かずに葬儀の手伝いを優先した結果、正月からずっと鼻詰まりがひどく、夜も眠れないときがあります。正月休み明けにかかりつけの耳鼻咽喉科医院を受診し、

  • コロナ罹患後、鼻づまりがひどい
  • 黃緑色の鼻汁が出る
  • 喉の奥でへんな味がする

ことなどを伝えたところ、慢性鼻炎のような状態になっており、喉の奥に黄色いものがたれているとのことでした。おそらく、後鼻漏の症状が出ているのでしょう。で、処方されたのは

  • フェキソフェナジン塩酸塩  鼻炎の症状緩和
  • カルボシステイン  痰の切れをよくし出にくい鼻汁の排出を促す
  • ベクロメタゾン点鼻液  鼻炎の症状を和らげる

でした。とりあえず、これで症状の改善を期待したいところですが、その他にネットで調べてみると、

  • アレルゲンの除去  室内・寝具の掃除、ホコリを拭き取る
  • 鼻洗浄(鼻うがい)  朝晩2回を推奨
  • 室内の湿度の確保  湿度を40〜60%に保つ
  • 鼻、体を温める  入浴、患部を蒸しタオルで温める

などが効果的なようです。その他には、鼻の近辺、頬骨のあたりをマッサージするとか、脇の下にペットボトルを挟んで体操することで自律神経を刺激するとか、いろいろありましたが、試してみた効果はどうも一時的なようです。また、口呼吸で口の中や唇が乾燥するのを防ぐためにマスクをしますが、試してみるとこの目的のためには不織布マスクよりも布マスクのほうが保湿性が高いように感じます。

もう一度、耳鼻科を受診し、鼻洗浄で前は反対側の鼻腔から洗浄液が出ていたのに、今回は口から出るのが多いが、どうすればよいか、点鼻スプレーはどのくらいの深さまで挿入すれば良いのか、また点鼻のタイミングと回数など、今まで漫然と行っていたことの具体的なところを聞いてみたいと思います。

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ツツガムシ病を研究した人たち〜谷地での長与又郎らの活動

2023年01月09日 06時00分31秒 | 健康
昨日の記事では触れませんでしたが、ツツガムシ病の研究の舞台として、山形県の最上川中流域、とくに西村山郡谷地町(現在の河北町)が登場します。私がこの経緯を知ったのは、昭和48年に刊行された平重道監修・NHK仙台制作グループ著『近代東北庶民の記録(下)』でした。この本の中で「つつが虫攻防記」として取り上げられているのが、大正4年7月、東京帝国大学伝染病研究所の長与又郎博士らが、ツツガムシ病の現地調査のため、谷地町に乗り込む話です。割烹旅館「対葉館」を借りて現地調査研究を開始、博士ら一行は白衣の表面に殺虫剤を塗った防虫白衣を着込み、最上川中流域の河原の草むらを引き回した猿にツツガムシ病を発症させることに成功し、リンパ腺を摘出して顕微鏡で覗いてみると、検体中に今まで見たことのない異様な病原体を発見します。これがまさにツツガムシ病の病原体だったわけですが、当時はまだリケッチアという概念がないために、原虫類だ、いや細菌類だと諸説が沸騰します。結局はアメリカで発疹チフスの原因としてリケッチアという病原体が発見され、ツツガムシ病の病原体もリケッチアであるとされ、さらにウサギの角膜内で培養に成功した病原体でツツガムシ病を再現して確定します。日本初の計画的な野外調査研究となったこのあたりの事情は、山形新聞の連載記事「やまがた再発見」でフリーライターの日下部克喜さんが興味深く書いている(*1)ところです。



東大伝染病研究所のツツガムシ病研究調査団は、団長の長与又郎が当時37歳、宮川米次が30歳、三田村篤志郎が28歳、今村荒男が27歳というメンバーでした。その後、長与又郎は国立伝染病研究所長を経て東京帝国大学総長となり、日本ガン学会を創立します。宮川米次は性病クラミジアの病原体を発見、三田村篤志郎は日本脳炎の蚊による伝播を証明して学士院賞を受賞、今村荒男は日本で初めてBCGワクチンの人体接種を行うなど、それぞれ日本の近代医学を牽引することとなります。計画的で徹底した現地調査の重要性を知った人たちは、おそらく机上の空論の無意味さを痛感していたことでしょう。



当地では、草刈りをして数日後に高熱や発疹が出たらツツガムシ病を疑い、医者に行って「実は数日前に草刈りをしていまして」と伝えることで、その後の診断と治療が順調に進むことが一般に知られています。町内会の河川敷草刈りボランティアなども行われる土地柄でもあり、ある程度、大人には常識となっていることですが、初参加の若い人やよそから越してきた人などはそういう常識を知らない可能性もあります。風邪だ、いやコロナだと見当違いの判断で抗生剤の投与が行われなければ、致死率は数%〜60%に及ぶとされていますので、過去の病気だと軽視することなく、草刈り等の作業の前にきちんと伝えていくことが必要だと思います。

(*1): 4人の俊英、病原体を特定〜「やまがた再発見637 病理学者・長与又郎(下)」〜山形新聞2022年11月20日付

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千葉県で冬のツツガムシ病〜「思い込み」はこわい

2023年01月08日 06時00分59秒 | 健康
報道によれば(*1)、千葉県船橋市の70代の男性が12月上旬に約一週間、千葉県南部に滞在して住宅付近で草刈り作業に従事したところ、発熱や全身への発疹が現れたため、一週間後に医療機関を受診、多臓器不全の診断で入院したものの、死亡したとのことです。実はツツガムシ病の疑いで検査を行っており、結果が判明する前に亡くなったとのことでした。

ツツガムシ病は、早期に対処しないと死亡率が高い、今なお怖い病気の一つです。昔は秋田県、山形県、新潟県などの河川部を中心とした風土病という理解でしたが、いつの頃からか、新型ツツガムシ病が全国で報告されるようになり、日本海側の特殊な病気ではなくなってきているようです。しかし、これまでの私の理解では、ツツガムシ病は夏場に発生する病気で、夏場の草刈り作業は肌を露出しない長袖・長ズボンで行い、作業終了後は入浴して肌に虫さされがないかどうかを確認することが大事だ、と考えていました。まさか12月に千葉県でツツガムシ病が発生するとは、思いもよりませんでした。

「つつが虫病 発生時期」で検索してみると、国立感染症研究所の解説ページ(*2)がコンパクトにまとまっており、私自身の誤解というか思い込みに気づくことができ、有益でした。それによると、

  • ツツガムシ病は、ダニの一種ツツガムシによって媒介されるリケッチア症であり、この保菌ダニの幼虫が皮膚に吸着することで感染する。感染には約6時間以上の吸着が必要。
  • ツツガムシは卵から孵化した後の幼虫期に哺乳動物の皮膚に吸着し、組織液を吸う。孵化期にツツガムシ病が発症することから、発症の時期は年二回、5〜6月と11〜12月が多い。

      (グラフは *2:ツツガムシ病とは〜国立感染症研究所 より)
  • 在来型のツツガムシ病はアカツツガムシが媒介するが、現在はほぼ消滅したと考えられ、夏期に発生のピークはみられない。戦後多くなった新型ツツガムシ病はタテツツガムシ、フトゲツツガムシが媒介する。フトゲツツガムシは寒冷な気候に抵抗性があり、一部が越冬し融雪とともに活動を再開するため、春〜初夏にかけて発症が多くなる。

      (グラフは *2:ツツガムシ病とは〜国立感染症研究所 より)
  • 1950年に伝染病予防法により届け出が始まり、1999年からは感染症法により全数把握疾患として届け出が継続されているが、1980年代から患者の発生数が激増している(*3)。
  • 治療にはテトラサイクリン系の抗菌剤が有効だが、できるだけ早い時期の診断が必要。

とのことです。

なるほど、秋田県・山形県・新潟県などの雪国では、雪に埋もれるため冬場の発生が見られないだけであり、全国的には晩秋に卵が孵化した後に幼虫が野ネズミなど哺乳動物の組織液を吸い、土中で越冬して翌年に活動を再開、産卵するため、むしろ冬場のほうが発症数が多くなっているようです。ツツガムシ病の「本場の常識」は必ずしも全国に通用するものではなかった、ということでしょうか。医師に「草刈りに従事しました」という情報が伝わっていなければ、ツツガムシ病という可能性に思い至ることは難しいことかもしれませんので、問診の際に的確に伝えることが大事になるようです。

(*1): 千葉でツツガムシ病の死者、県の記録では初めて…死後に感染が判明〜読売新聞オンライン
(*2): ツツガムシ病とは〜国立感染症研究所
(*3): 戦後の新型ツツガムシ病への変化は、1980年代からの激増ぶりを考えると、輸出入など経済活動に伴う東アジアのツツガムシ・トライアングル内での移動による種の交代によるものと考えられます。

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ゴミ出しは軽トラで〜時差を設けて搬出

2023年01月07日 06時00分17秒 | 料理住居衣服
今日は、恒例の朝のゴミ出しの日。幸いに、昨晩は除雪が必要なほどの雪降りではなかったので、生ごみを含む「燃やせるゴミ」の袋を軽トラックの荷台に載せて、すぐに運び出せます。これが雪降りの朝であれば、自宅敷地や小学生が通る向こう三軒両隣の路側帯の除雪もあってなかなか忙しくなります。非常勤の勤務と重なったりすると、時間的にもかなり大変。冬場、除雪なしに軽トラがすぐに動き出せるというのは、実にありがたいお天気です。地区内のゴミ集積場(ゴミステーション)まで軽トラックで運搬しますが、時間帯を考えないと、ゴミステーション前で多くの車が列をつくり、渋滞してしまいます。勤め人は早めに出る必要がありますから、退職老人はゆっくり目に、時差を設けて搬出するようにしています。このあたり、長年やっていると、タイミングというか呼吸のようなものが自然にわかってきます。



写真は、生後5ヶ月目に入った李白クン。どうやらいたずら盛りらしく、ピアノの上に上がって照明のスイッチのひもで遊んでいるようです。

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古代ローマの奴隷に現代の家電製品を見るならば

2023年01月06日 06時00分36秒 | Weblog
少し前に、あるブログで『古代ローマ時代の24時間』という本に触れて興味深い見方(*1)を示していました。それによれば、平均的な古代ローマ人の生活の中では5〜10人ほどの奴隷を使っており、奴隷たちが「掃除、選択、食物の貯蔵管理、水汲み、湯を沸かす」などの仕事を分担していたということから、現代においては「掃除機、洗濯機、冷蔵庫、水道、瞬間湯沸かし器」などの家電製品がこれらの奴隷労働を代替していると指摘するものです。多くの機械が単純労働を無人化し、自動化を志向することを考えると、なるほどと思います。その点で言えば、スマートフォンやパソコン等の情報機器は、さしずめ有能な秘書を置いたようなものでしょうか。

同様に、さまざまな農業機械もまた、農奴を代替しているようなものかもしれません。そういえば、奴隷制に基礎を置くラティフンディウム(*2)の普及・発展が古代ローマ帝国の土台を蝕んでいたように、奴隷労働を代替する農機具もまた、借金による機械貧乏という形で、あるいは農機具が壊れたから農業をやめる等の形で、現代の農家経営の土台を侵食しているのかもしれません。我が家の場合は、古い農機具は幸いにとっくに償還年数を過ぎているものが大部分ではありますが。

うーむ、もしかすると、現代の半導体不足による家電製品や農機具等の供給不足も、古代ローマにおける奴隷供給の逼迫に相当するのだろうか。いやいや、半導体不足は一時的な現象だけれど、古代ローマにおける奴隷供給の先細りは古代ローマ社会の土台を侵食していったからなあ。

(*1): 「古代ローマ人の24時間」です〜「海cafe2」2022年11月
(*2): ラティフンディウム〜Wikipediaの解説
(*3): 写真は Wikimedia より。

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高橋拓也『おうちワークの文具術』を読む

2023年01月05日 06時00分25秒 | -ノンフィクション
ウェブマガジン「毎日、文房具。」(*1)編集長の高橋拓也さんが、コロナ禍の中で自宅でリモートワークをする、いわゆる「おうちワーク」を余儀なくされ、その問題を解決していく中で「仕事がはかどり暮らしが整う」スタイルを確立した経過とノウハウを紹介した本です。

基本的に、都会の「狭い住宅事情」の中で家族に犠牲を強いることなく「暮らしと両立」させながら「コンパクトに仕事をする」方向性です。私のように、無駄に広い田舎家で広いスペースを持て余している事情とはだいぶ異なっています。しかし、デスク周りの便利さの追求は共通点も多く、役立つ工夫やノウハウがたくさんあります。例えば「小さいオフィスづくりに必要な3原則」(p.46〜7)として挙げられている

  1. 立体化
  2. 定位置化
  3. バックヤードの重要性

などは、そうだそうだと頷き同感するところです。その意味では、志向する方向性はだいぶ違いますが、その考え方や工夫は参考になるものが多いです。例えば腕時計を台にかけておき、置き時計代わりに使うなどの発想は、少しでもデスク上のスペースを広く使いたい者にとっては目からウロコのアイデアです。



ところで、著者が小さいノートなど「小さいもの」にこだわるのは、本人の好みもあるでしょうが、根本的には都会の住宅事情によるものと思われます。私のように、備忘録など各種ノートをふんだんに使い、しかもそれら全部を何十年も保管しているなどというのは、無駄に広い田舎家だからできることなのでしょう。自分自身の「スペースの無駄遣い」を意識し反省するとともに、狭さや不自由さを楽しむくらいの割り切りと柔軟性がないと都会で楽しく暮らして生きていくことは難しいのかな、と思ってしまいました。

(*1): 「毎日、文房具。」〜 No stationary, No life 〜

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柿と生ハムとモッツァレラチーズの前菜を作る

2023年01月04日 06時00分25秒 | 料理住居衣服
渋抜きをした柿が、だいぶ軟らかくなってきているようです。娘の夫君が好物だそうで孫のところに箱で送り、近くの親戚にも何箇所か届けましたが、これはどんどん消費しないといけません。そこで、以前食べたことのある「柿と生ハムとモッツァレラ・チーズの前菜」を作ってみました。「料理メモ」ノート vol.2 の最後に書き込んだ内容ですので、ちょいとご紹介。

    ◯材料と準備(2人分)
  • 柿 1/2個、皮をむき、小さめの一口大に切る
  • 生ハム 40g、小さめの一口大に切る
  • モッツァレラチーズ 100g、食べやすい大きさにちぎる
  • レモン 1/2個 絞って汁を使います。皮もすりおろして使う。
  • パセリ 適量
  • オリーブオイル 大さじ3
  • 粗塩 適量
  • コショウ 適量 ピンクペッパーなどがあるとなおいい。

なお、柿は11月上〜中旬に渋抜きをした平核無(ひらたねなし)柿で、作業小屋内に貯蔵していますので、冬の寒さの中で冷蔵状態だったものです。まだ1/4樽ほど残っている(^o^)/



作り方は、皿あるいはボウルに柿とモッツァレラチーズを盛り、強めに粗塩をふって生ハムを散らし、レモン汁とオリーブオイルを回しかけ、すりおろしたレモンの皮とコショウ、パセリをチラシて供します。



例によって、トマトジュースを使ったアラビアータ風のパスタにあわせてみました。なかなか美味しかったです。

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「枕元雑記帳」と「料理メモ」ノートの更新のことなど

2023年01月03日 06時00分09秒 | 手帳文具書斎
年が改まったからというわけではなく、ちょうど使い終えるタイミングでしたので、「料理メモ」ノートを更新しました。これは、テレビ番組や本・雑誌、ネット等で見聞きした料理のレシピ等を書きとめ、ときどき料理する際に参考にしているものです。



A5判のダブルリングノートがちょうどよいサイズで、2冊めとなる vol.2 がこの12月で書き終えたタイミングで、新たに vol.3 を準備したところ。A判80枚に、2019年11月から2022年12月までの3年余りで72件のレシピを記録しています。例えば

キャベツとパセリのコールスロー
プルーンでデミ風煮込みハンバーグ
豚肉の赤ワイン煮
 ……
キムチ鍋
柿、生ハム、モッツァレラチーズの前菜

などの内容ですが、いずれも実際に作ってみるとそれぞれに工夫があり、格別の美味しさです。さて、新しいノートにはどんなレシピが登場するか。



そういえば、母の葬儀等がありまだ記事にしていませんでしたが、枕元雑記帳もこの12月に更新しています。こちらはB6判のダブルリングノートで、新しいほうは以前イオンの文具店で購入していたもの。最近になって行って見たら、ぜんぶソフトリングノートになってしまい、驚いたものでした。実はこの製品も、万年筆インクが裏抜けしにくく、紙片を挟んでおくポケットなども付いていて、けっこう便利そうです。寝床で寝転んで仰向け筆記できるように、加圧式ボールペン、三菱の PowerTank (パワータンク) の 1.0mm とのコンビで使います。



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新年に聴くプレイリスト

2023年01月02日 06時00分30秒 | クラシック音楽
今、自宅で静かに聴きたい音楽をリストアップしてみました。気分としては、あまり暗くない曲がいいなあと思いますが、また一方であまりに強すぎる曲を聴く気分でもない。できれば親密で後味の良い曲がいいなあ、と考えて選んだのがこんな感じです。

  1. J. ハイドン 弦楽四重奏曲第20番 Op.17-6 フェスティーシュ・クヮルテット
  2. J.S. バッハ ブランデンブルグ協奏曲第1番 カール・シューリヒト指揮チューリヒ・バロック・アンサンブル
  3. R. シューマン アダージョとアレグロ Op.70 ポール・メイエ(Cl)、エリック・ル・サージュ(Pf)

ハイドンとバッハがともに約20分強、シューマンがおよそ10分弱ですので、あわせてLP1枚分の1時間弱。耳を傾けるにはこれくらいがちょうどいいでしょう。Linux PC に蓄積した音楽データを RhythmBox で再生し、簡易なデスクトップ PC-audio で静かに聴きます。



現代では、ネットでいくらでも演奏動画を探すことができるようになりました。演奏者は少し違いますが、このプレイリストを YouTube で聴いてみましょう。

ハイドンの弦楽四重奏曲第20番 作品17の6、フェスティーシュ四重奏団
J. Haydn - Hob III:30 - String Quartet Op. 17 No. 6 in D major


J.S.バッハの「ブランデンブルグ協奏曲第1番」、カール・シューリヒト指揮チューリヒ・バロック・アンサンブルの演奏で。実は演奏しているメンバーがスゴイ。
Bach Brandenburg Concerto No.1 in F major,BWV1046(Schuricht 1966)


シューマンの「アダージョとアレグロ 作品70」、クリスティアン・シュミットのオーボエで。
Robert Schumann - Adagio und Allegro (Christian Schmitt - Alessandra Gentile)


同じくシューマンの「アダージョとアレグロ 作品70」、リン・ハレルのチェロで。
Lynn Harrell - Schumann: Adagio & Allegro


お気に入りの「アダージョとアレグロ」(*1)は、今回はオーボエとチェロの2種類の演奏を探しました。やっぱりいいなあ。

(*1): シューマン「アダージョとアレグロ」を聴く〜「電網郊外散歩道」2021年12月

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