市民劇の面白さがある。地域の特性・個性が存分に舞台で披露される。10人の名護市の地名士舞踊「かぎやで風」は、当初驚いたが、地域のみなさんのために常日頃活躍されている方々の登場だった。舞踊がうまいというわけではない。それぞれの個性で踊っている面白さがあった。 冒頭の古典音楽斉唱は見事だった。野村流音楽協会名古支部と琉球筝曲興陽会北部支部のみなさん、総勢70人による斉唱である。「かぎやで風節」と「辺野 . . . 本文を読む
庭でうるさく鳴くタイワンクツワムシの元気な音楽会が来年の春まで続いていく。小さな庭はその鳴き声で精神が喚起される。「何しているんだ」と~。 実にけたましい鳴き声の正体が分かったのは去年のことだった。動きがややおそくて、シークワーサーの葉の上にジーッとしている姿を目撃した。よく見ると大きな後ろ足が一本なかった。それが強烈な印象である。その後もまたやはり一本の足がない姿を見つけた時、それが何を暗示する . . . 本文を読む