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志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

「下方比較」や「いつかみた終焉」?「シンデレラ幻想の美(幻想)」 など (つぶやき)

2011-09-05 12:48:59 | グローカルな文化現象
              (天女のようなウトミの舞いと若按司【割符】9月4日、宜野湾市民会館にて!)

12:31つぶやき

沖縄タイムスの「時代の航海図」「下方比較」の四文字に目がひきつけられた。時代の諸相を照らす造語があるということだが、つまり3・11後の不幸の比較を臨床心理士の信田さよ子さんが論じている。

信田さんの発言で「不幸の比較は戦時下の日本のファシズムとつながっている」の指摘にハッとする。「お国のためにも欲しがりません、勝つまでは」も、やせ我慢が破局へ後押ししたと見る。「ガンバロウ」「日本は強い国」のスローガンよりも【弱いことは恥ずかしいことではない。安心して助けをもとめようのスローガンが心のケアの第一歩】
とのこと。

なるほどで、3・11後にすぐ大和魂を持ち出した某作家のセンスとの違いは明らかである。その某作家はどうしてか沖縄ではモテモテである。大和魂と犠性の心を持ち出していた御仁がモテモテで、沖縄は過去の悲惨な戦争から何も学んでいないのかと一瞬立ちくらみした。


12:46つぶやき

スティーブン・クレモンス(新アメリカ財団戦略問題部長)の『衰える米にすがる日本』の時事エッセイも面白いと思った。「世界の力関係が崩れ、予測不可能な勢力が台頭してくる中、対米依存度が高いままの日本は勢いをます世界のダイナミズムをうまく利用できない。新たな世界が形成されるまで、日本は崩れた米国の支配網のがれきの下に捕らわれたままになるだろう」は現在のグローバル・リージョナル・ナショナルな関係性の綾の中で揺さぶられ続ける沖縄をまた射る。

崩れる大国のあえぎを目撃させられているのかもしれない。そして世界の新しい仕組みはどう移行していくのだろうか?日本が米国と共倒れしていくのか否か?辺野古に普天間移設をごり押しする日米の愚かさを当事者の名護の住民は冷静に見つめている。沖縄の住民の大多数が拒絶してやまない強権的政治姿勢を世界市民は目撃している。限りなく反を突き付ける住民の意志・闘いを世界はまた目撃している。

ほろびる帝国と手をつなぐ日本の将来に危うさがまた漂う。アメリカ研究者はそうした滅びゆく帝国の証言者になるのだろうか?

12:51つぶやき

(女性だけの劇団うない代表中曽根律子さん)

劇団「うない」の【割符】わいふは面白かった。沖縄芝居バージョンの「シンデレラ姫物語」である。もっとライブ感覚の踊りや音曲が挿入されても面白いに違いない。踏襲されてきた芝居の枠組みに捉われている演出にどう新しいセンスが加味できるのか問われていよう。西森の神【花岡尚子】の位置づけが面白い。おとぎ話に込められた幻想の美しさはまた人間の根源的な幻想や属性が見え隠れする。間の者の登場や舞踊がアクセントになっている。

(最後は割符が一つになり若按司と結ばれるウトミ)

シンデレラの扮装がこの世のものとは思えない西洋風の可憐さで、異質なるものに惹かれる人間の心象も含め、比較検証の中でもっとじっくり見据えたいと思う。台湾公演の御成功を念じています!ご一緒に台湾に行きたかったのだが、大城立裕氏の10番目の新作舞台公演があり、また幻の組踊台本の舞台化も日程が重なっていた。残念!

台湾公演の御成功を念じるばかり!

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