志情(しなさき)の海へ

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アニメの『サマーウォーズ』(SUMMER WARS)を観た。アマゾンプライムをここ3ヶ月ご沙汰で、何となく評価の高いこのアニメを観たら面白かった!

2022-05-14 07:19:59 | 映画
何となくFACEBOOKのメタバースはこんなものかと思って観た。OZという何億人もの人々が参加する仮想空間である。面白かったのは、リアルな生活空間と仮想空間のリンクである。膨れ上がったSNS上のアルゴリズムで創設されたアバターが膨れ上がるという設定で、それで現実が影響を受け、世界が破壊される領域までいく可能性を示唆している。なるほどだった。スリル感があって、家族愛に包まれていて、おすすめのアニメだ。2009年の公開だから今から12,3年前のアニメだが、現在を先取りしているように思えた。

常日頃、Z世代(1990年代半ば以降に生まれた世代、10歳から21歳)、ミレニアム世代(20代中盤から30代前半)はITなどネット世界(仮想空間)に深く馴染んでいると言われるが、登場人物も主人公は高校生である。そしてネットゲームに強い少年とその道の達人、アメリカの大学教授でもある日本人だ。

ほとんどゲームをやらない者にとっては、ただ面白そうに思えるのだが、仮想空間OZの闘いが現実と深く関わってくるこのアニメは、SF(サイエンス・フィクション)が未来の物語であって現実を暗示する傾向と類似している。

しかし、ゲームの世界が現実にインパクトをもたらすこのような物語は結構多くなっているのかもしれない。実際、コロナ禍で家にいてオンラインの授業やその他諸々、ネットなくして状況にアクセスできない現実である。

またサバイバルとして、生存競争の一環としても、メインメディアの新聞やテレビではなく、ITや仮想空間のSNSにアクセスしないと、世界の状況一つとっても真実なり、事実が見えにくくなっている実体だ。それゆえに尚、興味深かった。アニメもたまには刺激的だ。

検索すると詳細がWikipediaで紹介されていた。

『サマーウォーズ』(SUMMER WARS)は、マッドハウス制作の日本のアニメ映画。2009年8月1日に、新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、丸の内ルーブルほか全国にて公開された。
キャッチコピーは、「これは新しい戦争だ。」(ティザーバージョン)「つながりこそが、ボクらの武器。」(本ポスターバージョン)
主な賞としてシッチェス・カタロニア国際映画祭アニメーション部門 (Gertie Award) 最優秀長編作品賞(第42回)、星雲賞メディア部門(第41回)を獲得している。

インターネット上の仮想世界とリンクする世界を舞台に、インターネットの中で起った世界を揺るがすサイバーテロと、それに立ち向かう田舎の大家族の現実社会でのつながりとインターネットを介した世界中の人々とのヴァーチャルなつながりが描かれる。
物語は、ふとしたことから仮想空間で起こった事件に巻き込まれ、指名手配されてしまった天才的な数学の才能を持つ主人公が、憧れの先輩やその家族・親戚一同とともに、世界を危機から救うべく奮闘する姿を描く。砦の様な旧家の豪邸に集った大家族は、曾祖母の持つ政財界の人脈、家族のそれぞれの職業、スーパーコンピューター、自衛隊の通信用最新機器、イカ釣り漁船、携帯ゲーム機などを駆使し、格闘ゲームや花札など意外な能力も発揮して人工知能と闘い、主人公も得意の数学を武器にその戦いに参戦する。細田は「普通の人たちがそれぞれの能力を出し合って大きな力になる。そういう関係が僕の理想。アニメ作りの現場もそう。だから僕は『みんなと一緒で楽しい』という話を作って現場を肯定したい。『孤独でつらい』なんて話をスタッフに強要できない」と語っている。
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