確か「イージーライダー」は以前観たが、「テルマとルイーズ」は全く念頭になかった。映画が放映されたのは1991年、あまり動けなかった時代だ。つまり映画を観ていなかった。
しかし衝撃的な映画だった。フェミニズムの潮流との兼ね合いもある作品だが、「イージーライダー」のロードムービーと比較したら面白いかもしれない。
テルマとイーズが追い詰められてメキシコへと向かう。すべての女性の属性や、それに付随する価値観や規範から解き放たれていくような、悲劇的な爽快感は何だろう。
自由とは何か?自らの誇りのために犯罪を犯す。社会の規範なり属性に追いつめられる。社会の規範を超えた所に待ち受けている、排除の論理、解放感もありえるが~。