Ingrid Bergman 主演映画で無視していたが、なぜかまた目に入ってきたので観た。
英語字幕がついているが、音を拾っているので正確ではない。1966年の同名の小説(by Rachel Maddux) の映画化で1970年上映でかなり古い。古い映画なので、無料で提供ということなのだろうか。
あまりヒットはしなかったようだが、物憂い表情のIngrid Bergmanの表情を追いかけてみていた。
ロースクールの助教授ロジャー・メレディスの妻リビーは美しい専業主婦の役。娘が一人に孫一人。避寒休暇で夫とテネシー州の田舎で過ごしている間に恋に陥るという物語。惰性的な夫に物足りなさをもっている中年の彼女は農夫の男性ウィル・ケイドに惹かれていく。
しかし、奇跡は起こることがなく、彼女は日常に戻っていく。惹かれた男性に実際miracleは起こらなかったと告げる。男はcome back、息子を犠牲にしたのだと、無念の思いを語るが〜。
興味深いと思ったは、娘のEllenがやってきて Let me be somebody.と頼み込む。ハーバード大学に入学が決まって彼女に孫の世話を頼む。You want to be somebody. と繰り返されるBeing somebodyにハットした。当時、60年代から70年代にまだまだ、女性たちが疎外されていたことが分かる。主婦から自立した女性への転換期だろうか。Being somebodyになるためには、高等教育が必要だったことをシンプルに表している。
チョムスキーは1975年に男女平等は法的に可能になったことをいつも発言していて、1975年前のアメリカの状況なのだと、観た。
賢そうで美しい主婦は、書籍執筆中の夫のモニターをさせられている。
農夫は言う。I wake up thinking of you. 愛の告白!
リビーは、自然の中で、山羊を慈しみながら、自らの自由な感性を取り戻していた〜。しかし、都会にも、田舎にも家族の絆や絶対性がある。それぞれのハビトゥスに縛られている。
彼女は結婚でMAを途中で諦めたのらしい。自らのキャリアを捨てて良妻賢母を選択したのだ。
いかに生きるか、生きたか、人はそれぞれに向き合わざるをえない。
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プロット(ウィキの自働翻訳)
リビー・メレディスと法学教授の夫ロジャー(52歳)は、雪の降る冬の間、ニューヨークからテネシー州の奥地にある小さな家に引っ越します。彼らの結婚した隣人、ウィル・ケイドはリビーに惹かれ、彼らにとても親切で友好的です。知的な夫が本の執筆に忙しい中、リビーは田舎の生活が好きになり、ウィルの田舎の感性に惹かれ、短い情事で最高潮に達します。
リビーは、娘のエレンが到着し、エレンがハーバード大学ロースクールに通っている間、孫のバッキーを育てるためにニューヨークに戻るように頼んだことに驚きます。森の中で父とリビーが抱き合うのを見たウィルの気まぐれな息子は、彼女が散歩に出かけると彼女に性的虐待をします。ウィルは彼女を救出するが、彼女を彼の手から救出する際に誤って息子を殺してしまう。葬儀に参列した後、幻滅したメレディス夫妻は、離ればなれになったこと、ロジャーが本を書き終えられなかったこと、エレンはバッキーのためにリビーが必要だったことなどから、ニューヨークに戻ることを決意する。リビーがケイド夫妻に別れを告げると、彼は彼女を追いかけてプライベートな会話をし、彼女が戻るのを待つと言いますが、彼女はもう奇跡を信じていないと言います。最後のシーンは、最初のシーンと非常によく似ており、リビーが同じ服を着てバッキーを学校に迎えに行く様子が映し出され、エンドクレジットでは「A Walk in the Spring Rain」という曲の一部が流れます。[2]
キャスト
- アンソニー・クイン(ウィル・ケイド役
- イングリッド・バーグマン(リビー・メレディス役
- フリッツ・ウィーバー(ロジャー・メレディス役
- キャサリン・クロフォード(エレン・メレディス役
- トム・ホランド (少年) (トム・フィールディング)
- バージニア・グレッグ - アン・ケイド
- ミッチェル・シルバーマン(バッキー役
- ジャネット・ネルソン・チャドウィック - フェスティバルの歌手(セグメント「Oh Shenandoah」)