新里雄大原作「イスラ！－」のジャンルを超えた刺激的な舞台！

神里さんの感性は沖縄から誕生する現代劇ともまた一味異なるもので、南米大陸のルーツと日本、そこに沖縄がついてくる感じでしょうか。距離感が感じられます。ジャンルの越境は今後ますますですね。チャンプルーの沖縄文化ですからそこは違和感がなく、世界（かなたとこなた）をどう包摂していくか？どう普遍化していくか、固有で普遍な領域がどこにもありえるのですね。
福永武史が出演したら積極的に見たいと思ったかもしれないがー。

つぶやき：（まったく上記と関係なく関係ある？）

「日常を丁寧に描くとシュールになる」のことばがこびりついています。日常の中にあるリアルとシュールの世界はここにあり、あそこにあり、かなたにもあるのです。シュールなおぞましさはこの空間にあり続けます。テレビの中にもいっぱいかもしれませんね。人間が作っているものですからー。存在のシュールさ、リアルさが現在進行形でありうるわけでー、この現実の生き難さ、行き易さのようなものーー、なぜか『万葉集』が注目なんですね。深夜のテレビの音が聞こえてきます。