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バッハやモーツアルトが好きでPCの前でよく聴きながら論稿に向き合ってきたが、今回は第九のライブコンサートである。とても良かった!「メサイア」の迫力もいいが、「4楽章」だけでなく、合唱も含めた全交響曲である。今年最後のとてもいい想い出の感動の場になった!琉球大学管弦楽団の演奏会はチケットは安いながら、いつも感動が深い演奏会である。最近はほとんど参加できなかったが、今回60回記念演奏会で、伝統あるこの会のメンバーでもあった友人からのお誘いで、忙しい師走にコンベンションセンターでゆったりと第九に酔いしれることができた。ライブ・コンサートはいいね。機会があれば何度でも駆けつけたいクラシック演奏会。年末には「第九」を拝聴し1年の疲れを癒すひと時もいいね。自分へのプレゼントにもなったひとときに感謝。友人の心配りに感謝!栄子さん、今年はいろいろとありがとう!
演奏会の冒頭で「琉球大学管弦楽団・団長翁長くるみさんから沖縄タイムス社長豊平良孝さんへの「30万円」の寄付金贈呈があった。「沖縄こども未来プロジェクト」への応援である。アンコールの後指揮者の糸数武博氏はアンコールでベネズエラの「ダンス」の交響曲を演奏した時、ベネズエラでは国を挙げて貧困者の救済活動の一環として、ユースオーケストラなどの立ち上げがあり、その中で貧しい子供達が音楽に励まされ、夢と希望を得て、中には音楽家として巣立っていった若者たちが続いたお話をした。世界的にユースオーケストラが誕生する切っ掛けになったとの事、とてもいいエピソードに確かに心が温まった。同様に沖縄の子供の貧困問題がいい方向へと改善されることを念じたい。
沖縄の島全体(陸、空、海)が米軍と自衛隊の演習場のような状態。特に70年以上沖縄に君臨する米軍基地の返上が最も根本的な貧困の解決へのルートだと考えるのだがー。危険な基地が島を侵食し続けている。それがいいはずがない。近代沖縄の移民は、いわば棄民政策だったのだよ、と身近な研究者が話していた。貧しい島の人々は昔も今もサバイバルのために棄民になることを余儀なくされているのだろうか?島を出なければならない。都市へと向かわざるをえない生きるための闘いが続いている。「福島」に若者達が吸い寄せられているという。サバイバルである。身体を危険に晒しても原発修復(?)の危険な場に向かう若者たち!←失われた20年から30年へ!日本は立ち直ってはいないのだと昨夜耳にした。そうなのだろうか?ますます悪くなっているのだが、国民は立ち上がる気力を失っている?麻痺しないと耐えられない。お笑い番組で笑い、ネットで孤独を癒す。←そうだろうか?政治の停滞が、ますます危険な潮流を生み出す時代?過去の亡霊がよみがえる未来であって欲しくない。
第九は勇気を与える交響曲である!2017年が今年よりよき年になることを念じよう。沖縄のさらなる試練は続いていく。なぜか「闇の奥」である。闇の奥を見据えること、オーケストラの旋律にほのぼのと脳裡を充たす感動を覚えながら、明日は?と一瞬、旋律や歌曲を越えて過るものがあった。しかし身体はオーケストラと合唱に呼応していた。ライブの感動はオアシスでもあり勇気の源である。