
【白鷺が池の周りの緑にくっきりと浮かび上がった!】
(つぶやき)
ハワイ4世のルーツ探しとこの間のアメリカ、ハワイ経験と沖縄の近代史の流れ、文化や伝統の話から意外と異なる違った、しかし類似する時間の経緯が見えてきたりした。
伝統的なもの、オリジナルなもの、越境する文化や芸能との接触地点に同じ人物の名前が登場してきた時はびっくりした。
沖縄の近代史の中で、同化と異化があり、その統合や止揚があり、一方で根から離れて異国の文化に入って、根付いた沖縄系の人々の近代史とが重なる部分があるのだということも興味深いと思ったりした。ある面で互いに照らしあっているものがあるのだということに気がついたのも事実。
日本への同化の過程でアイデンティティを払拭していった者たちがいて、同じようにハワイ社会で沖縄のアイデンティティーを消そうとして生きていた人々がまたいたのも事実なのだ。より強いエスニック共同体なり集団に自らを模倣していく、同化していく趣向性がある。
身体性、概観がすべてを規定するのでもない、同じに見える身体が置かれた位置、文化によってまた変わってくるのも事実だ。
話は変わるが、今日、中国人の愛らしい留学生とも話した。彼女の父母の時代は文化大革命を経験していた。彼女の先祖は裕福な士族だったのでかなりひどい扱いを受けたようだった。祖父は蒋介石の下で軍人だったので台湾に渡っていったのらしい。でも祖母は一人で教員をしながら3人も息子たちを育ててきたのだという。彼女によると1989年の北京での学生の蜂起は全く全中国人に知らされていないという。天安門事件https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E5%9B%9B%E5%A4%A9%E5%AE%89%E9%96%80%E4%BA%8B%E4%BB%B6は教科書にも出ないし、まったく歴史の闇に葬られているという。知らなかった。彼女と自由と表現の自由について話した。彼女の父母の世代は、今が一番自由でいいね、とのことだった。この間の歴史の推移があまりに波動が激しかったので、たいへんな思いを経ての現在なんだと一瞬、ゆったりした雰囲気の彼女の顔を見つめながらいろいろ考えさせられた。天安門事件の当事者だった優秀な中国人は海外に亡命し、そこで中国を見つめているのは確かなのだ。アメリカやフランスにいる知的中国人たちがいる。香港やシンガポールにもいるのだね。世界のシステムの仕組みの変化を見ながら、日々それぞれの場所で懸命に生きている人々がたくさんいるのだとー。
深夜のおしゃべりで論稿の訂正が遅くなった。どうも膨らんで45枚が60枚になりそうだ。資料やデーターを調べなおしたりで時間があっという間に過ぎていく。
https://en.wikipedia.org/wiki/Tiananmen_Square_protests_of_1989 ←6 月4日の出来事=天安門事件、この英語バージョンが詳しいね!