志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

美しい玉三郎の舞台「聞得大君誕生」です!

2014-05-28 13:03:46 | 琉球・沖縄芸能:組踊・沖縄芝居、他

南座での舞台が楽しみになりました。ノロとユタの闘いのあの初演の陳腐さが改善された、との芸能担当記者の書いた文面に幾分ほっとしたが、ただ歴史的に見てノロとユタが争ったことがありえるのか、実証があれば知りたいですね。琉球史の先生方への問いはそれが一つと、また「義臣物語」の中で按司が切腹したとの台詞があり、琉球の群雄割拠時代に切腹があったかどうか、知りたいです。豊見山和行先生は中世においてありえなかったということですね。

いかにも切腹があったかのような時代物の登場に辟易するところがあり、時代考証と実際のフィクションの表現との違いに、その落差に、琉球・沖縄の舞台芸術の問題が解決されないままだということが、気になっています。ただフィクションだと、なんでもありで、ファンタジーもある程度のほんとうらしさがほしいです。池上永一の「テンペスト」は小説を読み、舞台を見て、HNKのシリーズも見たが、あまり違和感を感じませんでした。フィクションだと、面白くみました。歴史家の方が丁寧に分析しているが、聞得大君や辻の遊郭やジュリについての関わりについてはみなさん、言及されていませんね。そこがポイントだが、今回は信仰が関わっています。ノロとユタです。武具を持つほどの闘いがあったと、なぜ大城立裕先生が書かれたのか、その理由をもっと知りたいですね。


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