
川村先生はレジメも論稿も掲載が間に合わなかったのですが、同時期に『東京人』に書かれた論稿を配布しました。その最初と最後をUPします。妓生文化誌は日本の遊廓とはまた違うのですね。植民地後に日本は韓国に日本人用と韓国人用の遊廓を設立するのですね。官妓としての妓生と囲われた遊女とは異なりますね。東アジアの遊廓と女性達の間の類似や違いが見えてきました。儒教道徳がかなり強かった韓国に対して、琉球はそうではなかったのですね。以前台湾の研究者から台湾でも日本人のための遊廓と台湾人のための遊廓が設立されたとお聴きしました。その台湾に琉球の遊女がまたいたのですね。
アンケートを見るとなかなか好意的な評価でほっとしたのですが、一部の優れた研究者の先生方の講演が良かったということと、二部の仲村先生の実証的なデーターに基づく音源のご紹介、いかに辻の優れた歌者の歌が味わい深いものだったかよくわかります。6人の女性の歌を聞きました。また多嘉良和枝さんのかいされー節の歌のすばらしさにびっくりしました。また瑞慶山和子先生の宮平ウト=さくら家音子についてのお話、「花風」にのせた踊もよかったですね。学生が撮ったビデオを検証し、写真も取り入れ改めて写真をUPしたいですね。何枚かUPしておきます。総合司会の比嘉悦子先生の時宜を得たお話も良かったです。先生に感謝です。
川村先生のお話による韓国の妓生文化、また春画の日韓比較、興味深いです。「春画は日本の女性のためのものである。あの図絵を見たら普通の男性はビビッてしまう」も興味深いですね。
儒教社会の男尊女卑の構造をもっと見据えたいです。琉球の儒教は柔らかいの印象です。東アジア全体の比較検証もこれからですね。
二部の仲村先生のご発表 午後4時以降のパネルセッションまで多くの方々が最後まで参加し発言してくださいました。謝!二部の時は会場満杯でしたね。