キャシーは、トヨタ講堂に着席しているオーディアンスに向かって英語論文の投稿を呼び掛けていた。あなた方は自分の国のパフォーミングについてはよく知っているのだから、と。キャシーもバリ島を含め東南アジアをフィールドにしてよく訪ねている研究者だ。
何より、島がたくさんのそれぞれの地域での若者を中心にした文化運動の発表が泣かせた。マルコス大統領時代に多くの若者たちが殺された事も含めそのメモリアルの舞台が登場したり、ジェンダーテーマのダンスパフォーマンスがあったり、感極まる企画だ。貧困をどう解決するか、大きな活動がなされているようだ。限界があって限界がない劇的な取り組みがある。
写真をUPしたいが、SDのスロットをPCがアクセスしたりしなかったりでうまく取り入れることができない。
発表は27枚ほどのスライドを作成した。90分の3人のパネルはあっという間で、ブルガリア人の歌舞伎研究者やキャシーが質問した。スタッフの学生がとても親切で「人類館」を一部見せることができた。