京都産業大学で袋中上人に関する展示と講演会があるのですね。沖縄芸能の魅力について、和田信一さんと鈴木先生も講話されるとのこと！

〈メモ）

そこで沖縄芸能の魅力とは何ですか、と鈴木先生に質問すると、アジアのシェイクスピア研究にも詳しい方ゆえに、中国、韓国、日本本土と異なる沖縄の特異性についての話は興味深かった。

　◎　歴史を受け継ぎながら前向きなところ

　◎　チャンプルーな所　（そこはinclusive包括性）

　◎　優しさ

　◎　柔らかさ

　　◯　その他琉球音階について。中国、韓国、日本と異なる

　　◯　日本の古代と共通点があることばについて

　　◯　芝居の筋の本歌取り

　◎　懐かしさと違和感、でも韓国とは明らかに違う

（おそらく鈴木先生はそれらの断片的にお話されたことを体系的に当日の会場でご披露されることになるかと推測できます。関心のある在京の方は是非、講演会にご参加されてください。）

かれこれ、彼女とは30年間、同じ日本演劇学会会員としてのおつきあいだということに、月日のはやさを感じる。21世紀に入って、沖縄演劇について共同研究をしたこともあり、2013年だったか、英国のシェイクスピア生誕地の州の大学で共通のフォーラムを組んで研究発表をしたのも懐かしい。沖縄演劇のテーマで英文で博士論文を書かれている。コロナ禍の中で英国行きも困難になり、厳しい状況だが、博士号を取得し、論文が出版されることを期待しているところ。

以前英文で書いて発表した論文が4つほどまだ残っていることにウチアタイする。研究発表のために書いた論文で、しっかり論として完成しないといけない。やれやれ！

★京都産業大の袋中上人についての企画には又吉静江先生が以前舞台化された映像「尚寧王と袋中上人再現」もご紹介されるとのことだった。この新作組踊は県立博物館講堂でも公演があり、一度観劇したことがある。又吉先生はお元気で作品を再構成されたいご様子。楽しみな作品。

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袋中上人京都布教400年記念公演「尚寧王と袋中上人再現」
日時：平成23年10月8日（土）
場所：京都府民ホール　アルティ
開演：午後14時、18時（2回公演）
料金：前売　5,500円　当日 6,000円

若衆入子躍　元吉路　兼鳥翔子　福島千恵子　又吉桃子
諸屯　　　　又吉静枝
しょんだう　石川直也　宮城茂雄　田口博章　玉城匠

尚寧王と袋中上人について
信ヶ原雅文（壇王法林寺）　賀幡圓定（袋中菴）　原田禹雄
ナビゲーター：上里隆史

新作組踊　修羅の縁　ー尚寧王と袋中上人再見ー
原案/原田禹雄　作舞・監修/又吉静枝　音楽/仲嶺伸吾　作舞補/又吉聖子

◆出演
袋中上人/石川直也　尚寧王/東江祐吉　具志頭王子/宮城茂雄　王妃/又吉聖子
侍従/吉元路　兼鳥祥子　福島千枝子　又吉桃子　　間の者/玉城匠
エイサー/田口博章ほか
歌三線/大城貴幸　喜納吏一　和田信一
箏/島袋八重子
笛/横目大哉
胡弓/森田夏子
太鼓/横目大通

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鈴木先生と那覇市の小禄にある浄土宗「袋中寺」を18日午前中に訪ねた。関係者がご不在で詳しくお話が聞けなかったが、お寺には袋中上人の大きな画像が掲げられていた。改めて『琉球神道記』琉球神道記 - Wikipediaを読まなければと思いつつ～。