以下は2015年11月4日のブログです。でも今見るとこの項目へのアクセスが70人とありびっくりです。それでEACIで玉城愛さんが司会をした時の討論の中身もいっしょにUPします。6・19・2016島袋里奈さん追悼集会での愛さんのスピーチはとても感極まるものでした。彼女の白百合の花のようなイメージが圧巻でした。一人の女性の実存、ことばのもたらす力を感じます。それがこの小さなブログまで押寄せているということでしょう。沖縄・日本・アジア、そして世界の安寧のためにいい兆候だと言えますね。時勢の波は彼女の中に純なるもの(雫・しずく)の光り、希望を見出したのですね。(なぜか NTTが管理しているこのgooブログの以下のデザインが隙間が開きすぎで調整しても直りません。ブログのプロバイダーもまたmanipulateしていることがよくわかりますね!)以下の中身に重複があります。SORRY!
東アジア共同体研究所(EACI) News Weeky Vol.045 「沖縄で考える自分づくりと生き方(後編)」】
鳩山代表と名桜大学などの学生とのパネルディスカッションが面白いですね。司会は玉城愛、Ryukyu SEALDsの代表者ですね!
昨夜ブログを更新し那覇に戻って深夜スマホを見ると、PCでは見れるものがスマホで削除!iphonではなく、docomoスマホだが、びっくり!つまりXXさんは若いSEALDsや鳩山由紀夫さんたちの動向を怖れているということを示している。XXはSEALDsの動きが『怖い』のである!若者たちよ、足元を見据え、未来を地球人・コスモポリタンの未来を高らかに歌ってほしい?アクションの大切さだが、翁長夫妻も万策尽きたら辺野古で座り込みの仲間に入ると宣言していますね。ウチナーンチュ、ウセーティナイビランですね。
このブログをUPした後でなぜかDOCOMOスマホでも見れるようになっています。SEALDSを怖れている当局なんですね!
なぜか素敵な玉城 愛さんへの関心が深まっているせいか、このブログの彼女のアクセスが増えています。以下は転載です!ごいっしょにどうぞ!6・19の愛さんのメッセージはとても良かったですね!彼女のようなメッセンジャーが明日の日本、沖縄のよりよき民主主義社会を切り開いていくのですね!
*2015年10月16日に、名護市の名桜大学で開催された講演・シンポジウムの模様を採録した。前回と合わせて、全体の9割近くを活字に起こした。
玉城愛(司会)
玉城愛(司会)
ここで東アジア共同体研究所の理事、ジャーナリストの高野孟さんをご紹介します。情報誌インサイダー編集長として40年務めておられます。
高野理事
高野理事
「安倍政権の下で一億総活躍大臣が出来た。変な大臣が出来たものだ。これに対し、鳩山政権では「全ての人に居場所と出番がある社会を造る」と言った。似ているが天と地ほど違う。一億総活躍は「お前ら一億人は国家の役に立つようにがんばれ」と主語は国家だ。鳩山さんが言った居場所と出番は、自分しか決められない。そういう条件を整えるのが政治の役割だ。今の政権は正反対で、国家が居場所を決めてやる、だから国家の言うことを聞け、菅官房長官は女性は子供を産んで国家に貢献しろ、と言った。人間は本能に従って命のつながりのために子供を産む。戦前は国家のために産むという思想があった。国家を主語にすればどんどん物事がゆがんでゆく。
では我々は自分で出番を決めているか、自分で居場所を探しているか。我々一人一人がやらなければやらないほど国家が決めようとしてくる。どんどん降りて来る。
いま民主主義の瀬戸際だ。シールズが国会に行って政治家の皆さんも一人一人個人として考えてください、と言った。歴史に残る名演説だ。
いま民主主義の瀬戸際だ。シールズが国会に行って政治家の皆さんも一人一人個人として考えてください、と言った。歴史に残る名演説だ。
安倍政権も菅もひどい、しかし自分たちが民主主義の権利を行使しなければどんどん侵されてゆく。稲嶺市長も翁長県知事も自分たちで決めなければ、国家にやられてしまう、と頑張っている。こんなことをやりだしたのは全都道府県で初めてだ。いま民主主義のせめぎ合いだ。みなさんもそういう社会を造るために何ほどか自分で出来ることを始める。そこに生きる喜びもあるんじゃないかと思う。」
名桜大・学生
名桜大・学生
「鳩山元首相に質問。お互い価値観の違う人達との共生が友愛の思想だ、と聞いた。新基地も安保法制も相対する二つの価値観がある。新基地を造って平和を守ろうという視点、基地を無くして平和を実現しようという人たち。国としてはどちらかに舵を切っていかなければならないと思う。そういう立場に立ったからこそ分かることもあると思うが、どちらかを切り捨てるのか、お互いに妥協しあって折り合いをつけてゆくのが正解なのか。
鳩山理事長
鳩山理事長
「大変難しい質問を最初から頂いた(笑)。異なる価値観・様々な価値観を許容する度量を持たなければいけない。安倍首相は異なる価値観を認めようとしない方に思える。例えば(中国の動きに反対する)価値観が同じ国でまとまって中国を囲い込め、という発想を持っている。それは間違っている。今の時代、価値観が違うから戦うのではなく、価値観が違うもの同士がどうやって生きてゆけるのかを考えるのが大事だ。基地を減らしてゆくことこそ、価値観が違う人たちと共生できる世の中になる。
手法として、こちらが正しい、こちらが間違っている、だから足して2で割る。これが、必ずしも異なる価値観を生かすことにはならない。
戦争というものが今の時代に果たしてどこまで現実的なのか、たしかにIS等に対しては何らかの行動をしなければならない局面もあるだろう。しかし現在の政権の狙いは尖閣の問題などで中国と軍事的な衝突の可能性があるから、それに対して武力的なことを高めてゆかなくてはならない、だから基地も必要、安保法制も必要という考えになってしまっている。これは根本的に違っている。
昨日も中国の方から言われた。どうして日本は冷戦の時の考え方から抜けきれないのか、大変残念に思う、と。中国の人たちが日本嫌いでないことは沢山の中国人が日本を訪れていることでも分かるでしょ、と言われた。今は戦争が現実的ではない、という現状の中で基地が必要なのか、安保法制が必要なのか、という議論をしてゆくことが、共生の道を歩んでゆくことにつながると思う。」
名桜大・鈴木「自分づくりと個々の幸せと国が歩んでゆくのをどう合わせて行くのか。」
比嘉講師
名桜大・鈴木「自分づくりと個々の幸せと国が歩んでゆくのをどう合わせて行くのか。」
比嘉講師
「自分ひとりで生きて行くことは出来ない。自分を愛してくれてる人、集団、小さな共同体の中で育まれてゆく。そのプロセスに小さな政治がいっぱい関わってくる。幸せは売っていない。どこにも売ってないから造るしかない。学生の皆さんが学ぶこと、どうしたら幸せになるかという課題が見つかったら一挙に全国に広がる。そういうミクロポリティックスで力をつける。そして日本をとりまく陸・海・空について、中国・フィリピン・日本などでみんなで守る約束を造ってゆく、そうしたマクロポリティックス、を考えて行こう。」
稲嶺市長
稲嶺市長
「私は大学卒業するのに6年かかった。愛知のトヨタ自動車に季節工で働き学資を稼いだ。その時、自分がどういう場所にいるかを考えることが出来なかった。その後、名護市役所に入って、社会教育に携わった。これが原点だ。仕事をする中で自分の立ち位置が分かるようになった。その時その時に出会う人が生きがいにつながってゆく。」
鳩山理事長
鳩山理事長
「一人一人が幸せであればもっとも良い状態だ。ただし皆が関わり合っている。隣の人がピアノを弾いて幸せだけど、俺にはうるさいぞ、というような、人の幸せが自分の不幸せみたいな状況だってないとは限らない。だから人の幸せもどうやって自分が関わってゆくか一緒に考える必要がある。その中から国の役割がある。国家が高飛車に行政を行うべきではない。行政は見えないくらいのものが一番良い。私は新しい公共という概念を唱えた。例えば、自分の生きがいを造る、利益を度外視してがんばろう、というNPOに対してそれとなく支援する。行動をしやすくするために税金を優遇するなどの行動が政府の役割としてあるのではないか。くれてやるから有難く思え、という形で幸せを与えることは出来ない。皆さんが一人一人個性的に自分の幸せを求めながらやってゆく、国家はそっと側面から支援する方がもっとも望ましいのではないか。」
沖国大学生
沖国大学生
「社会に関心を持つのが反対運動やデモのみ、というのに違和感がある。僕は若者議会を考えている。市政や県政を巻き込んで、もっとボトムアップしたコミュニティを創ってゆきたい、このアイデアはどう考えるか。」
稲嶺市長
稲嶺市長
「いいことじゃないですか。これまで中学生の子供議会、婦人の議会をやってきた。
いろんな年齢層の人が意見を言うのは大切、ぜひ声をあげて下さい。多分採用されます。」
比嘉講師
いろんな年齢層の人が意見を言うのは大切、ぜひ声をあげて下さい。多分採用されます。」
比嘉講師
「いまこの場所はみんな納得してここにいる。こうしたとても大事な時間、空間を公(おおやけ)、パブリックという。思想信条が違っても、意見を交わし、ミクロポリテックスで迫り上げて行く力、これが名護市では付いてきた。必ずあなたの思いは実現できます。」
鳩山理事長
鳩山理事長
「ある町では50人による『100眼委員会』で議論するとのこと。ここで出た意見を必ず町長は実現するそうだ。やり過ぎると議会が怒る。しかし若者が、対立はあっても対話によって乗り越えて行くにはそういう仕組みが大事だ。私自身も東アジア共同体を構想してゆく中で、一昨日も中国の天津で、東アジア議会を創れ、と言った。斬新な発想だ、と感銘を与えたようだ。すぐに法的拘束力を持たなくても良い。談論風発し、まとめ上げてゆく、市や県や国に訴えて行く、それがプロセスとして大事だ。ぜひ若者議会を創って下さい。期待しています。」
名桜大学生
名桜大学生
「自分と周りの人、自然もふくめて、どのようにして幸せを創ってゆこうとしているのか。みんなが幸せになるための志を聞きたい。」
小波津君
小波津君
「自分は辺野古とか安保体制に反対して声をあげている。昨日、テニスコートを横切って帰る時に、(やっている人を見て)幸せそうだな、と思った。一方で、紛争や難民のことを同時に考えてなんとも言えない気持ちになった。一番不幸なのは死ぬことかな、あるいは自由がなくなる、そんなことを無くするにはどうやったら良いか。武器をどんどん作るよりほかのことでもっと幸せになれる、と提案したい。そうした具体策が出来れば自分も生きがいを感じられる。幸せになれるのではないか、という大きい目標を持って生きている。」
鳩山理事長
鳩山理事長
「私は今後の自分の生き様を、東アジア共同体を創ることで実現してゆきたい。そうは言っても南京の虐殺記念館に行けば国賊と言われ、韓国の西大門(ソデムン)刑務所で(日本統治時代に造られた刑務所)謝罪の意を示すと土下座外交だと言われ、いろいろと叩かれている。それでも東アジアがもっと平和になる、中国の人も韓国の人も、みんな友達じゃないか、という状況に近づけて行きたい、それが出来れば自分の幸せにもなる。」
比嘉講師
比嘉講師
「幸せが見えるようにしてゆかなくてはならない。幸せは自分の上に載る。スペンサーの幸福論では、自分の身体(精神面も)が健康であること、が第一の条件。自分の生命を保持し、生きて行ける力を獲得する・獲得しつつある状況が見えている、これが二番目。
三番目は、自分が責任を持って守るべき人たち、周りの人たちときちんとやってゆけるような関係力を持つ。四番目は、人それぞれ違うことが出来ること。こうした話し合いを地域にも広げて下さい。今の政治は同質同調で少数を押しつぶす「民主主義」だ。新しい民主主義は、異質協働の民主主義だ。」
稲嶺市長
三番目は、自分が責任を持って守るべき人たち、周りの人たちときちんとやってゆけるような関係力を持つ。四番目は、人それぞれ違うことが出来ること。こうした話し合いを地域にも広げて下さい。今の政治は同質同調で少数を押しつぶす「民主主義」だ。新しい民主主義は、異質協働の民主主義だ。」
稲嶺市長
「隣の庭の芝生は青く見える、と言う。社会人として一人では生きられない。違いを認める、家族でも友達でも、相手のことを理解出来ないと、幸せにはなれない。青い鳥のチルチルミチルも幸せを探しに出かけたが、結局は自分の所にあった。オリバーストーンさんが名護に来た時に、歴史を知れば今と未来は変えられる、と言った。幸せも学びの中から、あるいは人間関係の中から積み重ねてゆくのではないか。
座右の銘として、最澄の、一隅を照らす、をご紹介する。あなたの置かれている場所でベストを尽くす。あなた自身が輝くことによってあなたの周囲や社会を明るく照らす。小さな光が集まってやがて日本を世界を照らすことにつながる。」
玉城愛さんはこの「最澄の一隅を照らす」社会の象徴になっているのですね。彼女の活躍を見守りたいですね。