
(「今帰仁祝女殿内」のチラー小とサンラーの恋)
一つの小さな対象から見えてくるもの、その小さな対象から大きな世界が見えてきたりもする。
東西の比較検証の中からまた思いがけない真実の滴がこぼれてきたりもする。この世界は不思議に満ちて、追いつかない。時間に追い付かないままにいるのだと思うが、ことばによる論理化なり、ことばによる物語の誕生なり、そして五感から編み出される造形など、もう目を見張る表象があふれてもいるこの世界。青空のかなたにあるものー。テレビが吠えるコマーシャルの勢いにはついていけない。ツイターの呟きの危機感は切実に見えない脅威が染み渡っている気配。表層と深層のギャップも横たわったままだ。
発表論稿を数枚でもまとめて、そしてパワーポイント作成をしないといけないのだ。その構成も頭脳の構成力だがー。
~そして行かなければならない約束があって、行けない。明日は行けるだろうか?行けないかもしれない。でも行きたいのはやまやまだが、時間の中で限られた命があり、それとの闘いは息を引き取るその時まで続くのね。あなたの意識があるかぎり、あなたはあなたの意識をほんとうは表現してほしい。ぼんやりと佇む時のたわみの中、あなたが蹲っているのではないと、思いたいが、あなたにあわなければ、と思いつつの日々ー。
もぎとられたものの中でも思いを意識を表現することを続ける意志のようなものがあったら、と祈る。