昔、学生のころの話
家でごろごろしてたんですわ。
すると電話。
「猫の目さんですか~」若い女の声
そのころのわたしゃ、若い女の声聞くだけで
カウパー氏腺液がにじみ出るくらい、馬鹿でしたかんな。
「このたびは、おめでとうございますぅ~猫の目さん」
「はあ?」
「今回、私どもが主催の○○で抽選の結果、粗品ですが、猫の目さんが
当選されたんですよ」
「はあ?」
「ですので、これから、お暇でしたら、大阪第4ビルの方へお越しいただければ
粗品を進呈いたしますので~」
「はあ?」
今だったら、「粗品いらんから、あんたの使用済みパンテくれるんやったらいったる」
くらいの、上品な断り方をするのですが。
そのときは暇だったし、粗品がほしいという浅ましい人間でしたので、
いっちゃいましたよ、大阪まで。ほんと馬鹿。
大阪第4ビルの一室につくと、折りたたみの机と、パイプ椅子がたくさん並べて
あって、私のような馬鹿面さげた若い男がいっぱいいました。
「あ、猫の目さんですね~」って出てきたのは、今で言う「友近」
カウパー氏腺液もひっこむわな。
友近「今回はおめでとうございます~」
「はあ?」
「こんかいは、当○○の仕組みをご紹介させていただきますね~」
「はあ?」わたすは、粗品をもらいにきただけですよ?なんですか?
○○の仕組みって?
「これからは、英語社会が始まるわけで~、英語ができないとこれからの
社会~非常に損をするわけで~」
確かにな、わしゃ、英語ができないおかげで苦労してるけどな・・・
「この○○のシステムを利用すると、英語の教材がなんたらかんたら・・・」
って延々セールストークですわ。
30分くらいしゃべったかな。
結局、友近が勧めるのは、英会話の教材で、30万くらいだったな。
金なんか無いっちゅうねん。晩飯にハム3枚の家が30万も払えるか?
馬鹿ですか?わたしは馬鹿ですか。
心底後悔したね。こんなこととは露知らず。のこのこ出かけるとは。
世間を知らなかったね。
セールストーク満載。
友近「じゃ、ここ判子押してくれるかな」っていきなり言うんですわ
「はあ?判子なんか持ってないし」
「サインでも良いから」
「はあ?嫌です」
「別に契約とかじゃないし」
・ ・・・って契約やん。怖い~!!
「サインしてよ」
友近強引。
「サインしなさいよ」
友近強引だってば。
「あんた、強情やな」
お前が強引なんじゃ。
30分くらい押し問答つづいたな。
「あんた、ほんま、強情やな。もう帰ってええわ」
って警察の取調べか?
漸く開放ですわ。
最後に
「ところで、粗品ってなんですか」って聞きましたよ。
友近「はあ?ちっ!!」って舌打ちかよ。
友近が放り投げたのは、黒い靴下1足でした。
むかつく。
本当に私馬鹿でした。
世の若い世間知らずの男たちよ。
世の中にうまい話は無いぞ~。
家でごろごろしてたんですわ。
すると電話。
「猫の目さんですか~」若い女の声
そのころのわたしゃ、若い女の声聞くだけで
カウパー氏腺液がにじみ出るくらい、馬鹿でしたかんな。
「このたびは、おめでとうございますぅ~猫の目さん」
「はあ?」
「今回、私どもが主催の○○で抽選の結果、粗品ですが、猫の目さんが
当選されたんですよ」
「はあ?」
「ですので、これから、お暇でしたら、大阪第4ビルの方へお越しいただければ
粗品を進呈いたしますので~」
「はあ?」
今だったら、「粗品いらんから、あんたの使用済みパンテくれるんやったらいったる」
くらいの、上品な断り方をするのですが。
そのときは暇だったし、粗品がほしいという浅ましい人間でしたので、
いっちゃいましたよ、大阪まで。ほんと馬鹿。
大阪第4ビルの一室につくと、折りたたみの机と、パイプ椅子がたくさん並べて
あって、私のような馬鹿面さげた若い男がいっぱいいました。
「あ、猫の目さんですね~」って出てきたのは、今で言う「友近」
カウパー氏腺液もひっこむわな。
友近「今回はおめでとうございます~」
「はあ?」
「こんかいは、当○○の仕組みをご紹介させていただきますね~」
「はあ?」わたすは、粗品をもらいにきただけですよ?なんですか?
○○の仕組みって?
「これからは、英語社会が始まるわけで~、英語ができないとこれからの
社会~非常に損をするわけで~」
確かにな、わしゃ、英語ができないおかげで苦労してるけどな・・・
「この○○のシステムを利用すると、英語の教材がなんたらかんたら・・・」
って延々セールストークですわ。
30分くらいしゃべったかな。
結局、友近が勧めるのは、英会話の教材で、30万くらいだったな。
金なんか無いっちゅうねん。晩飯にハム3枚の家が30万も払えるか?
馬鹿ですか?わたしは馬鹿ですか。
心底後悔したね。こんなこととは露知らず。のこのこ出かけるとは。
世間を知らなかったね。
セールストーク満載。
友近「じゃ、ここ判子押してくれるかな」っていきなり言うんですわ
「はあ?判子なんか持ってないし」
「サインでも良いから」
「はあ?嫌です」
「別に契約とかじゃないし」
・ ・・・って契約やん。怖い~!!
「サインしてよ」
友近強引。
「サインしなさいよ」
友近強引だってば。
「あんた、強情やな」
お前が強引なんじゃ。
30分くらい押し問答つづいたな。
「あんた、ほんま、強情やな。もう帰ってええわ」
って警察の取調べか?
漸く開放ですわ。
最後に
「ところで、粗品ってなんですか」って聞きましたよ。
友近「はあ?ちっ!!」って舌打ちかよ。
友近が放り投げたのは、黒い靴下1足でした。
むかつく。
本当に私馬鹿でした。
世の若い世間知らずの男たちよ。
世の中にうまい話は無いぞ~。