キャッチの話をしましたが、関西(大阪)は怖いところだとの
印象を与えてしまったようで、関西フェチの私としては、
非常に心外でござりまする。
ということで、今回は関西のイメージを好転させるべく
お話をしたいと思います。うそ
それは、つい2~3年くらい前、兵庫県下にて勤務中の話。
仕事に余念が無い私は業務に精進しておりました。
わき目も振らず、ブログのねたなんか考える余裕もなかったな。
ある日、へんなおっさんが来たんです。
わたし、変なおっさん担当でしたので対応しました。
以下はそのおっさんとの会話。
「なんでしょうか」
「私、実業○○出版からきたものですが」
「はあ」
「実はこの度、私ども、こういう雑誌を発行しておりまして、
是非ともご購読願えないかと」
「いや、うちも、業績悪くて、日経も取ってないんですよ(うそ)」
「そうですか、そこをなんとか、では、半年間、無料で配布いたしますので、」
「無料でも、いらないものはいらないんですが」
「そうおっしゃらずに、試しに読んでいただければ結構ですので、
また、半年たって、ご不要でしたら、おっしゃってくだされば
結構ですので」
「はあ、まあ只だったらいいけど・・」
まあ只ほど高いモンは無いんですけどね。
邪魔臭いから、良いって言っちゃった。
「つきましては、ここに、3月号受け取りましたってことで
サインいただけますか」
っておっさん言う訳。
見ると白紙の紙。
何気にサインしてしまったんだわ。
これが後のち効いてくるんだわ。
1ヶ月したら4月号、また1ヶ月したら5月号と
ちゃんと、届くんだなこれが。
また、本の内容もしっかりしてるんだわ、決していい加減な
物ではないんですわ。
6ヶ月たちました。
すると1通の封書が
何気に開けてみると達筆で
「このたびは、私どもの書籍の定期購読を賜り
誠に厚く御礼をば申し上げ候 代表 なんのなにがし」
ってなぐあいで書いてあるんですわ。
候って言われても、そら私は早漏ですよ。
え~え~早漏ですとも!!
え~え~いつもおかあちゃんに怒られてますとも!!!!
すみません。取り乱しました。
なんですか~これは
代表の肩書き見たら、「日本**社」とか書いてあるの。
いかにも右っぽいの。
すぐには、例の雑誌のこととはわからんかったので、その手紙
鼻かんで捨てちゃった。
7ヶ月に入っても、雑誌来るんだわ。
あれ~まだ6ヶ月だったかな?
と、一抹の不安を胸に時は過ぎ去るんですな。
ずーっと音沙汰なくって、1年たったころ、
例のへんなおっさんが現れました。
で言うんだわ。
「実業○○、購読ありがとうございます」って。
「はあ?」
「今日は、購読料を頂戴しに来ました」
「はあ?そんなの取ってないけど」(勝手に来てるけど)
「いや、とられてますよ」
「ああ、あの雑誌、試しに読んでくれって言ってたやつですか」
「試しなんていってない。取ってくれるって言ったでしょ」
このあたりから話がおかしくなってくる。
「取るなんて、誰も言ってないでしょ」
「いや、ここに同意のサインをもらってる」
って、私が白紙にしたサインを見せるの。
「なんですか、これ」
「この人が、とってくれるといいました」
「この人って俺だけど。俺は取るとは言ってないでしょ」
「いや、サインしている」
「何をふざけた事、言ってるの」
このへんから、こっちも頭にきだしてる。
そしたら、向こうも本性出してきて、大きな声で怒鳴るんだわ。
「お前!なにふざけたこと言ってるんだ!」
こうなると、水掛け論。いった言わないの。
喧嘩するわけにもいかないし、殺されても嫌だし
とりあえず聞いたさ。
「ところで、いくらなんだ」
「8万円」
8万円?
あんな雑誌が1ヶ月6666円もするか!
「はあ?そんなもん払えるか!」
「お前、サインしてるだろ!」
「お前が、受け取りだって言っただろ」
「言ってない!」
埒があきません。
むかつくけど、断りを入れなかった非もあるし、
「今回だけ払ってやるから、請求書送って来い二度と顔見せるな!」
っていうと。
現金で払えってしつこく言うんだな。
「会社だからって、8万もの現金があるわけねーだろ」(あるけど)
っていうと。
むっとして帰りました。
請求書結局送ってこなかったな
振込みだとまずいんだろうな。
半年くらいしたら、今度は若い兄ちゃんが
「実業○○ですけど、半年試しに購読してもらえませんか」
って来るんだわ。
とっととお帰り願いましたけどね。
なんでもうかつにサインしたら駄目って話。