これは大学時代の話
その日は、梅田界隈をふらふら歩いてたんです。
まあ、わしなんて、普段から流行からは対極に位置している
ファッションを着こなし、雑踏に溶け込んでいるいるような奴なんですわ。
そんなわしにね、鈴木サリナとあびる優みたいな、2人組が声を掛けてくる
わけですよ。
女の子に声をかけられるなんて、ありえない。絶対ありえない。
100%ありえない。1000%ありえない。しつこいけどありえない。
わしが声をかけられるなんて。
たとえそれが、泉ピンコであってもありえない話であった。
しか~し性欲の権化。見るものすべてが桃色に見えていたあのころ。
(ってどのころ?)
声をかけられた、わしは、有頂天。
ひょっとしてこれってナンパ?
齢20歳にしてはじめて女に声をかけられた。
これって、今まで夢でみていた
「食事でもいこうか」
「ええ」
「ディスコでもいこうか」
「ええ」
「踊りつかれたね、すこし休憩しようか」
「ええ」
休憩しようっていって、絶対休憩なんかしないもんね。
絶対ハッスルするもんね。
申し訳ないけど、ハッスルしますから!
っていう夢が・・実現するのか?!
声をかけられた時点で、鼻の下なんか3cmくらいさがってたな。
股の間なんか、1.5倍くらい膨張してたと思う。
カウパー氏腺液も少し出たかも。
冷静に考えれば、サリナ、優、っても、一回溶鉱炉にぶち込んで半分溶けた
ところを固めなおしたってくらいのご面相。半分ヤンキ、半分モンキみたいなもの
だったんだけどね。
そんなサリナ、優がいうのさ。
「君暇~?」
君暇って言われた時点で、
「キター!」って思ったね。
大人の階段のーぼる~って感じ。
「暇です」即答したね。
「じつはね~、私たちね~2人でね~ブティック開いたんだ~」
「そうですか」
「それでね~暇だったら~ちょっと~見に来て~ほしいんだけど~」
「はあ、それ見に行けばいいんですね」
見に行ったら、その後飯食ってディスコいって休憩するって言って実際は
休憩せずにハッスルすればいいんですね。
「見に来てくれるぅ~」
「いきます」
馬鹿です。
本と馬鹿です。
ついていきましたよ。
つれてこられたのは、とある雑居ビルの一室。
ブティックなんて、ありゃしない。
折りたたみ机とパイプ椅子・・どこかで見た風景。
パイプ椅子に座らされた瞬間、察知しましたね。
自分が馬鹿だと。本当の馬鹿だと。死にたいほど馬鹿です。
サリナ、優が言うんです。
「○○会って言うのがあるんだけど、これのシステムを説明するね」
「はあ」もういいです。説明しなくても。
「年会費を払うと、映画が半額で見れて、全国にある、会員専用の
施設が、1000円で泊まれるんだよ~」
「はあ」もう良いです。そんなのどうせうそなんだろ。
「お得じゃ~ん」
「お得だとおもわな~い?」
え~え~お得ですよ。それが本当だったらね
「入会しちゃいなよ」
「絶対お得だってば、だましたりしないから」
ってもうすでにだまして連れてきてるジャン。
「いいよ~このシステム。いいと思うでしょ~」
「おもわねーよ!」
持って行き場の無くなった性欲が怒りに変わりますわ。
とっとと帰りましたよ。
あ~あ、だまされた・だまされた・だ~ま~さ~れ~た~
あの高ぶった性欲はどこへいったのか。風船はしぼむし、
軽くぬれたパンツが冷たい。
ほんと馬鹿。
教訓「己を知るべし」
その日は、梅田界隈をふらふら歩いてたんです。
まあ、わしなんて、普段から流行からは対極に位置している
ファッションを着こなし、雑踏に溶け込んでいるいるような奴なんですわ。
そんなわしにね、鈴木サリナとあびる優みたいな、2人組が声を掛けてくる
わけですよ。
女の子に声をかけられるなんて、ありえない。絶対ありえない。
100%ありえない。1000%ありえない。しつこいけどありえない。
わしが声をかけられるなんて。
たとえそれが、泉ピンコであってもありえない話であった。
しか~し性欲の権化。見るものすべてが桃色に見えていたあのころ。
(ってどのころ?)
声をかけられた、わしは、有頂天。
ひょっとしてこれってナンパ?
齢20歳にしてはじめて女に声をかけられた。
これって、今まで夢でみていた
「食事でもいこうか」
「ええ」
「ディスコでもいこうか」
「ええ」
「踊りつかれたね、すこし休憩しようか」
「ええ」
休憩しようっていって、絶対休憩なんかしないもんね。
絶対ハッスルするもんね。
申し訳ないけど、ハッスルしますから!
っていう夢が・・実現するのか?!
声をかけられた時点で、鼻の下なんか3cmくらいさがってたな。
股の間なんか、1.5倍くらい膨張してたと思う。
カウパー氏腺液も少し出たかも。
冷静に考えれば、サリナ、優、っても、一回溶鉱炉にぶち込んで半分溶けた
ところを固めなおしたってくらいのご面相。半分ヤンキ、半分モンキみたいなもの
だったんだけどね。
そんなサリナ、優がいうのさ。
「君暇~?」
君暇って言われた時点で、
「キター!」って思ったね。
大人の階段のーぼる~って感じ。
「暇です」即答したね。
「じつはね~、私たちね~2人でね~ブティック開いたんだ~」
「そうですか」
「それでね~暇だったら~ちょっと~見に来て~ほしいんだけど~」
「はあ、それ見に行けばいいんですね」
見に行ったら、その後飯食ってディスコいって休憩するって言って実際は
休憩せずにハッスルすればいいんですね。
「見に来てくれるぅ~」
「いきます」
馬鹿です。
本と馬鹿です。
ついていきましたよ。
つれてこられたのは、とある雑居ビルの一室。
ブティックなんて、ありゃしない。
折りたたみ机とパイプ椅子・・どこかで見た風景。
パイプ椅子に座らされた瞬間、察知しましたね。
自分が馬鹿だと。本当の馬鹿だと。死にたいほど馬鹿です。
サリナ、優が言うんです。
「○○会って言うのがあるんだけど、これのシステムを説明するね」
「はあ」もういいです。説明しなくても。
「年会費を払うと、映画が半額で見れて、全国にある、会員専用の
施設が、1000円で泊まれるんだよ~」
「はあ」もう良いです。そんなのどうせうそなんだろ。
「お得じゃ~ん」
「お得だとおもわな~い?」
え~え~お得ですよ。それが本当だったらね
「入会しちゃいなよ」
「絶対お得だってば、だましたりしないから」
ってもうすでにだまして連れてきてるジャン。
「いいよ~このシステム。いいと思うでしょ~」
「おもわねーよ!」
持って行き場の無くなった性欲が怒りに変わりますわ。
とっとと帰りましたよ。
あ~あ、だまされた・だまされた・だ~ま~さ~れ~た~
あの高ぶった性欲はどこへいったのか。風船はしぼむし、
軽くぬれたパンツが冷たい。
ほんと馬鹿。
教訓「己を知るべし」