ぶろぐ猫の目

笑う門には福来る・・
実験中

澱の呪縛

2007-05-10 23:35:16 | 
愚猫のおしっこの話をかいたら
わが師匠を含めコメントを頂きました

まあ、オス猫ということもあり
マーキングで自分の縄張りを主張しているのか?
それともわしのことが単に嫌いで
嫌がらせをしてるのか
未だ判明しておりません

それはさておき
師匠のコメントにもありましたとおり
家の臭いって、住んでる人間にはわからないんですよね

家の臭いで思い出すのは

筒井康隆著
家族八景 のなかの「澱の呪縛」
(だったかな??)

内容は超能力者(読心術)の火田七瀬が

自分の能力を隠すために、お手伝いさんに身をやつし
各家庭にはいりこみ
いろいろな出来事に遭遇するという内容で
七瀬ふたたび
エディプスの恋人につづく3部作の導入部です

澱の呪縛は
その中の1話で七瀬が
お手伝いで入り込んだ家庭が
やたら、家族が多く且つ母親がだらしないという設定


細かな描写は忘れましたが
その家に一歩足を踏み入れた七瀬が
あまりの悪臭に怖気を感じるという一節は
わたしのトラウマを刺激しました


もう30年も前の話、
父親の実家は祖母が1人で暮らしており
狭い長屋でした
その狭い長屋のなかで寂しさを紛らわせるためか
祖母は猫を飼っておりました

父の実家へ遊びに行くたび
猫の臭いには閉口したもんです
わしが小さいときはその臭いが嫌いでした
数時間過ごすうちに感じなくなってくるんですけどね
そのにおいばかりでなく、その貧乏臭い長屋が嫌いでした

小学生のときの友達に
三島君っていたんですけど
こいつの家がうちと同じ狭い団地だったんですが
やたら兄弟が多かった
兄弟が多いため。それも男兄弟がおおいから
まさに「澱の呪縛」状態ですわ
だから、三島君の家に遊びに行こうとすると
玄関の前からアンモニア臭っていうか独特の
異臭が漂ってきてました
まあ40年も前の話ですから
今みたいにファブリーズもなかったもんな
だいたい毎日風呂に入るなんてことなかったもんな~



いま、猫を飼っていて
自分の家も三島君や祖母の家ほどではないにしても
やっぱ臭いんだろうな
ファブリーズや消臭ポッドを使ってますし
一番強力な脱臭キムコは嫁の股間にはめてますし
空気清浄機も1日中ノンストップでフル回転と
対策は万全なんですけどね~

たまに空気清浄機止まってるんだよな~

その理由







わざとか?
コメント (6)
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