ぶろぐ猫の目

笑う門には福来る・・

実験中

おくりびと

2008-10-04 02:23:13 | 映画
PCが壊れました
クラッシュです
画面が固まって動きません
再起動もできない・・・・死にました
子供のPCを借りてとりあえずしのびます・・・



「おくりびと」

結構評判の良い作品ということで
土曜日のお昼見に行きました
観客は年齢層が高く、夫婦連れが多かったです

パコの時もでしたが
年寄りだからというわけではないでしょうが
マナーの悪い人がいますね
上映中、携帯を鳴らしていました
それも2回も・・同じ人です
ちょっと興ざめします
そんなことはどうでもいいんです

作品自体は
落ち着いた作品で感涙ものです
もっくんがいい演技してます
広末涼子は嫌いな女優でしたが
この映画で好きな女優に変わりました。
力を抜いた自然な演技が良かったです
山崎努は、悪役イメージが強いのですが
今回は、その灰汁を上手く転じて、
役にぴったりはまってますね。

ストーリーは
主人公がちょっとした勘違いから
死体を扱う職業についてしまう
それを知った妻や友人との軋轢・・
しかし、主人公は数々の「死」に真摯に向き合うことにより
自分の「仕事」の意義を見出していく

数々の「死」をあるものは悲しくあるものはユーモアを交えて
描いてあり
美しい山形の風景とチェロの音が心を洗います

この映画を見た人の数々の評判は
概して「すばらしい!」
「死と生、職の貴賎を考えさせられる」
「仕事への誇り」
等々絶賛が大勢を占めています

しかし、私も感動した1人ですが
何か違うっていうか・・・
違和感を感じてました

そんな中下記のレビューを読み
これが違和感の原因かなと思い当たりました

以下yahoo映画ユーザーレビューから引用

葬儀屋に勤めている夫と観に行きました。
夫が普段どのような仕事をしているかを知りたい気持ちで観に行ったので
私自身は素直に感動と尊敬を感じましたが、夫はショックを受けて帰ってきました。

映画の中で
・人の死で食ってるんだろう
・この人みたいな仕事(納棺師)をして一生償えるのか
・こんな奴と挨拶しなくてもいい
・噂になってるぞ、もっとまともな職に就け
・触らないで、汚らわしい
・子供に胸を張って堂々と仕事の話ができるのか

このような類の台詞が出てきました。
それに対して、あまりにもフォローが薄すぎて、
「俺がしていることは一体なんなんだろうと傷ついた」と言っていました。

確かに、大声で言える仕事ではないのだと思います。
私自身、夫の転職にかなり抵抗がありました。(夫は希望で転職しました)
因みに、お給料も前職よりかなり下がったので、いい生活をしている訳ではありません。
湯灌の手当ても、通夜葬儀の手当ても、数千円です。

絶賛のレビューが目立ちますが・・・皆さん納棺師になるのは嫌でしょう?
転職しようかと考えた時、納棺師の仕事はリストに上がらないでしょう?
だからきっと、この映画が大ヒットしても、夫の仕事はいつまでも
白い目で見られる職種であることに違いはないと感じました。
そこが、虚しくてせつないです。
映画に誘って、夫に申し訳ないことをしたと反省しています。

それでも映画の内容は良かったと思います。
山崎努さんの演技力には、惹き込まれました。

コメント (2)
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