先日、深夜何気にNHKを見てたら面白い番組をやってました
NHKネットクラブ 「激突 神ワザ!~究極の“真球”を目指せ~」 2013年10月14日
【司会】千原ジュニア、池田伸子 【ナレーター】福島泰樹
これの再放送でした。
概要は
超絶技術を持った職人や技術者が、プライドを賭けて「腕試し」の作品に挑戦する「激突 神ワザ!」。
今回のテーマは、完璧な球体「真球」。
理論上でしか存在せず、未だかつて人類が目にしたことがない。
この球体に挑むのは、精緻な鋼球をつくるベアリングメーカーと職人の技で球面レンズを生み出す光学メーカー。
両者が繰り出す驚がくの技術。ニッポンのものづくりの底力を伝える。
ですって!
どこかで聞いたことのあるコンセプトですねw
やらせで終了した某フジテレビの某番組のパク・・
そんなことはどうでもいいんです
面白かった~!!
真球ってご存知ですか?
「真球」が現実のものとなれば、エネルギー問題、環境問題は大きく解決に向かうといわれる。
というもの
真球・・・1ナノメートル=100万分の1mmの歪みも無い完璧な球体
だそうです。
地球上で作るのは至難のわざといわれているそうです。
ゼログラビティーの世界でなら作れるそうですぞ
無重力の中で浮かぶ水球が真球だそうですな
その真球を目指してきた男たち
まずレンズ加工・研磨に半生を捧げてきた神の手を持つ天才職人。
そして100年間、鋼鉄のベアリングを作り続けてきた世界屈指の技術者たち。
この男たちが意地とプライドを賭けて、真球作りに挑みます!
まさに、ほこた○!
真球かどうかを判定する道具ってのが
幅7.5cm 長さ20mの水平な鉄板です
ボーリングのレーンを思っていただければいいかと
真球ならば落ちることなく、転がりきるはずっていう考え
平面度を厳密に測定する装置で1ヵ月かけて、究極の平面を作り上げました。
ためしにビリヤード球を転がしてみると、1m65cmで落下・・
さて対決するのは
まず横浜にある岡本光学加工所。
ガラスのレンズを磨くのが主な仕事だ。
その技術の確かさはハワイ島 マウナケアに設置された「すばる望遠鏡」のレンズを手がけたことでわかると思います。
写真の真球は、この会社が作っている「キログラム原器」です
そしてかたや鋼球(ベアリング球)
世界屈指のベアリング会社、天辻鋼球製作所。全世界のトップシェアを誇る会社です
知ってた?しらんかったー
月に23億個を生み出すそうで、その球は自転車、車、飛行機のジェットエンジンなど
回転を伴うところにベアリング球あり!
玉一筋100年を誇ります。
試行錯誤を重ねて重ねます
その姿が、科学者って感じじゃなくて下町の技術者、職人のプライドです
格好いい!
そういった人たちが、日本を支えてるんでしょうね
さて、結果なんかどうでもいいんですけど
レンズ側が 12m10cm
ベアリング側が 16m25cm
ひとこと言わせて貰ったら
球の精度にくらべて、測定器(レーン)の精度がどうなの?って
まあ対決という仕立てだからいいのか?
でもほこ○てを彷彿として、ちょっとねえw
それに、全身全霊を傾けて作った真球が、ゴトッって地面に落ちるのは
なんだか心が痛みます。
それでちょっと思い出したのですが
泥団子を作るのを趣味にしていた時があったのです
磨けば磨くほど、泥の中に含まれるガラス質が出てきて
ピッカピカになっていくのです
どんどんまん丸になっていって
綺麗な玉(ぎょく)に仕上がろうとする・・
それがある瞬間、ペリッってはがれるんだよなあ
あのときの喪失感に通じるねえ
なんしか、真球は男のロマンなのだ