モラトリアム猫なのだ２

モラトリアム猫

勉強もせず日がな１日、無為に過ごしていた４年間

もっと勉強しておけばよかった

試験は、ノートのコピーを丸写し

フランス語の試験では、辞書持ちこみありということで

教科書を縮小コピーしたものを挟み込む

いつもしないくせにそのときだけ、カンニングチェック

あわてて、はさんだものを捨てるのですが

友達の中野君は、ご丁寧に辞書に貼り付けてましたｗ

仕方が無いので、辞書を破ってました

バカばかりです

馬鹿で思い出しましたが

うちの学校には農学部がありました

中庭にうわった琵琶の木に夏になるとたわわに実がなってました

中庭を通る度に、琵琶を１個づつもぎって食べてたら

ある日、

「農薬実験中！食べたら死ぬぞ！」って張り紙がしてありました

恐るべし農学部め


農学部といえば、獣医学科もあって

農学部の前を通ると

実験用の犬がきゃんきゃん鳴いてました

かとおもえば、キャンパスには野良犬が住み着いて

みんなから餌をもらってました

たまにわしらの部室で寝てました

なんやねん


農学部があるので実験農場があって

そこを近所のおっさんおばちゃんが犬のさんぽとかさせてましたね

自転車にのったおっちゃんが犬を散歩させてました

わしたちがクラブでランニングをしてて、すれ違ったとき

「ファイトー！！」とどなったら

犬がびっくりして突っ張って立ち止まりました

おっさんは自転車で進んでるので

犬の首がリードで引っ張られて

その勢いで

「ぶりー！！」ってウンコがケツの穴から噴射されました

かわいそ

そんな夏の夕暮れのような、生暖かな日々が

いつまでもつづくと思ってたんだよなぁ