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世にも奇妙なマラソン大会 どんな大会よ?

2018-03-17 09:58:27 | 読んだ本の紹介

 



高野秀行 「世にも奇妙なマラソン大会」


最近、この人の本ばかり読んでます

今、波長が合うのでしょうね

そういう傾向があります

一旦好きになるとその人の本ばかり読みます

古くは、眉村卓から星新一、筒井康隆、清水義範

中島らも、SFからエッセイ系をへて

司馬遼太郎、吉川英治、池波正太郎、藤沢周平、吉村昭、

山本周五郎、浅田次郎、宮城谷昌光、宮本輝らの

歴史小説から

森村誠一、赤川次郎、貴志祐介、横山秀夫、今野敏、宮部みゆき

ミステリーへ

ろくな本読んでないなw

最近は池井戸潤、黒川御大、

そしてこの高野さんの本をよく読んでますが

読んでる時は、波長が合ってるせいか

面白く読むのですが、少し時間がたつと

なんだこれって思う時がありますね

宮部みゆきなんか、「火車」を読んだときは

こいつ天才か!って思いましたけど

模倣犯読んだときは、金返せ!って思いましたからね

それはいいんですけど

「世にも奇妙なマラソン大会」

この本は、何年かまえに面白そうだと思って買ったのですが

読んでて、なんかちがうな~って

おもって途中で読まずに捨ててしまったのですが

最近になって

わせだ三畳青春期から異国トーキョー漂流記、アジア新聞屋台村

と青春小説系をよんではまってしまい

幻獣ムベンベを追えで、好きになってしまった

そしてふと、古本屋で高野さんのほんを探してたら

この「世にも奇妙なマラソン大会」があったので

再挑戦

すると、おもしろいのなんのって

おのおっさん、どんだけ面白いねん

内容は、西サハラという砂漠で行われるマラソン大会に

15kmしか走ったことの無い、ずぶの素人の高野さんが

挑戦するという話

冒頭、「なぜか間違った方向へすすんでしまう」

「だめだとおもうのに、その方向へすすんでしまう」

「そして案の定ダメな状況に追い込まれるのだが

それを楽しんでしまう」というようなことが書かれてました

それを「間違う力」って名付けてましたが

今回もその間違う力で導かれた

砂漠のマラソン

そもそも、思い付きでネット検索して見つけたイベントに

ただ面白そうっていう理由で申し込んでしまう

先方も「じゃ、スペインの空港でまってるかんね~」って軽いw

すったもんだで地の果て西サハラに到着して

エントリーするのですが、10kmとか15kmとかハーフとか

選択肢があるのに

よりによって、あえてのフルマラソンに参戦してしまう

そして現地で友達になった人たちとの交流が笑えます

マラソンの達人だけど、方向音痴の女性

いっしょに練習するが、すぐどこかへ行ってしまうw

こんな話が盛りだくさん

はたして、高野さんは完走できるのでしょうか

後半のエッセイは、ページ埋めみたいなもんですが

中には面白い短篇もありますので

ぜひ読んでみてくださいませ

世にも奇妙なマラソン大会 (集英社文庫)
クリエーター情報なし
集英社
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