夜、ジムに行けなくなったもんで
昔買って本棚に並べてある「柔道部物語」を読み返しました
この漫画は本当に面白いです
何回読み返しても面白いです
とにもかくにも絵がうまい
今、流行ってる「鬼滅のなんちゃら」という漫画がありますが
あの絵のひどさと言ったら、読む気を失くすレベルのひどさです
よくもまああんな作品が世に出てきたもんです
スーパー銭湯においてあったので読んでみましたが
1巻で挫折しました
そんなことはどうでもええんですわ
小林まことは絵がうまいです
さてストーリーですが
中学時代吹奏楽部の三五十五が、岬商業高校に入学し
先輩に騙されて柔道部に入るところから物語は始まります
柔道をやり始めて間もない時、不良に絡まれたときに難なくしりぞけ
自分が強くなったいることに気付くのですが
ライバル校に合宿でコテンパンにやられて
負けず嫌いの三五は、監督の教えをうけて人一倍努力して
一人前の柔道家に成長していくという物語
感情移入すること間違いない
試合シーンのリアルさもさることながら
出てくるキャラが秀逸で
表情がすごくうまく描かれてます
エピソードの笑えることと言ったら
本当におもしろい
例えば入部直後、いままでお客様だった新入部員に
部のしきたりを教える場面
漫画の中では「せっきょう」と言われてましたが
先輩から厳しく責められるんです
うさぎ跳び、空気椅子からの大声でのあいさつの練習
とことんやられて、坊主刈りを命じられます
たいていの新入部員はやめていくのですが
生き残った連中が柔道部を支えていくんですな
そんななかでいかに楽に練習をこなすかを極めた
名古屋がいいキャラをしてます
みんなが死ぬかと思った合宿でも
一人飯をバクバク食い4kgも太ったというやつです
彼の表情を追っていくだけでもおもしろうございます
シリアスな根性ものとしても秀逸
最後の場面で、宿敵西野との戦いは
涙なくしては読めないですぞ
すごい!!
わしも、何回読んでも、このシーンでは泣いてしまいます
ただのスポーツ根性ものではなくて
いたるところに、笑える要素がちりばめられていて
本当に面白いですぞ
まあ男なら読むべし