悲しいニュースがあったので転載バカボンなのだ
「蘇民祭」千年の歴史に幕 岩手・奥州
2023/12/06 日本経済新聞 夕刊
岩手県奥州市の黒石寺は5日、千年以上の歴史を持つとされる奇祭「蘇民祭」を来年2月17日で終了すると発表した。
寺のホームページで「祭りの中心を担う皆さまの高齢化と今後の担い手不足により、
祭りの維持が困難な状況となった」と理由を説明した。
蘇民祭は、無病息災や豊作を祈り、下帯姿の男たちが護符の入った麻袋「蘇民袋」を奪い合う勇壮な祭り。
2008年には、胸毛にひげ面の男性を扱った告知ポスターが不快感を与えるとして、
JR東日本が駅などでの掲示を拒否したことで話題となった。
今年1月、3年ぶりに開催されたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で蘇民袋の争奪戦は中止になった。
本来は夜通し行う祭りだが、来年2月17日は夕方から午後11時までとし、蘇民袋の争奪戦は行う予定。
奥州市の倉成淳市長は「長い歴史を持つ祭りの廃止は大変残念。
当事者の決定を重く受け止め、尊重したい」とのコメントを出した。
転載ここまで
黒石寺のHPから
蘇民信仰とは
『備後風土記』の中に蘇民信仰の逸文が残されている。
北海の武塔神(たけあきのかみ)が南海の神の娘をめとろうと旅に出、途中で日が暮れた。
そこに蘇民将来と巨旦将来という兄弟が住んでいた。
兄の蘇民(そみん)将来は大変貧しく、弟の巨旦(こたん)将来は裕福で家や倉を百余りも持っていた。
武塔神は弟に一夜の宿を借りようとしたが断られ、やむなく兄の家に泊めてもらった。
兄は粟の飯でもてなした。
後に武塔神は八人の王子と帰る途中、兄の蘇民将来の所に寄り
「かっての報いをしよう。おまえの子孫がその家にいるか」と問うと、
「妻と娘がいる」と答えた。
すると「茅の輪(ちのわ)」を腰に着けるよう命じた。
その夜、神は蘇民と妻、娘を除いてすべてを滅ぼしてしまった。
そして「私は須佐之男命(すさのおのみこと)なり、後の世に疫病あらば蘇民将来の子孫といい、
腰に茅の輪をつける者は疫を逃れるであろう」と言った。
武塔神・須佐之男命・牛頭天王・薬師如来は同一神仏であるという。
転載ここまで
由緒あるお祭りが、なくなっていくのは悲しい話ですね
似たような話では、三重県多度神社の上げ馬神事は、馬がかわいそう
動物虐待ではないかという横やりが入って
祭りの存続が危ぶまれています。
なかなかむつかしい問題ですが
歴史を尊ぶのかコンプライアンスを尊ぶのか?
話は戻って
蘇民祭については、担い手の高齢化とか
若い人がいないとか・・
祭りだけよそ者を入れるとなると
マツコデラックスさんみたいのがいっぱい集まってきても
困りますからねえ・・
おっとLGBTQ+の活動家の方が読んだら発狂するようなことを書いてしまった
私は、まったく偏見はありません念のため
むつかしい問題です