黒川御大の初期の作品を読み返してます
2冊めは
雨に殺せば
大阪府警捜査一課“黒マメ”コンビが謎を解く! 直木賞作家の傑作ミステリ
あらすじ
大阪府警捜査一課 “黒マメ”コンビの元に事件の報せが舞い込んだ。
現金輸送車襲撃事件について事情聴取した銀行員が、飛び降り自殺したという。
銀行員2名が射殺され約1億1千万円が奪われた襲撃事件と、死亡した銀行員の関係は?
ふたりはやがて真相に近づいていくが、新たな犠牲者が出てしまい――
飛び降り自殺という衝撃的な場面から一転
その数日前の現金輸送車襲撃事件に場面が変わります。
この展開も面白い。
現金輸送車襲撃の重要参考人であった銀行員の自殺。
本当に自殺か?
黒豆が銀行員の周りを緻密に洗っていきます
そして浮かびあがったのが、ある画商。
画商と高額の金の貸し借りで絡んでいるのがサラ金のオーナー
銀行員の立ち回り先のチンピラやくざ
やくざの家から出てきた銀行襲撃の証拠物
足で稼いだ情報で、すこしづつ
からんだ糸がほぐれていくのは黒川小説のだいご味でしょうか
これはなかなか面白かったです
黒豆コンビが良い味を出してきました。
見かけによらない豆ちゃんの名推理が光ります
おすすめ!