ぶろぐ猫の目

笑う門には福来る・・
実験中

あの頃僕らはアホでした 球技大会

2023-12-28 05:59:45 | どうでもいい話

あの頃僕らはあほでした

球技大会は命がけ

東野さんの本の中では、本当に流血騒ぎが起きる球技大会の
話が書いてありました。
東野さんの行ってた西成の中学では、ラグビーかバレーボールが選べるのですが、
不良たちはもちろんラグビーを選んで、いろんな得物を持ってきて
結果、球技大会の当日流血騒ぎが起きるというお話。

わしらの中学は、そんな恐ろしい話はなく
球技大会は、男子はサッカー、女子はバレーボールでした

当時、不良と呼ばれる連中は、みんなサッカー部でした。
不良っていってもわしらの代は、かわいいもんでしたけどね
それでも、絡まれるとうっとうしいので
普段は、かかわりにならないようにしてました。

球技大会が近づくと放課後、クラスで練習をするのですが
不良連中が張り切って仕切ってました。
練習っていっても、集まった連中でサッカーの練習試合をするだけです
わしら、役立たずの連中はボールに絡ませてもらえるわけもなく
どんなにフリーでもボールが来ることはありませんw
ただ季節が冬だったので、寒いのでボールに向かって走ってました


当時、学年にS野美千代というとてつもない美人のアイドルがいたのですが
誰もがS野さんに恋心を抱くのは当たり前でした。

そんなS野さんと付き合ってるといわれてたのが
サッカー部のT原君でした。
T原君は、中学生ですが九九も怪しいというおつむでしたが
やたら馬力だけはあるので、サッカー部の特攻隊長で不良の一員でした。

ある日の球技大会の練習をしていた日、なぜかT原君のいるクラスと
練習をすることになりました。
T原君は、素人連中を相手にボールを奪うために
むちゃくちゃチャージしてました
ボールをとったT原君は無双状態でドリブルしてシュートを決めて
ご満悦でした。

そんな様子をみてて
こいつが、S野さんと付き合ってるのか
九九もできないくせに
と思いながら、いつも通りにボールの方向に向かって走ってたら
ボールがわたしのほうに転がってきました
だれもボールを持ちたがらないのです
なぜならボールを持ってたらT原君が猛ダッシュで走ってきて
ぶっ飛ばされるからです

やばい、ボールの向こうにT原君が走ってきてます
慌てて、ボールを適当に蹴り返したのですが
時すでに遅くボールも持ってないのに、T原君におもくそ蹴られました。


後日段
S野美千代ちゃんは、本当にアイドルみたいで
みんなのあこがれだったのです。
同じクラスの司馬君もS野さんに夢中でした

卒業間近になると、女子の間でサイン帖っていうのが流行ってて
卒業に際してクラスメイトに一言書いてもらうというシステムがありました。

S野さんから、私のところにもサイン帖が回ってきました
めっちゃうれしかったのですが
サイン帖を見たら、わたしの前に司馬君がなにか書いてました
いきった(気障ったらしい)ことを書いてたので
むかついたので、司馬君のページに
おまんこの絵をかいてやりましたわ。

後日談の後日談
中学を卒業してから数年後、高校生のころ
近所を自転車で走ってたら、関取のように太った女子が
こっちを見て微笑んでました。
よく見たらS野さんでした。
いったい彼女に何があったのか?
思わず目をそらして走って逃げました。
ちょっと泣いた























コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする