たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

雪景色いろいろ

2025-02-18 18:46:42 | 今日の一枚
先週新幹線から撮れた富士山。雪に少しだけ夕陽を受けて珍しい色になっていて驚いた。きれいな色あい。

今日は大阪でも雪が降った。写真に撮れるほどの雪は珍しいことだ。
ベランダから手を出してみるとみぞれっぽい雪だ。





雪雲が押し寄せてくるのはなかなかの迫力。

関西ではそれ程雪は降らないが、2月には時折大雪になり雪景色の写真も数度、撮れたことがある。






奈良の長谷寺。山の上にある駅から雪道を降りてくのは大変だったっけ。
お気に入りの長谷寺の四季をテーマに1年写真を撮っていた頃で
冬の良いものが撮れてうれしかった。ミラーレス一眼を買って間もないころ。





赤い灯篭や門が雪に映えて美しかったのは貴船神社。もう10年くらい前か。
ここは無論夏には川床を楽しめるが冬景色もいいものだ。

などと気楽な事を言っているが、今冬の大雪はあちこちで大変なことになっている。きれいな写真思い出して喜んでいるのも…とは思う。

私も雪国育ち。

北海道でも指折りの豪雪地帯生まれだから、雪の苦労は身に染みている。
大阪で30年暮らすと感覚も鈍くなるんだな。



この2枚は30~35年程前の実家と、やっていた店。
店と言っても雪で自販機のあたま位しか見えないけれど。
昔はこの高さまで雪、放り上げたんだよね。ひどいときは2メートルはあったからなぁ…肩を痛めた今ではできないなあ…


これは父を病院に入れた際の冬か。
病院からの帰り道。
雪道の歩き方は体が覚えていて忘れないもんだな、と思った。
かたい雪道特有のキュッキュッという音も懐かしかったものだ。
もう8年前になる。
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映画ベルサイユのばら

2025-02-16 14:16:35 | お出かけ
劇場にはたった8人のお客さん。
ま、月曜日の18時と言うと少なくて当然かも、にしても少なくないか?

ムビチケでチケット購入、元職場近くのアポロシネマで予約を入れ豪華パンフレットも購入し、いそいそと席に着いたが当日予約でも問題なかったね。
私の前には誰も座っていない。
人の頭も気にせずにゆっくり見られてよかった。


コミックが出てから50年。そうよね、私が小6~中3位まで夢中で読んでいたものだから。そこまで経って再アニメ化、ってどれだけ愛されてきたのか。

昔のアニメと実写版映画は最悪だった。なぜオスカルがアンドレに従うのか意味不明。まあ、昔の人は女が先だって意識改革するなんて不自然、と思ったんだろうとあきらめていたけど。
宝塚も全然違うけど舞台で可能なものを美しく「宝塚調」にまとめていてずっとよかったんではと思ったものだ。

今回のアニメは、監督も女性という事で期待していたが、あの大作を2時間弱に上手くまとめたな、と言うものだった。

原作ファンが許せるレベルかな。
ガチ原作勢がこだわりそうな部分は原作に忠実に描かれていたし。
しかし中学生の時に「ここがそのままアニメで、動く絵で観られたら!」と思った部分は微妙にむず痒感ありww 
60過ぎたせいだろうな。

前半のミュージカル風動画ダイジェスト部分は、原作知らなければ「あの意地悪そうな女性誰?」「あの豪華ネックレス何?」とかなるかも?と思った部分もあったけれど。
全部は入れられないよね…

昭和コミックへのオマージュ、と言う雰囲気で瞳にキラキラいっぱい星が入っていたのは、制作会社MAPPAさんのこだわりだろうな。さすが。
大切にとってある50年前購入したコミック(今にもばらけそうな状態)を映画観る前にと思って読み返していたのだけれど、「ここぞ!」という絵が、同じ構成で描かれていたのも嬉しかった。

それにしても「進撃の巨人」と「ベルサイユのばら」が同じアニメ制作会社で作られてるって想像しにくい…「呪術廻戦」もだしね…

滅多に映画を観に行くことはない私だけれどやっぱり、大きなスクリーンで観るのは迫力あって楽しめる。舞い踊る花の数すごかったなぁ…

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光る君へ 3つめの大河ドラマ館

2025-02-04 17:22:10 | お出かけ
2025年も明けてすでにひと月以上経っているとは。
忘れぬうちに去年の大河ドラマ館、最後に訪れた宇治茶づな館の事を書いておこう。
先週、2024年大河ドラマ館閉鎖のお知らせがXにポストされていたな…



大津、越前、それぞれ紫式部との関連性を活かしたドラマ館だったが、宇治はさすが京都らしくお香や、道長とまひろの交わした手紙を展示していた。


私もお香が好きなので、なかなか面白い展示だった。
輸入品だもんね…この頃は本当に貴重な高価な品だったのだとわかる。

ふたりの往復書簡もなかなか。
漢文が得意な学者娘の話は源氏物語でも語られているけれど、確かに恋文には見えないよね…らしくて面白い。実際に見てみると雰囲気がわかるものだ。



冊子にした源氏物語の出だしの部分も。ここ、まひろが「い」と書いた瞬間、「おお、やっと書き始めたか!!」と思ったものだ。Xでも「い」って書いたぞ!!と言ってる人がいたので笑えた。みな同じことを考えているものだ。道長役の柄本佑さんも、テレビの特番で、「それがなかなか書き出さないんだよね…源氏物語」と笑っていたのだ。


寒い日だったので帰り際、駅近くの「通圓」本店で抹茶ぜんざいとお団子のセットを頂く。しかし、抹茶はぬるいものという事を忘れていた…
ぜんざいと言うよりも、おうすの中に白玉と餡子が入っているというもの。
美味しかったけど。



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ノンアルコールワイン

2025-01-26 21:57:44 | お食事
2025年スタートしてそろそろひと月。早いものだ。

年末にはこの際だから、と贅沢して6000円分も買ったVenchiのチョコレートも食べつくしてしまった…

年末には恒例行事、相方の友人家族とお食事会。
お食事会前には、なかなか機会が見つからなかった長居公園のチームラボ常設展へ。
着こんで行ったが思ったほど寒くはなかった。
それにしてもこういうのまで外国人観光客が!そうメジャーなものでもないと思うのだが。。。人が多いと普通は写真が撮りにくいものだが、ここは人の影がいい雰囲気を出してくれた。









さて、大晦日。年越しそばの後はいつも、チーズなどつまみを用意してカウントダウンを待つのだが、今回は下戸の私に良いものを見つけた。
ノンアルコールワインである。左が普通のワイン、右がノンアルコール。ちょっと色薄め。



赤と白両方購入。値段は白の方が3倍するのは手がかかるからだろう。


たまたま読んでいた小説に、体調を考えてワインを煮つめてノンアルコールにして飲む、というくだりがあり、ふと考えたのだ。

ノンアルコールビールがあるならワインも?(ビールは炭酸が苦手でダメ)
ネットで探して見つけた。

シャトー勝沼という老舗ワイナリーのもの。
ワイン代わりにとぶどうジュースはレストランで頂いたことがあるが、甘かったので食事には合わない。

こちらの赤ワインを飲んでみると、全く甘さがなく、ワインっぽい渋みがある。ラベルを見るとなんと、緑茶が入っているのだ。確かに緑茶はタンニンの渋みがあるから…うまく合わせたものだ!

成分は、果実(ぶどう、クランベリー)、緑茶(国産)、緑茶抽出液、ブドウ果皮色素、香料、甘草油性抽出液、とある。

ほかにもあったのだが、みな、スパークリングで結局炭酸入り、これだけが炭酸なしで、私にはぴったり。
ワイン好きの相方も「これジュースと考えても美味しいな!」と感心。

白も注文したが赤の方が「らしい」感じ。
これからはちょっと気取った食事を作った際に活躍しそう。


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越前へ

2024-11-12 18:25:03 | お出かけ
今年の大河ももうすぐ終わり。

先日は大津の石山寺、大河ドラマ館へ。
衣装(当日は清少納言のもの)や石山寺との関わりを紹介するビデオや展示も様々で面白かった。
思えば大河ドラマ館は12年ぶり。宮島まで出かけて行った、「平清盛」の際のものだ。





石山寺は紫式部が「源氏物語」の構想を思いついたといういわれのある場所だが、ドラマでもそれこそ、めちゃドラマチックに採用されている。

そうか、越前もあるんだよな・・・琵琶湖を舟で渡るシーンは実際に琵琶湖で撮ったとか。近江富士見えるなんてCG芸が細かいと思ったら違ったのだ。
いってみよか。
どうせなら泊りで行って、紫式部も訪れたかも?の気比の松原でも散策して。

サンダーバードで敦賀、まずは気比神宮。御朱印もらって、バスで気比の松原へ。この辺りは松原町、「松原客館」という名前がなるほどと思わせる。







防風林的な松が一列に並んでいるような風景を想像していたが、結構な規模の松原の奥に浜があるのだ。
釣り人も多いが、私のようにバス、徒歩で来る人はいないらしく、車が松原の中をビュンビュン走っていく。

バス停で帰りの時間を見なければ・・・ん???全然ないじゃない・・・一本逃したら次1時間後!
この辺が大阪住まいの人間にはピンと来なくなっているところだ。

大急ぎで散策(大急ぎでは散策とは言えないだろうが)、バスで駅に戻り、美味しい越前蕎麦ランチを堪能、再び電車に乗って越前ドラマ館のある武生へ。ここで泊まるのだ。

武生…めちゃ静か…店開いてない…人歩いてない…久々に北海道の故郷の町を思い出した。
うーん、晩御飯どうしよ、って感じ。駅にコンビニがあるのを調べておいたのだが、ない。
グーグルマップで再度確認したら、「閉店」だって…時々グーグルマップにはやられるよね…よく確認しておけば良かった。

ホテルは綺麗で女性に優しい。アメニティの多さにはびっくり!


ここは温泉が売りのホテルで、札幌でも宿泊したことがある。やっぱり疲れとれる感じよね。
朝ごはんはビュッフェ形式、サラダ、焼き立てパンや卵焼きをコーヒーとともに。よく見ると、「へしこの茶漬け」というのがある。
こちらの名物のへしこ、サバのぬか漬けが出汁茶漬けで食べられるのだ。これは美味しかった。



さて、まずは紫式部公園へ。







マップのレビューに「予想以上の素晴らしい公園」とあったが、その通りだった。平安朝の形式の館をイメージして作られているのだが、
池を巡らせ橋を置き、木々、花々も豊かで、日本人は自然と溶け合うものを作るのが好きなのだな、と実感する。
係員の方が、「ここにはカワセミが来るんですよ。たまに大きなカメラ持った方が朝早くたくさん来られたりするんです」とのこと。
綺麗な瑠璃色のカワセミ、見たかったなあ・・・
私が見たのは書見台の硯の傍でお休みしてるでっかいハチで・・・座ってみたかったのに近寄れなかった・・・

ここからは徒歩、1キロほど離れた大河ドラマ館へ。





こちらなら越前紙、を色々展示してあるだろうと思ったが予想よりモダンな越前紙展示もありびっくり。
最近流行のイマーシブ型の展示を紙でとは、面白い。
実際に吉高由里子さんが書いた越前紙も展示されていたし、同じ素材の紙を触れる、というのもあり。
高級そうなつるつるした紙だ。



帰りは「光る君へ」バスに乗り駅まで。


武生市あげてのイベントだろう、市役所にもでかでかとポスターや旗が立っている。
大河ドラマ館の方もとても親切で係員の方も丁寧に説明をしてくださった。

しかし、ひとりでのんびりと、はいいな。関西から遠くはないけれど、行ったことのない場所への一人旅は本当に久しぶり。
車がない私は電車やバスに乗り継ぎ、場合によってはけっこうな歩きも出てくるがそれも面白いものだ。
40代ほどの女性一人と朝ごはんの場で隣になったが、前日気比の松原あたりでバスに乗ってきた人だった。
「同じ一人旅仲間だな」と思っていたのだが宿泊も一緒だったとは。

最近は大人女性の一人旅も結構見かけるものだ。私の若いころは女性が一人で泊りがけの旅行、というと心配されたものだが、時代は変わった。

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夏の京都

2024-08-17 21:54:46 | お出かけ
北海道から大阪に越してきて来年で30年になるが、夏の暑さは年ごとにひどくなっている。

越してきて2年目のお盆休みは、「夏の京都」京都らしくてよい、と下賀茂神社、上賀茂神社を歩きまわったりバスで巡ったのをよく覚えているが、
結構な時間を屋外で過ごしたはず。
今やったら死ぬかも。
暑さは増しており、私の体力も28年前とは比べ物にならない。

今年の夏休みは相方が貴船の川床料理と京都市内のホテルを予約しておいてくれたので、
のんびりご飯を食べに行くことになった。



久しぶりの貴船口、古びた駅舎がすごくきれいで大きくなっていてびっくり!!穴倉みたいな狭い階段をくぐってホームに出る、と言う具合だったのに。

さすが山中、京都市内から叡山電鉄でたったの30分、と言う距離なのに、涼しくて快適なことこの上ない。この点は変わってないなぁ。
「京に田舎あり」とはよく言ったものだ。





前回来たときは台風直後で川床の下をすごい勢いで川が流れていたものだが今日は静か。



お料理もおいしく頂いた。典型的な夏の献立だが、クミン入り薬膳スープなど面白いものもあった。
鮎って、本当に香りがよくて美味しいお魚。やっぱり塩焼きが一番おいしいよね。
以前ポンテベッキオで「鮎のコンフィ・メロンのソルベ添え」を頂いて、確かにとても美味しかったが日本人の舌なので・・・







夜の青紅葉ライトアップを眺めつつ京都市内に戻る。



んん・・・地上は夜でも30℃はあるな。
人通りもまだある時間帯。最近はヨーロッパ方面からの外国人観光客が増えたのかな?
英語でない言語をよく聞く。韓国からも多いようだ。

打って変わってガサツにガリガリ君をかじりつつ京都の街をホテルまでぶらぶら歩く。
田辺聖子さんも小説の中で書いていたが、帰れる距離なのだけど京都に泊まっていく、と言うのも贅沢だが良いものだ。
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懐かしい本を読み、聴く

2024-05-13 13:18:12 | 読んだ本について
久しぶりに「ビブリア古書堂の事件手帖」を読み返してみて、「そう言えば」と
古い本を本棚から出してみた。

北海道の我が家を売ったのはもう8年くらい前の事だが、その際にこの2冊を大阪に持って帰った。
子供のころから家にあった世界文学全集の、私のお気に入りの2冊をとっておいたのを見つけたのだ。
当時の値段は680円と480円。私が子供の時にあったのだから、60年位前に買ったものだろう。

昔の家にはよく、文学全集や百科事典が本棚に置かれていて、あまり読んでも使われてもいない、という事があったものだ。
我が家もご多分に漏れず、この河出書房の世界文学全集が揃っていたのだが、父も母もこれを読んでいるのを見た事がなかった。

母は本好きで、ストーリーなど内容を知っていて教えてくれたが、どうも、この本自体を読んだのではなくもっと、昔に違う本で読んだのでは?という風で、
本はどれも、ほぼまっさらな状態。
子供心に、何のためにあるのか不思議に思ったものだ。

全25巻だそうだが、子供のころにこの2冊のほかに私が読んだのは、「嵐が丘」「アンナ・カレーニナ」「風と共に去りぬ」、ハムレットやオセローなど有名どころの入ったシェイクスピアの1冊、同じくエドガー・アラン・ポーの1冊位か。

シャーロット・ブロンテの「ジェイン・エア」は、特にお気に入りだった。小4くらいか?図書館で子供向けのものを読んだのだが、なぜか最初の数ページが破れて取れてしまっており、出だしが分からない。知りたい!と大人向けのこの世界文学全集から引っ張り出して読み、すっかりはまったもの。



妹エミリの書いた「嵐が丘」の方が当然評価が高いけれど、子供にはこちらのストーリーの方が分かりやすかったからだろう。
考えてみると、「出来すぎ」のストーリーではある。
母には、「小学生が恋愛小説読んでww」と笑われたが、言われて気づいた位で、そういう意識はなかったのだ。
ストーリーは波乱万丈でわくわくしたし、イギリスの、ヒースの荒野(そもそもヒースって??と思いつつ)の風景を思ったり、フランス育ちの少女が話す、フランス語の本文が入っているのが素敵!と、見知らぬ外国への興味が湧くものでもあった。
豚にあげるおかゆってどんなんだろう?とか、ローマ風の顔立ち、オリーブ色の肌って?? 様々なわけのわからぬ表現に幻惑されたのだろう。

パール・バックの「大地」もそう。さすが中国が舞台なだけあり、食べ物の描写が面白かった。お茶の葉を直接茶碗のお湯に入れて飲む?トウモロコシの粉を湯に入れてかき回して食べる?これってコーンスープ?
豚の脂と米粉と砂糖で月餅を作る所など、「あの、お肉の端っこについてるあの脂部分??をお菓子に??」と頭が混乱したものだ。
今ならば、「道理で月餅、おなかに重いよな…」と考えるだろうけど。
こちらも親子孫3代に渡る壮大なストーリーが子供にも面白かったのだろう。

エドガー・アラン・ポーのものも面白かった。取っておけばよかったな。
特に「メエルシュトレエムに呑まれて」。この世界全集では「大渦にのまれて」だったかも?
スリリングでドキドキしたものだが、ググってみると、舞台になった渦はそこまで巨大で危険な大渦ではないらしいので拍子抜け。
何でもかんでも調べてみるもんじゃないなぁ…

母が好きだったので、「アッシャー家の崩壊」もつられて好きになった。
死んだはずの妹が少しずつ近づいてくる物音、真っ二つに割れた家の向こうに月が、なんていう描写は恐ろしくて、想像力をかきたてたものだ。
しかし、"The Fall of the House of Usher"って、英語にするとなんでも軽く見えるのはなぜ?いつも思う事だけど…

「ビブリア古書堂の事件手帖」には、エドガー・アラン・ポーならぬ江戸川乱歩の名も出てくる。私もいくつか小学生の頃に読んだが、その中でお気に入りだったのが
「悪魔の紋章」。これは、ほぼ、明智小五郎が出てこない。いつになったら登場するのか?と思っていたらラストのラストに出てきていっぺんで事件解決、
なんとなく納得いかない感じがしたものだ。

なのでよく覚えているのかもしれないが、乱歩らしい仕掛けが面白い。隠れるための箱がベッドの下にあったり、切られた指が箱に入って届けられたり。
特に面白かったのが、お化け屋敷(作品内ではお化け大会となっている)で死体発見、というくだり、改めて、私の好きな作家、栗本薫は相当乱歩の影響受けてるんだな、と実感した。よく似た設定があるのだ。
登場人物がお化け屋敷の中で、「迷路の歩き方を知っているかね。右ならずっと右と決めて歩く…」と話す所は、なるほどと感心したせいかセリフまで大体覚えていた。

覚えていた、というのは、最近50年ぶりに「聴いた」からだ。オーディオブックの無料お試し期間でまさに「試して」みたのだがなかなかよかった。
おどろおどろしい読み口調もよろしく、目も疲れないし寝ながら聞いてみると場面が、50年前本で読んだ頃と同じように浮かび上がってくる。
ただし、時間がかかりすぎる…この作品なら9時間以上聞くことになるのだ。
読む方が早い気がする。サブスクの月額も結構なもの、文庫本なら2,3冊は買える。

スキマ時間に聞ける、効率的、とうたわれていたりするが、こういった小説よりは、私の苦手な自己啓発本なんかで、短いもの向けを
通勤時間に聞くのが良いのかもしれない。
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新しい景色

2024-04-29 18:07:50 | 現実
今年からフリマ出品を6年ぶりに再開。

6年前に着ない服を出品して、下らない質問を無作法に聞いてくる輩が面倒くさくなり、出品したもの全部削除して引き上げた。
何しろ、何の挨拶もなく「ポケットついてますか」「ついてます」「色はピンクですか」「(写真見ろ)紫がかったピンクですね」次に「500円になりませんか」五月雨式に来るのだ。
全部まとめて聞け!!

という事は今回そこまでなく、6年の間にフリマも、する人たちも向上したというところか。ほぼ、皆さん丁寧な対応をされる。

ピンクのパナソニックGF1、初めて買ったミラーレス一眼で、その当時ではコンパクトだったのだけれど年齢とともに重さが・・・
新しいもっと小さいものに買い替えたので、そのままずっと保管していたのを出品することにした。家に取っておくより、欲しい人に使ってもらった方がよい。

買い換える前、最後の写真がこのあたり、18年の長谷寺か。







最初の使用時はさすがによく覚えている。京都の青蓮院門跡だ。
ライトアップもこんなにきれいに撮れるんだ!と思ったのだが今見ると大分ぶれているww
慣れていなかったんだな。










古いものなのでどうかとは思ったが、意外に良い値で売れた。
支払した方は、どうもグーグル翻訳っぽい日本語で、驚いたのは続いて取引メッセージを送ってきたのは、海外の方に日本のフリマの商品を代行して送る、という会社からだった。

少し不安になってググってみると、その会社とフリマで取引した経験のある人がおり、
普通通りに終了した、とのこと、私の場合も即、取引終了出来て入金になり全く問題なかった。

あの子、愛機だったGF1ちゃん、海外に行ってしまったんだ。

今までも、売れたあのパスタポット購入した人は最初に何作ったかな、麺の味がわかるように、ペペロンチーノあたり?美味しく食べてくれているといいな、などと考えてはいたけれど。

どの国のどんな人に今、使われているのだろう?買った人は女性っぽかった。
スマホでいくらでも美しい写真が撮れる今、わざわざ買ったのなら写真好きな人だろう。
私のように、カメラを抱えて写真撮影目的で出歩く人なんだろう。

海外のどんな国のどんな景色を、あの子は見ているのか。どんな写真を撮っているのか。
綺麗な写真を撮って、いつかそれを、私が知らずにインスタで見ているという事もあるかもしれない。
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我が家の桜

2024-04-15 21:41:52 | 
鉢植えの桜を買った。

去年の春に梅田のフラワーショップで見かけたもの。もう桜の時期も終わり近くだったため、とりあえず目に止めておく、にしておいたもの。
今年も売られていて良かった。旭山桜という八重桜、ググってみると割と育てやすい品種、とあるが、その通りで、ショップで言われたとおりに少し寒い中置いておいてから屋内に入れてみるとすぐにつぼみが開き始めた。


開き始めると速い。













一週間ほどであっという間にいい枝ぶりの桜の木となった。

相方が帰ってきて、わが家の年中行事、お花見弁当作り。

桜ご飯に、相方特製の筍の木の芽和えや桜エビのかき揚げ、菜の花のお浸し、生麩田楽にだし巻き卵、鰆の西京焼き。
春らしいメニューは大成功。
日差しは4月初めとは思えないほど。以前はお花見は寒いものだったけれど。







近所の公園もちょうど満開。お昼のお花見弁当の残りを晩御飯にした後、再度夜桜を見に行く。





有名どころのお花見も良いけれど、近所の公園で楽しむお花見も寛げてよいね。



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泉神社

2024-03-17 16:52:42 | 神社仏閣巡り
茨城の相方のところに行くときには、たまに観光もする。
神社仏閣というと京都奈良、というのが私の定番だが茨城にもあちこち面白いところがある。

2月には日立市の泉神社を訪れた。



「パワースポット」と聞いて行ったので住宅街のなかにあってちょっと拍子抜けだったが、
写真で見た泉は綺麗で、さすが!だった。紀元前からの歴史ある神社だ。




文字通り、きれいな水が湧き出ていて、水底まではっきり見える。あ、エビ!
その上、晴れて暖かい日だったのに、神社は寒いのにびっくり。水が冷たいのか。と思いきや、触れてみたらそうでもない。不思議。
単に日影が多かっただけかもだけれど。





厄除けに石に厄と書いた玉をぶん投げて割り、龍の目が光って見える、という泉龍木を見学、池の周りをまわって帰る。
うん、夏にまた来てみたいな。涼しそう。

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紫式部

2024-01-09 20:05:40 | 読んだ本について
今年は、いつか大河ドラマでやってくれないかな…と思っていた、紫式部が主人公のドラマ。
観ないはずがない!
衣装が大変なのでやらないのかなぁ、と思ったりしていたが、やはり相当時間かけて意匠を凝らしているらしい。

思いついて、昔読んだ、杉本苑子さんの、紫式部の生涯を描いた小説と、永井路子さんの、藤原道長を描いた小説を探してみるが無い・・・
そうだった、30年位前に買ったものだから、もうヤケが出て茶色くなっていて、字も老眼には無理な小ささで、去年泣く泣く処分したんだった・・・
お気に入りで何度も読んだのだけど・・・

待てよ、2年前、同じように古くなってしまった「北条政子」新しいの買えたように(大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の影響に違いない)今年ももしや?とAmazonを検索すると、
予想通り。どちらも購入してみるとフォントがやはり大きくなって紙も新しいから読み易い。いくら老眼鏡かけても茶色っぽい紙では読みづらいもの。
ありがたい!

杉本苑子さんの「散華」を先に読み始めてみると、前回(読めたのだから10年近く前か?)よりも、関西圏を回った歴史が加わったためか、なじみのある地名や寺社仏閣に
出会う。去年訪れた西国三十三所番外の元慶寺、そうそう、花山天皇が騙されて落飾した御寺だったな…山科だから結構、遠いよな…滋賀の長命寺…800段の石段登ったな、
昔は琵琶湖を船で渡る時に見えたのか…
紫式部の住んでいた屋敷があったとされる蘆山寺、庭からすぐ鴨川の堤に上がれるとなっているが今は結構な距離がある。そんなに敷地の広い屋敷だったのか、など。

大河ドラマ「光る君へ」を見つつ、この小説を読みつつ、これもお気に入りの岡野玲子さんのコミック「陰陽師」を並行して読んでいると、なかなか面白いものだ。
それぞれ違う描き方がされているのと、「陰陽師」は時代が少し遡るので、これが起こって次はこれか、この人の親がこの人か、という流れが見えるのが楽しい。

私の愛読書トップ3には絶対に入る、田辺聖子さんの「新源氏物語」もリニューアル発行してくれないかしら・・・今Amazonで売ってるのは表紙が同じだから多分字の大きさも
同じだろな…


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紅葉reflection

2023-12-25 16:48:35 | 神社仏閣巡り
11月末の休日、久しぶりに京都を歩いた。初めてのお寺2か所。

妙覚寺は織田信長の息子、信忠が本能寺の変の際に滞在したお寺、
信長の茶会料理のサンプルがあったりして、面白かった。



色々な貝やタラ、鮭、鯛、鯉などの魚、雉や白鳥、鶫などの肉が贅沢に使われている。
「信長のシェフ」愛読者としてはなかなか、興味の惹かれる内容。




紅葉の庭を見下ろす縁側には、リフレクション撮影のための黒い座卓が置かれており、
撮影したい人はかわるがわる場所をゆずりあって撮っている。

親子連れがおり、お父さんが写真趣味らしく、座卓の前独り占め、家族は興味なさげなのだが
卓の傍に荷物を置いて座り込み、子供は騒いで走り回り、マナー考えろよ・・・と思う一時はあったが・・・

とにかく人が少ない!! ありがたい!!

去年訪れた、リフレクション撮影SNSで人気代表格の瑠璃光院も、素晴らしかったが予約制の上さらに並ぶ、
というものすごさだったが、ここはゆっくり撮り放題。

瑠璃光院も黒光りする廊下に映り込むのかと思っていたら黒い大きな座卓おいてあって、ちょっと舞台裏覗いた気分だったが、
最近はこういう方法が流行っているのだろう。

次に7分ほど歩いたところにある妙顕寺、こちらも人がいない!!



こちらでは紅葉の前で結婚写真を撮っていて、良い写真が撮れるだろうなあ・・・と見ていた。
白無垢が映えるだろう。

紅葉の穴場、と検索して行ってみたが正解だった。
どちらのお寺でも10人くらいにしか会わなかったのだ。外国人観光客もさすがに見当たらない。
その上庭も美しく、落ち着いて写真が撮れ、寛げた。
紅葉の季節の京都でこれは本当にレアケース。

実際、京都駅に戻って何か食べようかと探しても空いている所がない混雑ぶり、
外国人観光客もいっぱい。
コロナ後の初の紅葉なわけだから当然だろうが。


2023年は私の年齢には「後厄」、のせいだったのか調子の悪いことが続いた。

2月、階段から落ちて捻挫、しばらく足ひきずって仕事に行く。
7月、夏風邪の高熱で5日寝込んでその後夜や週末になると熱が出るというのが続く。
8月、元々痛かった右肩と腕の痛みが増し、9月にはMAXに。夜間痛で満足に寝られない日が続く。
10月、肩の石灰抜いてもらって良くなったのに11月再発。
12月、クリスマス直前に蕁麻疹。

来年からはもう、厄関係はないはず、いい年になってほしい。
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金木犀

2023-10-16 20:01:31 | 現実
早すぎないか?ここまで暑さを引っ張っておいてこうも急に気温変わるとは。

今年の夏はかつてないほど暑かったそうだが、突然秋の終わり位の気温になってびっくりした。
毎年、8月の終わり、処暑には朝晩は気温が下がる、と思っていたが、
いやとんでもない、9月半ばになっても熱帯夜とは。

9月半ばくらいからはご近所の彼岸花が咲き始めるのだが今年は末まで咲かなかった。
2週間くらい遅れた感じ。

だが金木犀は例年と同じくらいに咲き始め、今満開。
ちょうど、このあたりのだんじりの時期と合うのだ。とても、良い季節が巡ってきた感があって嬉しいものだ。





昨日のお休みはちょうどだんじりが町を巡り、にぎやかだった。
金木犀の香りを楽しみながら、ポケGO散歩をしていると時々、あちこちの町内のだんじりと出会う。
子供のころからなじんでいたら、それが当たり前だと思うだろうが、
北海道から来た私には、だんじりのために会社を休む、というのにびっくりだったものだ。

金木犀は北海道にないので、ふんわりと漂ってくる香りが不思議だったものだ。
リラックス効果、ダイエット効果もあるとか。
クチナシよりも甘くなく、気分をゆったりさせてくれる。
あと1週間位は楽しめるかなあ・・・ 
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お花見・記念日

2023-04-03 17:25:37 | お食事
三寒四温とはもともと中国の冬の時期の気候のことらしい。
日本では冬場にそのようなことがないので、春先に使われることが多いとか。

先週は平日がやたらと寒く、うっかり薄めのシャツを着て出勤、失敗した日もあったが、
茨城の相方が結婚記念日に送ってくれた大きな花束でちょっと、春気分を味わうことができた。





週末には我が家の年中行事、お花見、ということで相方も帰阪し、お花見弁当作りを楽しめた。

前日夜には煮物、菜の花のおひたしを作る。ぬか漬けは良いころ合いに漬かるようにしてあった。
当日は、去年初めて試した、桜の塩漬けを使ったさくらご飯、相方ご自慢の卵焼きやかき揚げを。
例年は鶏唐なのだが、相方から桜エビと新玉ねぎでかき揚げはどうか、との提案。
しらすも加えて春らしいかき揚げにしてくれた。
前日から考えると3時間はゆうにかかって作ったが、なかなか楽しいものだ。

これは買ったものだが生麩を田楽にし、串にさして並べる。
春の味、いかなごのくぎ煮をご飯に添える。
かき揚げは、桜花の塩漬けを戻した水を炒るようにして作った桜塩で。

テーブルに並べて記念写真。









2週間ほど前に、私は桜餅のトライアルをしておいた。



お菓子の中で最も好きなのが桜餅。いつかはと思っていたが今年は自分で道明寺粉を買って作ってみた。
餡も小豆を煮て、手作り。
お花見弁当にはいつも桜餅を買ってデザートにするので、
これも手作りしてみよう、と。
レシピ探すと、結構簡単にできるものもいっぱいあり、思ったより楽に作れた。

当日は桜の葉も用意し、包んでみた。小ぶりのお重に入れると、見た目はなかなか。
お味は実は、塩抜きが足りなくて桜葉が塩辛すぎたが・・・





お天気も良く、暖かい午後。
ちょうど満開からほんの少し過ぎた、位で、風が吹くと花びらがお弁当にも舞い落ちる。
住宅街の小さな公園だが、ベンチにシートを敷いてお弁当を並べると、素敵なお花見ランチタイムになった。
外で食べるごはんって、どうしてこう、美味しいのかな。





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暖かい日差し

2023-02-27 20:26:30 | 今日の一枚
土曜日はうっかりストールを忘れて出勤してしまい、帰り道のJR新今宮の駅ホームで凍えてしまいそうだった。
暖かい爽健美茶買って、首に当てて暖を取る始末。

だが、家に帰るとリビングで桃の花がたくさん咲いていた。

らでぃっしゅぼーやの野菜の箱に、この時期によく入れてくれる桃の枝、
リビングのテーブルに飾っておくと、3日ほどたってから花が咲き始めた。
花が咲かないままつぼみがしぼむこともあるのだが今年は良かった。

今日は午後からは日差しも暖かく、花も光に映える。



着いた日はこの状態だったのだが、一週間で綺麗に咲いてくれた。

学校の階段から落ちて捻挫、という痛恨の失敗をしてしまい、現在休みの日は病院と休養。
もともと肩の石灰化で痛みがひどくなりリハビリしてるというのに。
「凹んで、体操(推奨されてる肩甲骨の運動)できませんでした」とリハビリの先生に伝える。
「そうっすよね~それどころじゃないっすよね~気分ダダ下がりっすよね~」

ダダ下がりの気分を桃の花が少し、UPしてくれている。
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