たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

自粛要請

2020-04-09 00:38:44 | 現実
先週末が満開だったか。

今年はお花見を楽しむことが出来ない。こういう理由でお花見が出来ない日がくるとは、というのが正直な感想だ。

気持ち良く晴れ上がった週末、毎日食べるリンゴを買いに行こうと外へ。ご近所の、相方と私の間では「虫刺され公園」(ポケモンGOのジムがあり、バトルをしに行くと必ず虫に刺される)と呼んでいる細長い公園、きれいなピンクが見えていたので寄ってみる。



「シートや簡易椅子を持ち込んでのお花見禁止」の張り紙がしてあり、歩く人もいない。月曜日だからいつも人は少ないが。



幅3メートル位の細長い公園、桜並木風。2年前に相方とここでホカ弁でお花見をした時も綺麗だったが今年は格別では。メジロがたくさん飛び回っている。賑やかなさえずり。なぜ花をくいちぎってしまうのかな?花びらでなく花ごと落としていくのだ。

そのうちに、赤ちゃんを連れた夫婦、それに子供達数人が現れた。花を見上げて。ブランコに乗って。

ひとときの平和な風景。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボヘミアン・ラプソディ3回目!

2019-01-14 19:36:18 | 現実
年末に相方が大阪へ帰ってきたので、一緒に「ボヘミアン・ラプソディ」を観に行ってきた。私は3回目だ。


私と同様、映画を観に行くことなどなかった相方は、大阪ステーションシネマに着くといかにも珍しげに見回す。

「やっぱり、ポップコーンを食べるべきじゃあないか? そして映画が気に入らなければ投げつけるとか、すべきじゃ?」と言い張るので、小振りのを一人分買って入る。

今の映画館は便利になっているもので、横の飲み物ラックにカパっとはまるプラスチックの容器に入れてくれる。知らんかったわこんなの。

観終わって、「良かったでしょ?」と聞く。

「うん。でもな。ライブエイドのとこで、フレディが観客を煽るだろ(AY-OH!!)あそこな、最後に "All right!!" って言ってたけど、"Fu.. you!!"だったはずなんだ」


そこかい?!!

知らんわ!!

音楽凝る人は変なとこに気付くもんだ。


「だから、一瞬、あれちがうぞ?って思って夢が覚めた」

茨城のアパートにはテレビが無いので、相方はよくYoutube見ている。クィーンのライブもしょっちゅう観ているらしい。

家に戻って、確認することに。Firestickあるとこの辺便利である。大画面でYoutube観られるから。

ほんまもんでもやっぱり、All right って言ってる。相方が覚えていたのは、同じWembleyでの別のライブだった。

こうやって色んな物、昔のも見られて今の時代便利だねえ、と言う話をしていてふと気づいた。


私がそれこそ「ボヘミアン・ラプソディ」を聴いてクィーンのファンになったのは中学生の頃、何がきっかけだったんだろ?相方はMTVを観ていたらしいが、これは80年代スタートした番組、私がクィーンを「レコード」で聴いていたのは70年代、そんな洋楽TVはやってなかった。

ラジオは深夜番組良く聴いていたからその辺でたまたま聴いて、気に入ってレコード買ったのか?

最近この映画の影響で、雑誌「ミュージックライフ」の話がネットでもテレビでも出てくるが、むろん私もいつも買って読んでいた。だからクィーンの記事は欠かさず読んでいたし来日した時の写真なども見たように思う。「紙の上」での情報はあった。

しかし、「ボヘミアン・ラプソディ」のPVをいったいどこで観たのだろう? 暗闇に4人の顔が幽鬼っぽく浮かぶアレ、知っていたのはなんでだろう。

のちのちにMTVで流したのを観た、というのがありそうだが、80年代は私は洋楽聴いていなかったしなあ。

わからん。

最近Youtubeで見て面白かったのは、Wembleyのロケ、舞台袖でにこにこと自前のカメラで写真を撮る白髪のブライアン・メイ。インスタでも沢山写真載せているが、映画になって嬉しかったんだろうなあ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボヘミアン・ラプソディ

2018-12-10 22:43:58 | 現実
映画「ボヘミアン・ラプソディ」とにかく、良かった!

今日は、なんと2回目を観てきた。(友人の中にはすでに4回位観ている人もいるが)

映画は、実は普段、たいして見ない。

映画館で最後に見たのは、2001年の「千年の恋」。宝塚出身の天海祐希が光源氏、ならば行かなければ!と重い腰を上げ、相方と観に行った。その前は、オーストラリアで相方と一緒に何度か、行ったのみだから、それも7,8年ぶりだったはず。

じっと坐っているのがまず、苦手なので。どうしても、もぞもぞしてしまう。最近はアマゾンprimeあるからと、firestick買ったので時々観るようになったが、それでも、よく途中で止めて、何やかや、してしまう。リップクリーム塗りに行ったり、ああ、そういえば洗濯物しまわないと…等と。
映画館で2時間ずっと座ってるのはしんどい、と思ってしまう。


再度重い腰を上げたのは、FBで高校の同級生たちが絶賛していたのと、中学時代の友人が「おすすめ!」とわざわざLINEしてくれたからである。そこまでなら、観なければ!


日曜の夕方、茨城に戻る相方の新幹線が新大阪を出てからふと思いついた。「そうか、今このまま梅田で観ていけばいいんだな」

大阪駅の映画館に行ってみる。10年ぶりの映画館、笑われそうだが妙に緊張する。どこでチケット買うのかな…あ、普通にカウンターに行くのか。

「ボヘミアン・ラプソディお願いします」

・・・え? もう3席しか空いてないの?しかも端っこの一番前? わー見づらそう…でもせっかく思いついたんだし。聞きしに勝る人気ぶりである。

私くらいの年齢層が多いかと思っていたが、若い人が多い。クイーン、知ってるのかな?というような20代のカップルとか。隣に来たのは大学生らしき男の子3人組。
ひとりが「今日は、久しぶりに映画館で泣くぞ!」と言っている。

当たり前だがクイーンの曲がストーリーとうまい事ぴったり合って、天才の孤独、仲間と家族、恋人、時代の空気、色んなものを印象的に綴っている。重い話なんだけれどもそう重くないのは、なんだかコンサートに来たような気分になれる作りになっているからだろう。

友人たちがみな言っていたように、俳優陣があきれる位クイーンのメンバーに似ている。よくここまで似ている人たち見つけたものだ。

フレディ役の人は目がフレディよりずっと大きくて、実は顔立ちは似ていないのに、動きをトレーナーが付いて練習したというだけあって、観ているうちに「フレディだ」と思わされてしまうのに感心。目立つ歯を隠すような口の動かし方とか、マイクの持ち方、ステージでの歩き方、そっくり!懐かしい事この上ない。

ブライアン・メイ役の人は、ブライアン・メイ本人にギターを習った!と言う贅沢な話だが、本人が映画を観て「自分だ!」と思ったくらいだそうだ。

私が特に驚いたのはジョン・ディーコン役。(「ジュラシックパーク」の子役の人だそうで、随分大きくなったもんだ…)ちょっと眉をしかめたりするところ、ああ、こういう表情、してたなあ!と思い出して、思い出したことにびっくりした。

みんなよく、研究したんだなあ…。

ネットで関連記事を見てみると、若い世代には「ロジャー・テイラーの人がカワイイ」と話題になってるそうで、そこは感覚違うんだあ、というとこ。

数々の名曲が作られていく過程、むろん映画だからそのままその通りなわけはないが、昔からのファンからすると感涙ものである。

それこそ「ボヘミアン・ラプソディ」が作られる農家のスタジオシーン、ロジャーが「ガリレオ~~」とウラ声で何度も歌わされ、(ふーんあれってロジャーなんだ…)
「How many more Galileos do you want ?!」

「ディスコだと?クイーンだぞおれたちは!」みたいな言い合いをしている所にクールなジョンがベースを弾きはじめ「Another One Bites The Dust」が出来上がっていく所。

遅刻してくるフレディを待ちながら、ブライアンが「ドンドンチャ!」とメンバーとメンバーの奥さんを集めて、「We Will Rock You」のあの懐かしいリズムを刻み始めて、それがコンサートシーンにつながっていく所では、応援上映でないのが残念でならなかったくらいである。

中学時代友人たちと学校で床を踏み鳴らしたものだ。

「ボヘミアン・ラプソディ」の歌詞に「なんだこれ?!」と言う反応をされるシーンでは、中学時代に苦労して歌詞を和訳したことを思い出した。

クイーンは私の英語人生のきっかけと言っていいのである。

英語は得意だったが、なにしろ、田舎の中学生の英語力である。直訳してなんだか訳のわからないものが出来て自分で「???」となっていたのだが、英語が出来るようになって読んでみても「???」の部分が有り過ぎ。

だが映画の中で「歌詞は聴く人のものだ」というフレディの言葉があって、確かに!と納得した。さまざまなものが暗喩されているのだろうが、究極はそこだろう。

このシーンでは、「オペラなんて聴く人はいないぞ」と反対されるのだが、そこで思い出したのは母の事である。母はクラシックが好きな人だったが、私の買ってきた「オペラ座の夜」を聴いて感心し、「ロックなんてうるさいものと思っていたけど、オペラとロックが一緒になってるなんて凄い」と独りで私のレコードを勝手に聴いていたものだ。

その頃母は42、3歳だった。中学生の私から見るとずいぶんなおばさんだったわけで、「こういう年齢の人もロックをいいと思う事もあるんだなあ」という感想を持ったのだが、今では40代以上の方がロック好きな筈。

現に、今日、2回目は月曜昼の時間帯に観に行ったせいか、60代と思われる人たちが多かった。リアルなクイーン世代だろう。なんたって、杖をついている人がいた位だ。

この映画の流れで、最近は良く、Youtubeで昔のクイーン関連の動画を観ている。

「Under Pressure」でデヴィッド・ボウィの美しさに感心したり(そこ?)、フレディの追悼公演での、懐かしいジョージ・マイケルの「Somebody to Love」のパフォーマンスにあらためて驚いたり、なんていうのもあり。

「ボヘミアン・ラプソディ」、10日くらい延長になっているが、もしまた1月位まで延長するなら、音楽好きな相方と再度、観に行きたいものだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本薬師寺跡のホテイアオイ

2018-09-09 21:45:52 | 現実
観測史上最高に暑い夏、といっても、8月末になれば、朝晩は少しは気温下がるのが普通だし…と思ったら甘かった。

さらに9月に入っても。

そんな9月の1日、明日は台風が来そう。台風が来てしまったら花もどうなるかわからないしな…と、以前から行きたいと思っていた奈良、橿原市の本薬師寺跡のホテイアオイを撮影に行くことにした。


現在奈良市の西の京にある薬師寺(やくしじ)の前身にあたる寺です。天武(てんむ)天皇が後の持統(じとう)天皇である皇后の病気平癒のため祈願して、天武9年(680年)に薬師如来を本尊とする寺の建立に着手。完成しないうちに天武天皇が崩御したので、持統天皇がその遺志を継いで完成させました。

橿原市のHPにはこう書かれている。

この時代を舞台にした小説は好きでよく読んでおり、その中に、平城京にこのお寺を移す話が出ていたのをよく覚えている。薬師如来様の座られている台座を、新しい場所に入れる時に藤原不比等が切り詰めて低くした、と言う場面があるのだ。

最寄りの駅、畝傍御陵前からは徒歩7,8分という所、12時頃に到着したのもあって、それ以上歩くのはもうムリ!という位の暑さ、また良いお天気なのだ。35度位になっていたはず。

広々した畑の中に薄紫の花が!



ここは有名な撮影スポットだが、地元の小学生が植えたとは知らなかった。

ホテイアオイはうちの、メダカ鉢にも以前は入れていた。鉢ではこんなきれいな花は咲かず、葉っぱは割にすぐダメになって汚くなってしまうので、最近では入れていない。
外で群生しているとこんなにきれいなんだあ…

水面に青空が映るのもいい。青、紫、私の好みの配色だ。






畦道を歩く。こんなに暑くなければいつまでも歩きたいような華やかな道だ。

平日の昼、というのに大きなカメラを抱えた人たちが結構、来ている。



遠くには畝傍山。






本薬師寺跡には、今では小さなお堂が残るのみ。 あちこちにさるすべりが、こちらも満開。 可愛らしいお地蔵様にも、ホテイアオイが。










稲穂は次第に重くなってきている。収穫の頃には、ホテイアオイの畑はどうなっているのかな。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しいカメラ

2018-08-20 22:08:28 | 現実
カメラを買い替えた。

今まで使ってきたピンクのGF1、初めて買った本格的なカメラで、小振りで気に入っていてずいぶん、良いお供だった。ミラーレス一眼が出始めた頃のもの、10年ばかり前のモデル。

その頃は、本格的な一眼に比べて小さくて軽くて、と思っていたが、この新しいGF9と並べてみると、ごつく感じるのはびっくり。CMで綾瀬はるかちゃんの手のひらに載ってる感じなのもわかる。
重さも100グラム以上違うのだ。10年近く経つと変わるものだなあ…と言っても今回購入したのは去年の春モデルで、最新のではないからかなり負けてもらった。

超望遠レンズつけたら、GF1以上にバランスが変!持ってみるとどう考えても主体はレンズである。




ベランダに出て、ハルカスを撮ってみる。14キロ離れている、職場の隣のビル、さすがに日本一背の高いビルだけあってよく見えるわ。




買い替えたくなったのはやはり、wifiでスマホと連携できる機種が欲しかったため。

これまでは、撮影小旅行後はいちいちPCにSD入れて落としてからスマホに送るなり、ネット上に保存してそれを使ったり、と、気に入った写真を投稿するのがなかなか面倒だった。

私はそれ程「インスタ蠅」してる方ではないが、それなりにインスタにもFBにも投稿する。このブログは言わずもがな、である。まあ、今はスマホで一眼っぽい回りがボケた写真も撮れるけれど…。

さて、最初の撮影旅行はどこかな。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暑い。

2018-08-06 18:07:55 | 現実
「異常気象」毎年言われるのでもうすでに、何が普通の気象なのかわからないが、今年の夏は長い。

昨日今日とお休みだけれど、暑すぎてどこかに出かける気にはなれない。いつもなら、夏の京都の写真でも撮るか、と出かけるところだけれど、今日は京都、40度近いらしいし。

通常なら、今頃が暑さのピーク、あと2週間位我慢したら朝晩は少し楽になる、と思って夏休みを待ち焦がれている時期だが、今年は暑さのピークはもう7月半ばから始まっている。梅雨は、あったの?位で終わってしまった。関東では驚異的に、6月に梅雨が終わったのだ。

熱中症で倒れて救急車で運ばれる人の数が、すでに去年1年の数字を越えているとの事。

今年の暑さは尋常ではない。気象庁が「一種の災害」と言っているのもうなずける。40度超えの地域もあるのだから。
地震、台風、水害と災害続きだが、そこに追い打ちがかかったというところ、被災地でもこの暑さでは、どれだけ大変なことか。


私の場合家から駅が近いので、通勤で外を歩くのは4分、後は職場のある天王寺の駅からはほとんど建物の中を歩くから、楽な方だろう。それでも家を出て最寄りの駅に着いたらもう、たったの4分で汗だく、である。

生徒様でも、子供クラスの子たちとか、年配の方には熱中症でお休み、という方もちらほら。

特養で暮らす父に、いつものように箱入りのOS1をネットで送ろうと思ったら、どこも品切れで3週間待ち。3週間も経ったら北海道は涼しくなってしまう。
「こっちでもエアコンいれてるよ」との事、年配者ばかりなのだから気をつけないといけないだろうが、それにしても北海道で、エアコンとは。

23年前に大阪に越してきた時は、「エアコン買ったよ」と先に行っていた相方が教えてくれた時は贅沢だと思ったものだ。家にエアコンなんて!

北海道では、喫茶店やレストラン、デパート、銀行など人が集まるところにしかなかったのだから。しかし北海道でも、少しずつエアコンのある家が増えているようだ。確かに、数年前に帰省した時に、以前より間違いなく暑くなっているのはわかった。

大阪ではエアコンないと確かに、生きていけない。夜になっても気温が下がらないのには驚いたが、さすがに20年以上暮らしていると慣れるものではあるけれど、それにしても今年は、暑さで良い睡眠がとれない夜の時期が長いので、しんどい。

仕事が終わって家に帰る途中でもうぐったりしている事も。学校はエアコン利かせまくっているし、外は暑いしで温度差にやられるんだろう。

帰ってからあまり料理もする気になれないので、トマト、胡瓜、納豆、お豆腐、なんかばかり食べているせいで夏やせして体力なくなっている気もする。

メディアでも、「温度差は体に悪いからエアコンは28度設定、寝る時はタイマーかけて」なんていつも夏に言われる話、聞かない。なんでも、ウチの会社で良く使うアパートには、エアコンが3時間で自動的に切れるタイマー付のがあるんだそうで、ネットでも話題になっている。
会議で「そういうエアコンが付いている場合は連絡を」を言われた。生き死にの問題になってしまっているからなあ。



相方が住んでいる茨城も、去年は、湿気が少なくて風も吹くし、その上朝晩は気温が下がるので過ごしやすい、と思ったが、今年は違う。7月に行った時は夜もずいぶん湿度があって暑かった。

写真は先日相方が持ち帰ってくれたコキア、相方の住んでいるひたちなかの、海浜公園がこれで有名だが、ちゃんと生き延びられるよう世話しなければ。

水はけが悪いようだったので土を替えたら、もうそれで顔から雫がしたたる、という位の汗をかいた。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大雪。

2018-01-29 17:27:55 | 現実
お向かいの会所の日本庭園もうっすら、雪化粧。

先週からずいぶん寒い日が続いているが、来週も雪の所があるらしい。

こないだ北海道に帰ってたっぷり雪は見て来たからもういいな…




故郷のまちは吹雪、ホテルに着くまでの7,8分で雪だるまになってしまったが、そこは北海道の雪、払うと落ちる。



翌朝はもうやんでいたがその代り道は凍りまくり、8割がたスケートリンクになってしまっていた。用心してネットでかかとにスパイク付のブーツを買っておいて正解だった。

東京で沢山の人たちが転んで怪我をしたそうだが、普通の靴なら仕方がない。歩き方も知らないだろうしな。




このブログも、パソコンの前に座ってる暇も気持ちの余裕もなく放っておいたら案の定、広告が入ってしまった!なんかこれ、嫌なのよね。



父が具合悪くなったと、サ高住から電話があってから約3か月、目まぐるしかった。

命に別状がある訳ではない分良かったが、北海道は遠い。

気をもむばかりで何も出来ないし、電話で父と連携を取ろうとしても何しろ86歳、頭ははっきりしているし呆けてはいないが、耳も遠いし物忘れもするし、そもそも寝返りさえまともに打てない状態なのだからどうにもならないが。

2年前、サ高住に引っ越しする時もえらい目にあったが、あの時は父は元気で歩いていたのだ。

もともと足はおぼつかなかったから、いつかはこうなるだろうと思ってはいたが、その上胆嚢炎やら腸炎やら、退院したと思ったら2日後に発熱して再入院やら。
まあ、やはり高齢なのだからあちこちガタがきても不思議ではない。

看護師さんやお医者さんから電話を頂いて、経過報告して頂き、という状態でなんとかやってこられて有難かった。
それでも3か月に3回北海道行き、しかも寒い時期に、というのは結構コタエたな~。
疲れて帰ってきて翌日も仕事、しかも、ニコニコ元気テンション高!が当たり前の仕事だし、いやいや、参った。


先週はリハビリ病棟への転院。さらに田舎の病院へ。

ますます遠隔操作が大変そうだが、仕方がない。とりあえず完全看護だし、有難いことに、ぽつんとあったホームセンターが病院から歩いて行ける。
必要なジャージやらなんやら、ごっそり買い込んで病室に収納、入院手続きも済ませ、帰ろうと思ったら1時間に1本しかないバスはだいぶ待たないといけない。

このくたくた状態ではムリ!! タクシーで帰る事にする。

意外に、大阪の職場から家までと同じくらいの金額。大阪市から東大阪市までの方が近い気がするのは何故か。街中を走るのと、雪積もった畑や林を見ながら走るのとの差か。

最近泊ってすっかりお気に入りになったホテルで、コンビニやスーパーで買ってきた食べ物をごそごそと。
プチトマトと苺を買って、ビタミンC!この2つはちょちょっと洗って食べられるので、便利。 外食はどうしても炭水化物中心になってしまい野菜もなかなか摂れないので。

セブンイレブンには、噂通り、「恵方巻き」の文字が。北海道でも数年前からやってるとは聞いたが。




ホテルには大浴場があるので、私は部屋のバスは使わずこちらにあったまりに行く。割に独り占めが多かったのだが、前回は年配女性と連れの若い女の子が入っていた。

2人で話している内容が聞こえてくるが、こちらはどうやら、どなたかが亡くなったらしい。それで帰ってきているのか。

観光で来るような所ではない。 出張らしき男性がよく泊っているが、私やこの人たちのように帰省、という人も結構いるのだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜散歩・なら燈花会

2017-08-12 22:27:42 | 現実
暑い。

大阪の夏が暑いのはいつものことだが、相方が茨城に住むようになり、関西は「とりわけ」暑い、と確信を持てた感あり。とにかく湿度の高さと、陽が落ちてもむっとこもった暑さ。

茨城は夜になると、北海道のように、夜になったら真夏でも「寒い」という言葉が出るほどではないが幾分過ごしやすかったし、昼間も湿度が低かった。


折角の夏休み、どこかに出かけよう、と思ってもこの暑さでは、歩き回るのもためらわれる。夜にしようか、あちこちライトアップもあるし…。



「京の七夕」もいいが、何度も行っている。

奈良のライトアップはどこも行ったことないし、試してみようか。


夕方の日差しの長さとこもる熱気の中、近鉄電車で奈良へ向かう。 

すでに薄暗くなりかけているが、興福寺の辺りは人でいっぱい。




石段を降りて猿沢池へ。








ここから、東へ向かい、人気スポット、浮見堂へ。





おお!さすがに、池に映る浮見堂、池の周りに廻らされた灯り、そこに小舟の提灯の灯りも混じって、綺麗。

写真を撮って早速インスタ、というスマホの人々が大勢。




ちっさいせんとくん発見!!




さて、ここからは広々とした会場へ。




前を歩く浴衣姿のカップルの男の子の方が言う。

「オレ奈良なめとったわ。奈良に住んどんのに」







まさに、これだけの人が出ているのに蝋燭の灯りは幻想的。
  
周りの人々の話し声は、夏の宵のそぞろ歩きの楽しさを増すようで。

それにしても奈良公園、広い!!









こんな「光の廻廊」もあり。




「一客一燈」と言う事で蝋燭を置いてくることもできる。






仲良しカップルが置いていったらしいハートがあちこちに。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

忙しかった3月。

2017-04-03 23:25:02 | 現実


忙しくなるとは思ってたけれど予想通り。

そもそも3月は募集期。ここで稼がなくていつ稼ぐ、という月。
4月から来る新卒さんの面倒見る予定も立て。数字も作り。

4月から単身赴任的に茨城県に赴き、実家の家業を継ぐ同居人の準備。同居人も22年大阪で働いて、もうほとんど関西人だ。関西でもビジネスやりたいから、と、家は大阪に置くと言う。

同居人のバースデーはお気に入りの温泉へ。

次の週は3日ばかり同居人と共に茨城県へ。仮住まいの準備、買い物など。

帰って来て入籍の手続き。
お世話になった方達にご挨拶。
28日に同居人は旅立ち、私は独り暮らしの始まり。

なんとか去年並みのよい成績で3月も終わり(ふうう)、〆がアメリカ人の同僚の先生の結婚披露宴、昨日だった。

けっこう、目まぐるしかったなあ。

今日もネイル行ったらなんだか眠くなってしまった。

家の中は、披露宴で頂いた花の香りが漂っている。

披露宴用のバッグ、なんかないかな、小ぶりの...と探したら出てきた、母が使っていた白いメッシュのバッグ。

もしやと思い脇のポケットを見てみると、案の定何か紙が。絵の展覧会のだ。札幌の三越。

日付は1997年。丁度20年前だが、バッグは一向に傷んでいない。

頂いた百合のアレンジメントと記念撮影。なかなか、似合う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪の貴船神社

2017-01-16 23:22:01 | 現実
何事にもタイミングというものはある。

先週末は大寒波が来るとの予報。実際、寒かった。しかしこれが月曜まで続けばチャンス!

去年は撮れなかった京都の雪景色が撮れるかもしれない。いいタイミングだ。


日曜には何度もTwitterをチェック。結構、京都のあちこちの景色の写真をアップしている人がいる。しかも相当の雪の量だ。これならば、寒さが続けば、山の方なら融ける事はないだろう。

以前から、貴船神社と雪、の写真を狙っていたが、イケるかも?

貴船なら雪で歩きづらい事も出てくるかも、ブーツより、以前北海道に冬、帰省する前に買った、裏に滑り止めの付いた靴がいいだろう。

意気揚々と出かけたはいいが、京橋駅で降りて気づいた。なんか、靴から出てる?ごみついた?

・・・靴の表面剥がれてる・・・ 安物の古い靴だしなあ・・・しかたないか、剥がれそうになってるとこ、もう剥がしちゃおう。そういうデザインだと言う事にして・・・それどころじゃないじゃない・・・右足、かかと部分、半分無くなってる!!

そうよね・・・冬に帰省したのは10年位前である。それ以来、使っていなかったはず…経年劣化するのは当たり前だろう。しかし、玄関に置いた時にはまったく、なんでもなく見えたのだ。歩きだして力が入って崩壊しだしたのだ。歩いてる時に気付かないのもどうかと思うが。

あーあ、仕方ない…京都まで頑張って、靴買おう。

10時半京都到着、ちょっとだけ雪が舞っている。河原町のABCマートまで恐る恐る歩く。全部崩壊したらどうしよう。今、お手洗いで左の靴底が完璧取れてしまったのだ!

そしてABCマート、オープン、11時…タイミング、よねえ…いや、ここで30分、カフェでなんか食べてよう。出鼻くじかれた感あるけど、ちょっと早いがここで何かおなかに入れて行けば、貴船でお腹空いて、ランチに時間とられるってことないし、それに! この雪では貴船の店が開いていない可能性もある!

無事暖かそうなボア付のブーツ購入、崩壊した靴を袋に入れる店員さん、迷惑そうだった…ごめんなさい。

貴船行きの叡山電車はかなり混んでいる。この季節にもかかわらず…やはり、私と同じく雪景色を楽しみたい人たちらしい。

北に向かうにつれて雪が降り始める。比叡山は真っ白、頂上は霞んで見えず。家々の屋根も真っ白。




貴船口駅舎にはずらりと小さなつららが並んでいる。



バス亭では、女の子2人連れが私の前に並んでいる。

「足つめたああい!」(デッキシューズにストッキングで雪景色を楽しむのはどうかと)

「あ~また落ちてきた!これ以上落ちてきたらやばい、もう無理」

木々の枝に雪が積もり、ちょっとした風でもばさばさ落ちてくるのだ。






貴船神社まではバスで5,6分だが、雪道で物凄く揺れる。満員の車内大騒ぎ、さ、到着してみると…




鞍馬までの山道に通じる橋も雪が積もっている。やはり、京都市内とは違う。

じゃくじゃくの雪が融けかかった雪道、北海道の3月を思い出すべちゃべちゃぶりだ。歩きづらいことこの上ない。


しかし…




これよねえ、これ。

これを撮りたかった。灯籠の赤、白い雪、水墨画の中に沁みる神社の赤、これよ!

長い間待ってたけど、ようよういいタイミングが訪れた。


貴船神社は水の神様を祀るけれど、縁結びの神様でもあるので、やはり女の子グループが多い。ご朱印もらったり水占いしたりたき火にあたったり。

この雪だるま作ったのも女の子かな。



どうせならいい機会だし奥宮まで行こう。ちょっと距離はあるんだけど…




あら…結構大変そうな雪道。しかも雪はさらに降り続ける。私すでに全身雪だらけである。

道産子のプライドで傘などささないが、それは北海道のパウダースノーだからできる事、このあたりの湿った雪ではアタマにもマフラーにも雪くっついてびしょびしょになるのだ。


むろん雪道歩きは得意だが、途中の店先でホースで水を流し雪を融かしているのが…せっかく今日買った靴、だんだん水がしみてきた…水で雪を融かす、って北海道ではあり得ない!北海道でそれやったらスケートリンクになっちゃう。やっぱり、気温全然違うのだ。

やっと奥宮が見えてくる。

さすがにここまで来ると人はほとんどいない。が、雪だるまはいるのである。







中国人らしい2人連れの女の子達がいる。

ここまで、来るんだなあ。京都市内から連絡悪ければ一時間位かかるのだけど。

そうそう、バスの時間!

だんだん数が少なくなる上、時間通りに来てなかった。 早めにバス停まで戻った方が良いだろう。

雪はどんどん降ってくる。

途中の店先でも皆さん雪かき頑張っている。この、昔ママさんダンプと言った雪かき道具、北海道以外で初めて見た!このあたりは冬は結構雪降るらしいしなあ。



あ、バスもう来てる!前のが遅れてきているらしい。いいタイミング!!



デジブック 『雪の貴船神社』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コスモス寺

2016-10-17 19:16:23 | 現実
コスモスは好きな花のひとつ。

実家の門柱の前にもひと群れのコスモスがあり、去年、父が家を去る際に写真を撮っておいた。北海道だから、ひと月位前のことになるが。さて、持ち主が変わった家の前に、コスモスはまだ咲いているのだろうか? 

塀の前にはクレマチスがあったのだけれど、誰か近所の人が持って行ってくれただろうか。
父は近所の花好きの方々に、好きな時に入って持って行ってほしいと言ってあったようだが。


奈良の般若寺は去年、2月頃に水仙を撮りに行った。破れ寺感満載の古寺に石仏、水仙、いい写真が撮れたが、ここはどちらかと言うと「コスモス寺」で有名。今年は撮りに行こうと思っていたのだ。

今回は同居人に車を出してもらう。

前回2月は、私のほかに二組という所だったが、さすがに日曜のコスモス寺、小さなお寺に人がいっぱいである。無論カメラ抱えた方が多い。

冬には「養生しています」と書かれていたたくさんの区画に、コスモスがいっぱい、というかコスモスで埋め尽くされている。



国内でも有数の立派な十三重石宝塔。コスモスに囲まれる石塔、コスモスに囲まれる石仏。







何故か、ここを焼いたはずの平重衡供養塔もある???


「うん、立派な廃墟、って感じだよなあ」

「崩れそうな建物,崩れそうな屋根でカバーしたりしてるしね…」


そう、コスモス以外の場所は、以前と同じく、整備も何もされていない。ここには国宝の鎌倉時代の楼門があるし、維持にはお金かかるんだろうな。

「こうしてみると、良く行く普通のお寺ってずいぶん頑張ってるんだなあと思うなあ」

建物に庭に、整備しないといけないところはたくさんあるだろうし、確かに。





暑い位の日だったが、もうトンボも沢山、飛んでいた。





「ここ、ポケスポット4つにジムもある!」

この狭い敷地内にこれは多い。 集客に頑張ってるんだな。ジムに空きがあったのでポケモン、ゴルダックでも入れていくことにする。


さてこの後は東大寺方面へ。すぐ近くなのだ。

奈良公園をポケモン捕りしながらぶらぶらと二月堂へ。

休憩所の壁に、お水取りの時にお坊さんたちが持って走る松明のサンプルがあった。びっくりする程大きい。




そして奈良公園は広い!この時期はちょうど小鹿が少しずつ大きくなっているくらいの時期のようだ。まだバンビ風の小さめのが結構、いる。



のどかな秋の陽。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暑いけれど…

2016-08-12 15:29:26 | 現実
風があると体感温度はずいぶん違う。

ここ数日、関西各地では35度以上の気温が当たり前。このあたりは湿気が多い事もあり「酷暑」の二文字は言い得て妙、というものだが、一昨日はかなり風があった。

そうなると湿気もおさまり、幾分過ごしにくさに歯止めがかかる…と言う程度だが、汗の額にそよぐ風は心地よいものだ。


やっと夏休み、次の日の事を気にせずのんびりした気分でJRに乗った。行く先は嵐山。とは言っても、目的は天龍寺と常寂光寺のみ。どちらも秋に行ったことがあるが、ご朱印はもらっていないし、夏の雰囲気はどうだろう?どちらも良い庭園があるし…と決めた。

JR嵯峨駅では予想通りの大人数が降りていく。

この駅から嵐山までの道のりはあまり好きではない。住宅街を抜けて歩く、と言うだけの風情のない10分間で、結構長く感じる。

まずは天龍寺。臨済宗天龍寺派、大本山。なのに、ご朱印スタンプってどうかと思う…これだけの大寺院なら普通、数人ご朱印書いて下さる方がいて、達筆のが頂ける。

「ご朱印どちらでしょう?」
「あちらのお土産屋の所です」…お土産屋…通常なら「あちらの本堂です」等なんだけど。嫌な予感当たった!ただし、300円でなく200円にしてる事で少し納得。ご朱印ビジネスは本意でない、と言う事かもしれないし。と思ってネットで検索したら、天龍寺オリジナルのご朱印帳ならば最初のページに手書きのが頂けるのだとか。
な・る・ほ・ど



秋に行ったときにも思ったがここはとりわけ外人が多い。前回は中国人観光客が6割、と言う風だったが、今回はいわゆる「白人」が多い。英語もだけれど、さまざまな言語がとびかっている。ヨーロッパ系の人が多いのかな。

涼しく風の通る書院でちょっとくつろぐ。



「寝転がり禁止」のお札が。そう、なぜか、外国人って寝転がるんだよね…確かに畳の広々した床で寝転がったら気持ちよいだろうけど、私は板の間を裸足で歩くだけで十分気持ち良い。

庭は暑い!

葵や百日紅、桔梗が色鮮やかで青空に映える。








しかし木々の合間を抜けていくと、もう、私の大好きな秋海棠の花が咲いており、そこにトンボが羽を休めているのだ。もう、秋の気配が。





庭園の北側へ抜けるとすぐ竹林。ここもたくさんの観光客が歩いている。が、昼なお暗い林の中、風が吹きわたって涼しく心地よい。汗が引いていく…のではあるが、実はこの竹林、嵯峨野方面に行くには結構、登り坂なのだ。ゆっくり歩いていると案外気づかないが、日陰で良かったね。










ここから常寂光寺までは数分。小倉池の傍を通る。可愛い小鳥が見られるそうだが、幾分おどろおどろしい雰囲気もある。
4年前に「嵐山花灯路」でライトアップされてる時にも通ったが、ちょっと不気味に感じた。






緑を移す池の表が日陰になっているからか。





常寂光寺は思った通りひと気がない。

石段、周りの苔が、傾きかけた陽に当たって美しい。寂光、という名がついているのに人で溢れかえっていたら残念なところだが、ゆっくり静寂を楽しむことが出来た。

開山の日禛上人は、豊臣秀吉建立の方広寺の千僧供養に出仕しなかった事でここに隠棲した、との事。

本堂は慶長年間に小早川秀秋の助力を得て、伏見桃山城客殿を移築し造営する。とHPに。関ヶ原の戦のキーパーソンか。面白いなあ。







「嵐山花灯路」の時は石段に降り積もった落葉のなかにこんな灯りがつけられ可愛らしかった。





上がりきると嵯峨野が一望に。遠くに比叡山も見える! やっぱりこの辺りって高いのね。空が青いなあ。でも、どことなく秋空の色に近く思える。



おいおい外人!本堂の裏で寝るな!
2人、縁側でぐっすり寝込んでいるのである。この暑さで疲れ切ってるんだろうけどね。


さあ、暑い中日傘をさして駅まで歩くぞ。

しかし、50になる前は、こんな暑さには耐えられなかった気がする。事実、数年前嵐山付近、同じくお盆休みに歩いて、10分で根性なくしてお茶して休んだ、という記憶がある。
年を取ると暑さに鈍くなって危ないとはよく言われることだ。水分補給しつつ。塩飴買えば良かったかな~?

いつも人でごった返していて風情のない「黒木の鳥居」野々宮神社の傍を抜ける。源氏物語の圧巻と言うべきシーンの舞台が今ではこれだからな…紫式部も残念がっているだろう。

庭では白い作務衣の若い男性が何かをたき火で燃やしていた。枯草かな? 真夏の暑い日にオレンジの炎。なかなか、いいものだ。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真夏の一日・三井寺にて。

2016-08-07 17:55:08 | 現実
8月になった。

フェイスブックの「過去のこの日」によると、去年は仕事で、PLの花火がちょうど終わった後頃に電車に乗り、汗まみれの人たちに囲まれて…と言うような事を書いている。

今年の8月1日は私が汗まみれ、の一日だった。


JR,京阪を乗り継いで滋賀県大津市の天台寺門宗総本山、園城寺へ。通称三井寺である。

ここは私の愛読書、京極夏彦の「鉄鼠の檻」にも「山門派」(延暦寺)との対立の話で出てくるので、以前から行ってみたいとは思っていたのだ。しかし滋賀県?遠いし。

と思ったのだが実は、大津辺りなら一時間半位で行けてしまうのだ。京都市内でもっと時間がかかるところもあるくらいだ。


それにしても、暑い。

残念ながらこのお寺、京阪かJRの駅から歩くのが一番速い(バスは本数がないのだろう)ので、かんかん照りの道路をてくてく。10分位なのだが、もうシャワー浴びたよう、汗だくになって到着。



しかしこの仁王門は良いではないか。




仁王門から金堂への道も。

ずっと遠くで、月曜日の午前にありがち、お掃除をしている方がいる。日曜で人が多い時にはしないだろうからな…。







手水舎にかかっている日本手ぬぐいが面白い。仏様の手、つまり色々なかたちの印がデザインされているのだ。与願印、智拳印…位は判別できるかな。


ご朱印を頂く際に、お土産の中にあったのでつい買ってしまった。いい宣伝だったんでは。




本堂の拝観。

良く大きなお寺にある、年代順に起こった事柄が書いてあるものを見てみると、園城寺金堂(国宝)の歴史が書いてある。 
これは豊臣秀吉北政所の寄進とある。あの寧さまが…真田丸毎週見ているとお馴染みの方である。

北政所にお礼
石田三成にお礼
豊臣秀頼にお礼

等と書かれているのも面白い。

こちらは近江八景のひとつ、「三井の晩鐘」。



そばにお土産屋さんがある。そこで鐘を撞きたい人は申込みするらしい。

「鐘、撞いていいんですか?」
「はい、お金かかるけどね」

低音でめちゃいい声の係の方が言う。

300円。

「どこから来はったの?」
「大阪です」
「この暑いのによう来たね」
「人、いなくていいです」
「うん。年よりもけえへんわ」

だろうなあ。

「女の人なら3回位ぐいっとやっていきおいつけて、4回目でご~んと行ってください。何しろ2トンあるからね」

はい、言われたとおりやってみてばっちり、いい余韻だなあ…。

「日本の残したい音風景百選」に選ばれているそう。

お寺の鐘は自分で撞くより、遠くで聴くほうがよいものだけれど。





こちらは三井寺、の通称の由来になった閼伽井屋。 天智、天武、持統天皇が産湯に使ったという泉がある。

びっくり、ぽこ、ぽこ、と湧いているのが聞こえ、見えるのだ。 

こういう、由緒ある泉はたいがい、岩場に水たまってるようにしか見えないものが多く、ここまで元気に湧き上がっているのは初めて見た。ついつい動画撮ってしまった。


ちょっと上がると、「弁慶の引き摺り鐘」がある。山門との争いで弁慶が比叡山まで引きずって持って行った、との伝説があるようだ。確かに傷だらけの部分がある。





お次は重文の一切経蔵。ライトアップされて大迫力だ。



毛利輝元寄進だそう。回転式八角輪蔵が素晴らしい。

回転させると、それだけで経典全巻を読誦したのと同等の御利益が得られる、という輪蔵、以前清凉寺で回させてもらったのを思い出した。ここのは見るだけ。
重いはいえ手すりみたいのを押してぐるっと回るだけなんだけどね。それでいいんかいな…




さて、灯籠の道を降り、観音堂へ。西国十四番札所だそうだ。




気持ちのよい林の中の道。本当にだれ~も歩いていない。木陰だから、そう暑さがつらいと言うほどでもなく、いい散歩である。こんな場所でポケモンGOなどしてはいけない。
まあ、する気にもなれないが。


なぜかここだけハデな、毘沙門堂。



石段を上がると視界が開ける。

琵琶湖だ!

ずっと近くにいたのだけれど、琵琶湖はかなり山を上がらないと見えないのだ。 ヨットが見えるなあ…。



ここでは私のように一人で来たらしき40代位の女性がご朱印をお願いしている。

私も綺麗な蝋燭あったのでお供えして、ご朱印頂く。




それにしてもこの、清水寺並みに広い敷地で、何人の参拝者がいた? 初めの釈迦堂で般若心経唱えていた70代ほどのご夫婦、本堂で会った仏像好きらしい女性とその連れの男性、今登ってきた石段ですれ違った東南アジア系らしい男女が3人、で、この女性。8人だけ!

観音堂から降りてランチにしたが、その蕎麦屋さんに外人と日本人女性のカップルと家族連れがいたので、午前中の参拝客はせいぜい20人程度か?

夏のお寺詣りはこれがいいとこ。

それにしても蕎麦、まずかったわあ…大好物の夏のざる蕎麦、残そうかと思ったのは初めてかも。「名物蕎麦」って書いてたから期待していったのに。

蕎麦については寺門派の負け。延暦寺で食べたお蕎麦はまあまあ、美味しかったのだ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏真っ盛り・南禅寺から永観堂へ

2016-07-28 19:31:21 | 現実
建仁寺の記事を書いていて気づいた。

ここの所立て続けにあちこちのお寺をまわっていて、場所を混同。記憶力やばいのでは?この「やばい」はいまどきの「いけてる」ではなく、本当にやばい。
金地院は南禅寺の塔頭だった…

まあ、コピペして書き直そう。

夏に行くのにいい場所、水辺。今度こそ、南禅寺の水路閣の上への道を思い出して探そう!数年前、確かに行った場所なのに、たどり着けなかったのだ。

ネットで色々な方のブログを見てみる。

やっぱり、行けるのだ。

この蹴上駅近くの「ねじりまんぽ」を抜けて。
ちなみに「まんぽ」というのはこういう、鉄道線路の下をくぐるトンネルの事を関西圏でそういうらしい。「まんぼう」というのもきく。



ああ、前回間違えたのは左ばかり見ていたからだ。
南禅寺が左側にあるから…
右の石段を上がってぐるっと回るんだ。

それにしても初めて行ったときはどうしてそれがわかったんだろう。何を参考にしたのか、全然覚えていない。何せ20年くらい前の事だ。

有名な蹴上インクライン。



昔船を運んだという、レールもそのまま残されている。






水路の水は緑がかっている。よく言われることだが、琵琶湖が水源、と思うと逆に流れている気がする。

暑い日だ。木陰の水路は涼しいだろう… あれ?

「工事中この先通れません」

…やられた。

結局、暑い思いして無駄歩き…南禅寺方面にぐるりと移動…アイスクリームでも食べよう…抹茶ソフト、八つ橋スティックつき。


南禅寺と言えば、やはりこれだろう、水路閣。こう見るとヨーロッパの遺跡かと思えそうな。水は上を通っているので見えないが、夏が似合う場所。秋の紅葉のころもいいが、青紅葉が涼しげに映えるから。








塔頭のひとつ、金地院では、長谷川等伯の「猿猴の襖絵」をじっくり見せて頂いた。

見せて頂いただけでなく説明もして頂いた。しかしビジターは私だけなのである…なんだか申し訳ないようだ。

少し前に、「等伯」という小説を読んで、大層面白かったのでこれは嬉しかった。無論、この「猿猴の襖絵」の話も出て来たから、尚更だ。日本画には色々な仕掛けがしてあったりして面白いものだ。特に襖絵には部屋に意味合いを込めていたりするので…


写真は撮れないからチケット。




方丈には八窓席、という重要文化財の茶室があり、こちらは小堀遠州作。この人も作庭家、茶人など色々な顔を持った人だったようで、京都めぐりをしていると必ず出会う名前。
京都三名席のひとつだそうで、茶室としては窓が沢山あるので開放的。

窓からの木漏れ日でピンクや緑に窓が色づいて、チェックの模様に見えるのを説明してくださった。


「今日は晴れているのでいい色になっています。曇りなら緑しか見えないんですよ」

雨の日なら、どんな風なのかな。



さて、南禅寺から少し北側へ歩くと、もみじの永観堂。




大玄関の傍には鮮やかな色のさるすべりが。



秋ならば東福寺と同じく人であふれかえっているお寺だけれど、参拝者は20人もいないだろう。

ご朱印をお願いし、中庭を眺めながらのんびり汗が引くのを待つ。けこけこ、小さな声のカエルがいるようだ。




こちらは臥龍廊。登って降りて、さらに廊下を渡って、みかえり阿弥陀様のおられる阿弥陀堂へ。 誰もいない。

永観律師の念仏行中に、いつのまにか前を阿弥陀様が歩いていて、「永観、遅し」と振り返られた、という面白い話。本当に、振り返った姿の阿弥陀様だ、意外に小さい。

今まで阿弥陀堂に上がったことはなかったはず。

覚えている限りでは、母と叔母たちのうちの誰かが、石段を上がっていって、お詣りしていたように思う。

私はその頃はそれ程関心がなかったので、下で待っていて…後で、やっぱりお詣りすればよかったかな、と思ったのを覚えている。

ここは4度目か。

母や叔母たちと来た、2000年頃が最初、翌年同居人と。どちらも夜の紅葉のライトアップを見た。一昨年は昼間に行って夕方ごろの紅葉を楽しめた。


春夏の青紅葉もいいだろう、と思っていたが予想以上だった。



なんか変な格好のアオサギ。羽を乾かしているのか?






ところどころにイロハモミジがあるので、紅葉と青紅葉がセットで見られるお得感。そして、人がいない!この炎天下、お寺巡りする人はそう多くはない。

夏の京都はいい。




となりの幼稚園の子供がアオサギに挨拶をしていた。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都最古の禅寺・半夏生の花

2016-07-25 19:24:03 | 現実
梅雨の晴れ間、めずらしく陽のあかるいある日、建仁寺を訪れた。

京阪祇園四条駅から祇園を抜け、その奥に、よくこんな街中にこれだけ広い敷地を…と思う位の規模のお寺である。
京都最古の禅寺、臨済宗建仁寺派の大本山だ。



建仁寺と言えば、やはりこれ。



俵屋宗達の「風神雷神図屏風」。但しここにあるのは、キヤノン作高精細デジタル複製、だけれど。本坊入ってすぐにほとんど真っ暗な部屋がありそこに浮かび上がるように展示されていて、複製といえど、なかなかだ。


方丈の大雄苑の枯山水。
みな、のんびり座ってくつろぎつつ庭を眺めている。有名な龍安寺の石庭より、緑が多いのでなんとなく、ゆったりした風情だ。




あ、お庭に「安国寺恵瓊の首塚」がある!
今は出てないけど、「真田丸」関ヶ原の戦になったら出てくるのかしらん?
はねられた首はここにあるんだ。臨済宗のお坊さんだったのね。




今日の目的はここではなく、塔頭のひとつの両足院。
sodakyotoで「半夏生が見頃」となっていたからだ。このサイトの良い所は、月ごとに花の名前で見頃になっているお寺を調べられること。
正直、半夏生、なんて、見たことはあったにしても意識はしていなかった花だ。



書院前庭の池のまわりは半夏生でいっぱい、涼やかで、名前どおり。半夏生、は「半化粧」とも言われるそう、少しずつ白くなるけれど、上の方の葉っぱの3枚だけが白くなるんだとか。湿気の多い季節に爽やかさを呼び込む色合い。

特別公開なので、お茶を頂いて、庭に降りられるチケットを買い求めて茶席の「臨池亭」へ向かう。



池に映る姿も爽やか。

あ…茶室、本格的…私、お茶なんて出来ないんだけど…ちょっと前の「真田丸」の真田信繁が縮こまって座ってたのと同じことになるか???

しかも、私は4月の怪我いらい、足首が固まってしまって正座が出来ないのである。


どしよ…


しかたなく、半分身体傾いた正座で許してもらうことにし、周りの方でお茶やってそうな方の真似をすることにする。なんとなく、お茶運んできてくれた方の目が冷たかったかも。


お菓子は、お饅頭。後でお坊さんが説明をしてくれたが、この両足院は、「饅頭始祖の寺」なのだそうで。中国のお坊さんが来日時お饅頭文化を伝えたと言われているとか。

建仁寺は栄西禅師開山だけれど、栄西禅師は「茶祖」、中国からお茶の種を持ってきて栽培を進めたというお坊さん。

「お茶と饅頭の始まりの御寺なんですよ、ちょうど良いでしょう?」との説明があった。うん、こういうのはあんまり皆知らないよね…。


お茶とお饅頭でちょっと小腹も満たされたので、くねくね祇園あたりの路地を歩いて帰る。






金魚泳いでるけど、この水盤何なんでしょ? 金魚飼うためのものにしては立派過ぎるけど、噴水? いいねえ、こういうの家の前にあるって。


桔梗も今が盛り。浴衣の色にぴったりの花の色。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする