〆日前後の2週間、結構な忙しさの日が続いたこともあり、やっとお休み、となった土曜日はひさしぶりに近所の居酒屋へ晩御飯を食べに行くことにした
出来てまもない居酒屋だが、「かくれ家」とか言う名で、うっかりすると天井に頭をぶつけたり、段から足を踏み外しかねない造りだ
メニューを見ると、チェーン店で札幌にもあるようなので驚いた。
名前は聞いたこともなかったのだ。
席も「かくれた」風に作ってあり、私と同居人が案内された席も穴倉のようだったが、2人で来るのなら落ち着いていいかもしれない、と話し合った
何を食べている最中だったか、おそらくタイ風の味付けのしてある料理があったせいか、シドニーの食べ物の話になった
様々な人種の人々が暮らしているせいか、ありとあらゆる食べ物を食べた気がする
よく食べたのは、タイ料理、韓国料理。これはタイ人、韓国人の友人がいたせいである。
職場全体でよく行ったのは、オーナーが好きだったので中華。
また、職場の人たち、それに同居人も、あれこれ試すのが好きで、なにかしら新しい食べ物に挑戦しに行ったものだ
ざっと思い出しただけで、タイ、インドネシア、ベトナム、中国、韓国、ロシア、イタリア、スペイン、トルコ、メキシコ、フランス、ギリシャ...位は出てくる。
あそこはよかった、いまいちだった、と食べ物の事はよく覚えているものだ
私がお気に入りだったのは、ギリシャ風のレストランで、炭火で魚介類を焼いて食べさせる店だった
新鮮なスカンピ海老やイカ、バラマンディという魚、あれこれ注文しても一人二千円もかからずにおなか一杯食べられた。
日本人と見ると、何も言わなくても、あの昔ながらの流線形の「キッコーマン」醤油の瓶を持ってきてくれたりもした
オーストラリア料理、というのは…オージー自身が「ナイ」という位であるから、特別な食べ物は思い当たらない。
ミートパイ、フィッシュ&チップス、ラムチョップといったところだろうが、これはイギリスから来たものと考えてよいだろう。
所詮アングロサクソン系の人々は味音痴で、新しい食べ物を開拓するようにはできていないようだ
このなかでは、フィッシュ&チップスがよく食べたものにはいる。
紙袋にどさっと入った太い、油ぎとぎとのチップス、コロモの厚い白身魚、今食べたら、胃もたれか胸焼けでその後なにも食べられなくなるだろうが、当時はお手軽なランチだった。
ゲイの多い、つまり「おしゃれ」な郊外、パディントンに、フィッシュ&チップスが美味しいパブがある、というので食べに行ったことがあるが、やはり、皿にきれいに盛られているのより、紙袋に入っているほうが感じが出るものだ、と思った記憶がある
「俺、ブルーマウンテンに一人で行って、泊まって、晩御飯にフィッシュ&チップス食べたことある」と同居人が言う。
普通、ブルーマウンテンはシドニーからなら日帰りで景色を見にいくような場所である
「いや、一人でどこかのホテルに泊まった
どこも食べ物屋が空いてなくて、唯一あったのがフィッシュ&チップスだったんだ。持ってかえって部屋で食べた。
新聞紙に包んであったから、すごいと思ったの覚えてる」
「なんでまたブルーマウンテンで泊まったの?」
「覚えてない…シドニーに行ったばかりの頃だった。だとしたらブルーマウンテン2回行ってるんだなぁ…もしかしてブルーマウンテンじゃなかったのかなぁ…」
確かに私はそういう話を聞いたことがなかったから、私がシドニーに行く前のことかもしれない。同居人は私より4ヶ月ほど前にはもうシドニーにいたのだ。
家に帰ってから、同居人のアルバムを見てみたが、ブルーマウンテンの写真は、妹やホームステイ先の子と写っているものだけである。
その時ではないのだそうで、それに一人で行ったなら写真は撮らないかもしれない
もう18年も前のことである。記憶が定かでなくても不思議はないだろう。
食べ物の記憶は意外に残る、というが…フィッシュ&チップスが記憶の一部を運んできたらしい
なんだか、油っこい、マックのと違う、柔らかく太目のチップスがなつかしく、また食べてみたくなった。
写真のレストランはタイ料理の店、たまたま横道に入って見つけたのが当たりで、同居人とよく食べに行ったところである。これは1993年のクリスマスイブの写真だ。
ここでの最高のメニューは"Jumping Prawn"という名の、海老のカルパッチョのようなものだった。確かに飛び上がるくらい辛いのだが、バジルなどのハーブが使われていて、タイ料理らしくさっぱりとして美味しいメニューだった。
あれほど辛いタイ料理はずっと食べていないから、今では辛さに負けてしまうかもしれない。
出来てまもない居酒屋だが、「かくれ家」とか言う名で、うっかりすると天井に頭をぶつけたり、段から足を踏み外しかねない造りだ
メニューを見ると、チェーン店で札幌にもあるようなので驚いた。
名前は聞いたこともなかったのだ。
席も「かくれた」風に作ってあり、私と同居人が案内された席も穴倉のようだったが、2人で来るのなら落ち着いていいかもしれない、と話し合った
何を食べている最中だったか、おそらくタイ風の味付けのしてある料理があったせいか、シドニーの食べ物の話になった
様々な人種の人々が暮らしているせいか、ありとあらゆる食べ物を食べた気がする
よく食べたのは、タイ料理、韓国料理。これはタイ人、韓国人の友人がいたせいである。
職場全体でよく行ったのは、オーナーが好きだったので中華。
また、職場の人たち、それに同居人も、あれこれ試すのが好きで、なにかしら新しい食べ物に挑戦しに行ったものだ
ざっと思い出しただけで、タイ、インドネシア、ベトナム、中国、韓国、ロシア、イタリア、スペイン、トルコ、メキシコ、フランス、ギリシャ...位は出てくる。
あそこはよかった、いまいちだった、と食べ物の事はよく覚えているものだ
私がお気に入りだったのは、ギリシャ風のレストランで、炭火で魚介類を焼いて食べさせる店だった
新鮮なスカンピ海老やイカ、バラマンディという魚、あれこれ注文しても一人二千円もかからずにおなか一杯食べられた。
日本人と見ると、何も言わなくても、あの昔ながらの流線形の「キッコーマン」醤油の瓶を持ってきてくれたりもした
オーストラリア料理、というのは…オージー自身が「ナイ」という位であるから、特別な食べ物は思い当たらない。
ミートパイ、フィッシュ&チップス、ラムチョップといったところだろうが、これはイギリスから来たものと考えてよいだろう。
所詮アングロサクソン系の人々は味音痴で、新しい食べ物を開拓するようにはできていないようだ
このなかでは、フィッシュ&チップスがよく食べたものにはいる。
紙袋にどさっと入った太い、油ぎとぎとのチップス、コロモの厚い白身魚、今食べたら、胃もたれか胸焼けでその後なにも食べられなくなるだろうが、当時はお手軽なランチだった。
ゲイの多い、つまり「おしゃれ」な郊外、パディントンに、フィッシュ&チップスが美味しいパブがある、というので食べに行ったことがあるが、やはり、皿にきれいに盛られているのより、紙袋に入っているほうが感じが出るものだ、と思った記憶がある
「俺、ブルーマウンテンに一人で行って、泊まって、晩御飯にフィッシュ&チップス食べたことある」と同居人が言う。
普通、ブルーマウンテンはシドニーからなら日帰りで景色を見にいくような場所である
「いや、一人でどこかのホテルに泊まった
どこも食べ物屋が空いてなくて、唯一あったのがフィッシュ&チップスだったんだ。持ってかえって部屋で食べた。
新聞紙に包んであったから、すごいと思ったの覚えてる」
「なんでまたブルーマウンテンで泊まったの?」
「覚えてない…シドニーに行ったばかりの頃だった。だとしたらブルーマウンテン2回行ってるんだなぁ…もしかしてブルーマウンテンじゃなかったのかなぁ…」
確かに私はそういう話を聞いたことがなかったから、私がシドニーに行く前のことかもしれない。同居人は私より4ヶ月ほど前にはもうシドニーにいたのだ。
家に帰ってから、同居人のアルバムを見てみたが、ブルーマウンテンの写真は、妹やホームステイ先の子と写っているものだけである。
その時ではないのだそうで、それに一人で行ったなら写真は撮らないかもしれない
もう18年も前のことである。記憶が定かでなくても不思議はないだろう。
食べ物の記憶は意外に残る、というが…フィッシュ&チップスが記憶の一部を運んできたらしい
なんだか、油っこい、マックのと違う、柔らかく太目のチップスがなつかしく、また食べてみたくなった。
写真のレストランはタイ料理の店、たまたま横道に入って見つけたのが当たりで、同居人とよく食べに行ったところである。これは1993年のクリスマスイブの写真だ。
ここでの最高のメニューは"Jumping Prawn"という名の、海老のカルパッチョのようなものだった。確かに飛び上がるくらい辛いのだが、バジルなどのハーブが使われていて、タイ料理らしくさっぱりとして美味しいメニューだった。
あれほど辛いタイ料理はずっと食べていないから、今では辛さに負けてしまうかもしれない。