高校時代の友人からアスパラが。
去年、「来年は季節が来たら知らせる」と言ってくれたのだが忘れずに注文とってくれた。
炒めて食べると、口の中に広がるのは懐かしい記憶。
味の濃いアスパラでないとやってこない。
子供の頃、北広島近くの山に家族、飼い犬と総出で竹の子とりによく行った。
笹の下に生える細竹だ。
体が小さい子供は笹の下にもぐれるので結構とれる。楽しいoutingだった。
山は草原につながりひろびろと気持ちも良い。
そこには、昔農家があったとおぼしい壁の残りや敷地の枠組みがあり、そのそばに何故か細いアスパラが生えていた。
毎年、同じ所でとれた。
畑だったのだろう。
草ぼうぼうのなかに生えているのだが、味が濃くて美味しいアスパラだった。
一回の食事に家族3人で食べられる位の量はとれたが、とにかく細いので、炒めて食べるのが向いていた。
竹の子はリュック2つぶん位たっぷりとってくるので、皮を剥いてわかめと味噌汁、味噌煮、竹の子ご飯。
新鮮で香りがたまらなかった。
北海道の初夏、ゆるやかな傾斜の草原の香りとのんびり明るい日の光を、久しぶりに思い出した。