雑種犬「風(ふう)」のひとりごと

元保護犬でセラピー犬風愛(ふあ)7歳とパピーの鈴々(すず)の楽しい毎日を575で綴ります。天国の鈴ちゃんの話も出るよ

犬の目に 見えてる色を 再現や!

2008-12-03 11:32:32 | 【番外編】
昨日のブログで犬の色覚について、少し書きましたが
スズママさんから「犬の目には白黒しかうつらない」と聞いたことがあると、いうお話がありました。

実際、私も以前いろんな文献をしらべたところ「犬は色盲」と書かれている古い文献や
新しい本でも、犬の専門書以外の、色の本には「霊長類以外のほ乳類は、色覚がないとされている」と書いてあったり・・・・。
でも、実際に色を判断して「みどり」「青」と色の指示でその色のボールを持ってくることができる犬もいるみたいで、とっても不思議に思っていました。

最近発行された犬に関する文献を見ていると「昔は、犬は色盲といわれていたが、実際は違うことがわかってきた」と訂正しているものも増えてきています。

私も本当は、どうなんだろう?と思って
眼科専門の獣医師さんを取材する時に「犬は色がわかるのかどうか?」という一般の飼い主さんが疑問に思っている質問に答えてくれるようお願いしました。

とても丁寧な先生で、いろんな犬の専門資料や、実際に犬の目にはこんな感じで見ているという写真なども見せていただきました。

その内容を私なりに理解したのが、下記になります。ちょっと難しい話になりますが

●人間の目で見える色
色というのは、光がその物体に当り、その物体の色が出す波長が目入って
人間は色を認識します。その人間が認識できる色は、紫外線と赤外線の間にある
青紫~藍~青~緑~黄~橙~赤までの色。 ちょうど虹の色がそうですね。
これに明るさや暗さが加わって、いろんな色が見えています。

これが波長でいうと青紫の380ナノメートル~赤の780ナノメートルで、人間の可視光とされています。
この波長も青紫~青緑あたりの短波長、青緑~山吹色あたりの中波長、山吹色~赤の長波長とわかれています。
人間は、目の中にある3種類のスイタイというものがあって、その3つの感度によって、青紫~藍~青~緑~黄~橙~赤のすべての色が識別できるそうです。

●犬の目に見える色
犬の場合人間と違って、色を識別する目の中のスイタイは2種類。長波長の色反応するスイタイがないそうです。なので長波長である赤やオレンジ系の色は識別できないそうです。
人間が見える
青紫~藍~青~緑~黄~橙~赤は
犬には
青紫~藍~青~緑~黄
だけで見えてるということです。
また、彩度も人間より低く、少しグレイシュみ見えているという話も教えていただきました。

とうことで、この話をもとに実際に犬には、どんな色を見ているのか
私がパソコンで再現してみました。
これは、私の解釈で再現したものなので保証はできませんが長波長の色をなくてみたものなので
きっとこんな感じだと思います。




赤い紅葉や赤い花はわからないけれと、緑や青空はしっかり見えている感じですね。

そういえば、夜行性のモモンガとかは、暗くても見えているとすると、人間に見えない波長も見えているのかも・・・。動物学に関しては、まだまだ研究段階で、これからいろいろな発表があるかもしれませんね。

赤系統が弱いっていうことは、ふうちゃん! 信号の色は、黄色と青しか見えていなかったのね。
「まだ信号は、赤やでー」というても、わからんかってんや。



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※この記事は、2008年の私がまだ犬のことを本格的に勉強したり、研究したりする前の情報で
いろいろと間違っているところがあります。

犬に見えている緑の範囲は、もっと少なく黄色の濃淡になっている場合が多く、赤もグレーではなく黒っぽい黄みかがった色のようです。
また生理学的研究と行動学的研究などあるようです。
詳しい内容は、こちらで紹介しています。

https://www.street-academy.com/myclass/93729