緊急事態宣言が出されたふありん地方。
昨夜の首相や知事の会見をテレビでしっかり見ました。
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常識的感覚と、自分で判断する知能のある人なら、
首相の伝えたいことがきちんと入ってきたと思います。
あの会見を聞いて思うのは、会見の内容に対して、不平不満を言ったり
あげ足を取るようなことを発言するのではなく
国民のひとりとして、自分がどういう行動をとれば
最善なのか、よく考えて行動するということが大切だということです。
私は、この非常事態に、国も県も市も、とても頑張っていると思います。
国民、県民、市民は、その足を引っ張らないこと。
うちの知事の健作さんは、「自分で考えて行動をしてください。迷うようなことがあれば、それば自粛してください」と訴えていました。
「散歩やジョギングがいいなら、密集した場所で走っていいのか?」みたいな
バカなコメントをテレビで言う人がいましたが
3つの密を避けることは、それらの大前提にあり、そうならないように気を付けて
散歩やジョギングをする・・に決まっているやんか。
とバカなテレビのコメンテーターにつっこみまくりの私です。
「自分が感染者かもしれない」「となりにいる人が感染者かもしれない」そう思うと、どういう行動が適しているのか、考えて行動できるはずです。
もちろん、まだ自己判断ができないお子さんには、ちゃんと保護者が指導してあげる必要はあると思います。
「ちゃんと指示してもらわないと、店を閉めるにも閉められない」と
テレビのロケで言ってる店主らしき人。
訪れるお客さんの中に感染者がいると想定して、そのリスクを予防できる対策をしているのならば、営業を続けても良いでしょうが
自信がないのなら、閉める選択をする・・というのが自分自身が考えることだと思います。
もしも自分が感染して、入院すれば店を開ける、閉めるどころじゃないことを
なんで理解できへんねん!!
テレビを見ながら、つっこむ私です。
さて、首相の会見で「行動変容」という言葉が出てきました。
「行動変容」は、私の研究のベースになっている行動分析学の目的であったりするので、反応してしまいました。
その行動分析学の中に、人の行動を変えるために、言葉で伝える「ルール支配行動」というのがあります。
誰かに指示されたり、教示されたことに従う行動のことです。
「ここは禁煙だよ」と言われて、そこでタバコを吸うのをやめるとか
「禁煙」と書かれたところでは、タバコを吸わない
というようなルールに従う行動のことです。
今回の緊急事態宣言に当てはめると
「外出自粛」「おうちにいよう」といった指示や教示が
言語によって伝えられています。
それに従って、外出自粛や家にいる、自発行動がそれになります。
ルールとは、行動随伴性を記述した言語行動のことだそうで
「みんながおうちで過ごせば(行動)、新型コロナウイルスの感染が広がらない(後続事象)」というものになります。
このルール支配行動は、他の動物に見られない人間独特の行動制御の方法なんです。
このルールを伝えない状態が続くと、みんながいつものように外出し
何万人もの感染者を出し、自分や大切な人が感染し、多くの命が失われます。
しかし、この
「みんながおうちで過ごせば(行動)、新型コロナウイルスの感染が広がらない(後続事象)」というルールを教えてもらった日本に住む人は、
それに「自主的に従う」ことで、その結果が得られるんです。
大切なのは、禁止など強制されるのではなく「自主的」。
本人の意思でその行動をすることにあると思います。
ただし、ルールを教示されても、全員が従うわけではありません。
それは、過去の研究でも明らかで、どの世界でも従わない人間が存在します。
そこで登場するのが、ルールに従う行動を強くする強化子と
従わなかった場合のペナルティとなる罰子の存在です。
アメリカのニューヨーク州では3月22日夜から外出禁止令が出されているそうですが、感染を防ぐために他人との距離を1.8m以上取る決まりだとか。
しかし、守らない人々がいるため、罰金を500ドルから1000ドル(およそ11万円)に引き上げるということがニュースになっていました。
これは、ルールを守らない人に対して、罰子を提示して
守らせるようにする方法です。
しかし、罰子は「みつかりさえしなければ、罰は与えられない」という認識ができると、隠れて違反行動をするようになるだけで
そうとう取り締まりを強化しない限り、効果は期待できないように私は思います。
対して、強化子は、ドッグトレーニングでもよく使用するご褒美となるものです。
今、頑張ってみんなが「おうちにいる」ことを1カ月続けたら
コロナの感染拡大が収束して、また「自由に外出できる日々が来る」。
それがご褒美・・強化子になるはずなのですが
我慢している部分がある人も多いと思うので、直接的なご褒美をもたらす
アイデアを考える必要があると思います。
マスコミとかのメディアも、政府の上げ足取りをしているだけじゃなくて
どうすればもっと楽しくみんなが自宅待機できるのか
強化子となることを工夫して、ガンガン発表すればいいのにと思います。
たとえば、家族全員がおうちにいる日数をゲーム感覚で競争して
高級和牛セットなどの賞品を与えるとか。
感染リスクを減らす行動をする度にポイントがたまるようにするとか。
おうちにいるなら、電話もつながりやすいだろうから、
憧れのタレントさんと会話ができる番組を作るとか・・・。
そういえば、ラジオ番組とかで、応募があった人に
電話をしたら留守だったなんてことがよくありましたが
緊急事態の今は、その心配もない。
みんなが家にいるはずの今だから、できる番組企画もあるだろうな。
と思う私です。
最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。
少しでも早く解決してくれること祈ってます。
毎日お仕事で出勤して、満員電車で「3密」に怯えておられる方も多いはず。
そういう皆さんに迷惑をかけないためにも不要不急の外出を控える。
PCR検査も軽症者が重症者への医療を妨げない為に制限していると思います。
「8割は軽症」とニュースでお気楽にコメントしていた頃から残りの「2割」を自覚していました。
「明日は我が身」
犬も感染すると言われていますから、トレーナーさんのたちのお仕事も今は、厳しいでしょうね。
非常事態宣言が出て、自宅で過ごす時間がたっぷりとある今、今までできなかったような
愛犬たちへのトレーニングをするのもありかも・・と考え中です。
テレビで、東京都は財政に余裕があるので、
今回の休業要請の
補償をしても、ビクともしないと。
ただ、千葉は昨年の台風被害でかなり、苦しい財政で、余裕が全然ないんですよね。
もともと足並みを揃えるのは、困難なんですよー。
感染しても8割が軽症・・・ではなく
感染したら、5人にひとりは重症化して
命にかかわる、もしくは助かったとしても
後遺症が残り、一生呼吸器を外せない可能性があると、ちゃんと伝えないと・・。と思います。
軽症であっても、感染した人曰く「インフルエンザの10倍しんどい」。
「息をする度、ガラスの破片を吸い込む痛みがある」など、もっと伝えるべき。
「感染しちゃったら、した時だし」というような悠長なことを言える病気じゃないことをわかってほしいと思います。