一週間ほど前のニュースだったかな
ペット用のスタンガンを人間の子どもに対して、しつけと称して使用して
虐待・暴行・傷害の罪で逮捕されていたと報道されていましたよね。
ペット用のスタンガンは、犬の首につけて、悪いことをした時に電流を流す
罰として使う道具だと紹介されていて
そんな恐ろしいものが販売されていることにとっても悲しくなりました。
これは、犬に使っても虐待・暴行・傷害だと思います。
世間ではあまり知られていませんが、犬に対する虐待は、2年以下の懲役または200万円以下の罰金。
さらに動物愛護法の改正案では、虐待での法定刑を5年以下の懲役(または500万円以下の罰金)に引き上げる罰則強化が可決されたそうです。
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今朝、お散歩をしていると
前方からパピーからジュニアになる頃っぽいハスキーさんが3名の大人と歩いてきました。
リードを持っているのは、やや高齢の男性。そして後ろにその奥さんらしき女性。
そして、40代ぐらいの女性がいました。
そのハスキーちゃんは、風愛ちゃんを見つけると嬉しそうに尻尾をふって、こっちへ近づこうとしました。
この年代のワンちゃんとしては、とっても素直で当たり前の行動です。
その時、後ろにいた40代ぐらいの女性がリードを持つ男性に対して
「そこで呼び戻して」と指示。
男性は、「カム」の声と共にチェーンチョークをつないだリードを
強く高く引っ張りあげ、その勢いでハスキーちゃんの首が強く引っ張られ
男性の足もとに・・・・・。
「いいですね。その感じです」と指示をした女性の声。
多分、この女性はドックトレーナーさんなんでしょうね。
呼び戻すって、私たちがいつも行っている呼び戻しは、犬が自主的にそばに来るように教えて
来たら褒めたりご褒美になることをプラスするという、提示型強化法。
しかし、このハスキーちゃんの飼い主さんが学んでいる呼び戻しは、力づくで
引っ張り、チョークチェーンで罰を与えるという提示型弱化法です。
このハスキーちゃんが他の犬を見た途端、チョークチェーンで引き上げられるという嫌悪刺激を
与えられ続けたら、
今は他の犬に興味を持ってフレンドリーな感じだけど
他の犬とチョークされる嫌な刺激がレスポンデント条件づけされて
犬嫌いになったり、他の犬を見る度に吠えるようになるのでは?
とその副作用に対して、とっても心配になりました。
教えているトレーナーさんは、罰の副作用に対して、どれぐらいの知識があるのだろう。
今はとっても素直そうに見えるこのワンちゃんが将来どうなるんだろう・・・と。
科学的な行動理論に基づく犬をしつける方法が一般化している現在
まだこんな方法を教えているんだ・・とちょっと悲しくなりました。
帰り道、道を渡ったところで、今度は奥さんと思われる方がリードを持っていました。
鈴ちゃんとすれ違ったのですが、その時にもチョークを引っ張るように指示されて
力のない奥さんは、なかなか強く引っ張ることができなくて
何度もやらされていました。
やや高齢の女性に力に頼るコントロール方法だけを教えても、大変なだけ。
成犬になるともっと力強くなるだろうし、それを力と罰を与える道具で対処しようとすると
もっともっと副作用が出る。
指導している人は、それに気が付かないんだろうか。
私は、わざと鈴にヒールでオスワリを指示し、しっかりほめてから通り過ぎました。
それが精いっぱいのアピールでしたね。
さて、帰宅後
風愛ちゃんにシェイピングでサッカーボールを叩くことを教えようとトライしました。
犬に行動を覚えさせるには、誘導でそのカタチを覚えさせる方法や
さっきのチョークチェーンなどの罰の道具を使って強制的にやらせる方法、
そして、犬が「自分は何をすべきか」を自分の頭を使って考える力を養うシェイピングの方法などがあります。
風愛ちゃんには、誘導法で教えて、それをオペラント条件づけで強化する方法で教えることが
多かったんですが、そろそろ頭を使うこともちゃんと教えて行きたいなーと思って
シェイピングでやってみました。
誘導での教え方は、フードが大好きな子は、ついてきてくれて覚えてくれやすいのですが
どうも忘れやすかったり、誘導のフードがなくなると途端に反応が悪くなることも。
それに対して、シェイピングは、自分の頭で「何を求められているんだろう」と必死で考えるので
覚えたことは、なかなか忘れないみたいです。
サッカーは、鈴ちゃんが1歳の時にシェイピングを使用して教えました。
数年前に確認した時も、すんなりやったので今回はどうかな?
と、まず鈴ちゃんが覚えているかどうかの確認をしました。
シェイピングで教えた「サッカー」を久しぶりにやったよ。雑種犬鈴ちゃん8歳
全然サッカーボールを見ていない時に、「サッカー」と声掛けしたら、
自分でボールを見つけて、トン!!
数年ぶりでも、ちゃんと覚えていました。
さて次は、風愛ちゃんです。
まずは、サッカーボールと自由なふれあってもらいました。
風愛ちゃんは、おもちゃとして認識しているみたいで楽しそう。
これならシェイピングもうまくいく・・と思ってトリーツを用意した途端
サッカーボールをほったらかしにして、「ママ💛トリーツくださいな」モードになってしまって
ママの目の前から離れません。
そして、ママの目の前でオスワリをして「くださいな」状態でじっと待機。
動かなかったらシェイピングもできないやんか。
ママの持つトリーツから気をそらせるために、部屋をうろうろ。
風愛がサッカーボールの方を何気に見た瞬間を狙ってクリッカー。
何度か繰り返した、ようやく「サッカー」の声でサッカーボールに手をかけるようになりました。
風愛ちゃんに「サッカー」をシェイビングで教えはじめました。
今日はやっとここまでです。
シェイピングで教える時は、私もゆったりとした気持ちで時間をかけられる時じゃないと
なかなかできないのですが、また機会をみつけて教えて行きたいと思います。
最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。