エッセイ「誕生日に作った海鮮丼」@東都生協の海づくり
2009年12月の東都生協のカタログに 私のエッセイ「誕生日に作った海鮮丼」が掲載されました
この頃は 料理の世界を目指す家族の応援と そしてスローフード運動について学んでいた
読み返してみると ほんとに真摯な思いだったなぁ...
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エッセイ「誕生日に作った海鮮丼」
(2009年12月1回 東都生協カタログ表紙/写真)
二男の誕生日に海鮮丼を作った
生協で 北海道(江刺)産のいくらを頼んだのがあったので 海鮮丼にしようと決めた
隔週で頼んでいる有機野菜のボックスもちょうど来たので 葉つき人参の葉っぱとちりめんでかき揚げを作って 有機かぶでお味噌汁を作った
しそは うちのベランダで採れたもの
このいくらは 「魚つきの森」運動を続けている北海道江幸産のものだ
森林の生み出す栄養分が 川から海に流れ込み 海の幸に恵みをもたらすので 森づくりが大切だという
最初はなぜ漁協が植樹運動をしているのかなと思ったけれど...
それを初めて知ったのは 「スローフードな日本」という本を読んだ時だ
(島村奈津著 新潮社刊 第5章「牡蠣が見上げた森」参照)
せっかくこうして素晴らしい食材が届いても 日々忙しくて簡単なレシピしか作れず忸怩たる思いなので せめて週末くらいはと せっせと作る
「浜のおっかさん」みたいに 強靭な体力が欲しいよぉ...
それでも隔週で届く有機野菜のボックスには それぞれの野菜の簡単なレシピがちゃんとついているので まだ作ったことのないレシピに次々挑む
限られた時間の中で どれだけのことができるのだろうかと考えながら 毎日作る
作ってくれた人 運んでくれた人 そして食べる人の思いに支えられながら...
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浜のおっかさんからは 「ありがとう! 元気の糧をもらいました!」との嬉しい答えが返ってきました
暗いうちから沖にでる秋鮭漁は 家族総出の作業とのことです
生協の食材メインで子育てをしてきた 子供の年齢と同じだけ長くいる組合員の私にとって とってもなつかしい自分のエッセイなのでした...💖
この頃は 毎日新しい発見があって きらきらしていたなぁ...(#^.^#)