演劇への入口講座「はじめての文楽 その魅力 - 解説者と人形遣いの立場から - 」の思い出@日比谷図書文化館&文楽についてイタリア語で話す
日比谷図書館文化館主催の文楽の講座に初めて参加し 聞いてきました「はじめての文楽 その魅力 - 解説者と人形遣いの立場から - 」
最初に イヤホンガイド解説者の高木先生のお話を聞き 文楽の歴史や特徴をおさらいし 後半は人形遣いの吉田勘彌先生が 人形を遣いながら実施で「人形遣い」を見せてくださいました
世界各国に様々な人形芝居がある中で 「三人遣い」方式は日本だけ
(ただし3人で動かすため 1人の時よりも大きな人形を作り大勢見られるようになったが 3人分のギャラを払うことになったという話...)
文楽という名前は明治以降 「文楽座」から来ており それまでは「人形浄瑠璃」と呼ばれた
人形の遣い手を傀儡師(かいらいし)と言った 琵琶法師により浄瑠璃が奏でられ(平家物語など) やがて人形と浄瑠璃がドッキングした(江戸時代)
近松門左衛門は 作者の氏神とも呼ばれた
また歌舞伎作品の約3割が 人形浄瑠璃で演じられたものとのこと
世話物 時代物 景事(けいごと) を それぞれの映像と共に見せてくださいました
太夫と三味線と人形遣いによる「三業一体の芸」です
人形を動かすのは 主遣い(おもづかい) 左遣い 足遣いの3人 触れた身体を通して「気」が伝わり ぴたりと息が合い 見ている方には人形しか見えなくなるという域に達する...
また人形のさまざまな「からくり」を実演してくださり 女の面が一気に鬼の顔に変わり 角が飛び出すしかけには驚きの声を挙げてしまいました!
人形は人間の8割の大きさでかなり重く この機会に解説の方も初めて実演され会場は驚きでした!!
着物の下は案外何もないので それが「生きているかのごとく」動くのに 足遣い10年 左遣い10年 そしてようやく主遣い10年で到達すると伺い 芸の深さに感じ入りました
次は本物を見に行きました(*´ω`*)
すばらしい講演を開催してくださいました日比谷図書館文化館様に心よりお礼申し上げます(2016.1.31)
日比谷図書文化館は こちら
「文楽「義経千本桜」観劇の思い出@国立劇場」は こちら
* * *
文楽についてイタリア語で話す
文楽
bunraku, teatro tradizionale giapponese dei burattini acoompagnato da canto jō
ruri
浄瑠璃
recitazione drammatica con l'accompagnamento musicale
人形浄瑠璃
teatro dei burattini (手遣い人形)
文楽 bunraku
Il bunraku è un teatro di marionette accompagnato dalla musica dello shamisen e da canzoni dette jōruri.
Deriva da gidayū-bushi, un tipo di jōruri composto da Takemoto Gidayū nell'epoca di Edo.
Takemoto e lo scrittore Chikamatsu Monzaemon trasformarono il jōruri in un'arte teatrale.
文楽は 三味線の伴奏で語る浄瑠璃と 人形劇を合わせたもの
浄瑠璃は 江戸時代に竹本義太夫が 義太夫節をつくり、作家 近松門左衛門と組んで 戯曲として完成させた
人形 marionette
Le marionette sono composte di testa, corpo, braccia, gambe e costume.
Le marionette dei personaggi femminili non hanno le gambe, e si usa il kimono per simularne i movimnti.
Gli occhi, le sopracciglia e la bocca vengono mossi con dei fili.
人形は かしら 胴 手 足 衣装から成る
女人形は足がなく 衣装の裾をさばくことで 足があるようにみせる
糸で操作すると 目 眉 口が動く
人形遣い burattinai
Ogni marionetta è mossa da tre burattinai: Omozukai (tiene il corpo e muove la mano destra), Hidarizukai (muove la mano sinistra) , Ashizukai (muove le gambe)
Kurogo 黒子
l'hidarizukai e l'ashizukai indossano abiti e cappucci (頭巾) neri
Butaigeta 舞台下駄
scarpe con suole (ソール) di 15-20 centimetri, indossate dall'omozukai
出典: Il Giappone a coplo d'occhio (現在絶版)
また 文楽は2009年に そして シチリアの人形劇(opera dei Pupi, teatro delle marionette siciliano)も ユネスコの無形文化遺産(i Patrimoni Orali e Immateriali dell'Umanità)となっています(2001年)
イタリアの無形文化遺産は こちら
*写真は 会場に置かれた文楽の人形 実際に動かしてくださいました!!
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