日本農業新聞e農ネットに「「奇跡のお茶」予期せぬ反響 「災害にめげない」と商品化 静岡県浜松市の地滑り茶園 (2013/12/24)」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
4月に茶園の地滑りが発生した静岡県浜松市天竜区春野町杉地域で、崩落せずに残った茶を「奇跡のお茶」として販売する取り組みが話題を集めている。
考案したのは、同地域茶生産組合副組合長の杉本隆さん(65)。
災害にめげずに前を向こうと始めた取り組みだったが、“すべらない茶”として、受験生の家族らから注文が殺到。
予期せぬ反響に、他の組合員と協力しながら対応に追われている。
・受験殺到 好評「すべらない」
同地域で地滑りが発生したのは、一番茶の摘採を目前に控えた4月下旬。
15アールの茶園が崩落し、崖上と崖下合わせて6世帯24人が一時避難する事態となった。
杉本さんは避難世帯ではなかったものの、収穫直前の茶園を失った農家の仲間に「掛ける言葉が見つからなかった」と振り返る。
幅150メートル、高さ90メートルという大規模な地滑りの割に被害茶園はわずかで、それ以外の地域内の大部分では一、二番茶の摘採を終えることができた。
杉本さんは「地滑りの様子は当時、メディアで報道され、知人から見舞いの電話がよく掛かってきた。地域で無事、茶が生産できたことを伝えたい」と考え、「奇跡のお茶」の販売を企画した。
11月中旬の販売当初から話題を集め、用意した1000袋(1袋80グラム、1050円)はすぐに完売。
急きょ、同組合の出荷先であるJA遠州中央から荒茶の在庫を買い戻して注文に対応。
販売開始から1カ月で5000袋以上が売れた。
杉本さんは「直販でこんなに茶が売れたことは今までない」と驚きを隠さない。
受験の願掛けで買う人の他、東日本大震災の被災者からの問い合わせもあり、「同じ自然災害の被災者として、前を向く姿に励まされた」といった反応もあったという。
崩落茶園の所有者で、同組合長の山下太一郎さん(66)は「取り組みが多くの人にこの地域のお茶を知ってもらうきっかけになれば」と話す。
というもの。
この事はテレビでもやっていたから、知っている人も多いかも。
こういう事って言っては絶対にいけないのだけれど、お米にも、こういうものないかなぁ。