20・21日の2日間。
JAしまね3地区本部合同の「島根ご縁三国結び米(隠岐 石見銀山 島根おおち地区本部)農産物販売イベント」が、スズノブ店舗前で開催された。
大寒で、都心でも雪が降るかもしれないという、お客様が敬遠しがちな日であったことから、何時ものように売り場にお客様が溜まるという光景は少なかった。
パラパラと来店は続いていたものの、見ている限りでは、沢山買い求めているという感じもしていなかった。
なので、「天候に負けたかも」と思っていた。
しかし実際、初日でほぼ野菜関係は完売してしまっていて、2日目に販売できる野菜は、たった1箱だけの分であった。
ということは、来店されたお客様は、必ず何かを買って帰てく繰れていたのだろう。
それは嬉しいことであった。
しかし、本来の目的である「お米」が売れていない。
試食はしてアンケートを書いてもらうまでは、なんとかできていたと思う。
しかし、産地から人が沢山来ているのに、お米を進めることが出来ていない。
なので試食で終わってしまう。
もう一つ突っ込んで、お米を買って帰ってもらうというところまでは出来なかったようである。
なぜか?
自分たちが栽培しているお米を、自分が売るのである。
普通に考えれば、沢山売れて良いはずである。
なのに売れことが出来ない。
全ては、自分のお米についての説明が出来ないからである。
「安心・安全」は、自分たちのような店に来ている消費者にとっては、当たり前過ぎる最低基準である。
安心・安全と言うのであれば、慣行栽培米は100%認めてもらうことは出来ない。
慣行栽培米を買うのであればスーパーで十分で、わざわざ自分の店まで来る必要はない。
「こだわりました、差別化をしました」と言うのであれば、どこをどのようにこだわったのか、どんな差別化をしたのかという具体的な説明が必要となる。
さらに、それらについて、実際に食べた時に違いとなって表れているのかも必要となる。
良く産直している生産者から、「そんなにお米について、色々と言う人はいない」と言われるが、それは間違いである。
言っても聞いてくれない、解りやすく丁寧に説明してくれないから、言うだけ無駄と割り切っているからである。
(生産者に聞いても教えてくれないからと、自分に聞きに来る消費者が多いのが、それを証明している)
隠岐 石見銀山 島根おおちの3地区本部のお米が並んでいれば、消費者としては、その違いを知りたいのは当然。
お米にこだわっている消費者であれば、なおさらのことである。
しかし、3地区本部とも、リーフレットに書いてある程度の説明しか出来ていなかった。
良く考えれば、リフレットの内容が、シッカリと書き込んであるともいえるのだが・・・
しかし、それでは駄目である。
その程度の内容であれば、リーフレットを読めば判るからだ。
消費者は、常に新しい情報を欲しがっていする。
せっかく買うのであれば、ちゃんと納得して買いたいと思っている。
だから情報を新しくする様に産地には言っている。
Facebookも頻繁に書くようにと指示をしている。
情報の伝え方は、口が達者であるとか、口下手だからという事は関係ない。
消費者が聞きたがっていることをシッカリと理解して、判りやすい表現で説明するだけである。
それには、100%「慣れ」しかない。